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ギルメン!  作者: 風竜
~雪山~
21/30

21話 雪山での鉱石依頼

これから雪山編に入ります。

主にリンの剣のために鉱石をとりにいく物語なんですが…


「ギャー!!!寒い!!!!」


毛皮のフードを着ながら、カイトたちは雪山の中をさまよっていた。

前はブリザードのような状況でよく見えず、ただ前を行くしかなかった。

体が氷結してしまうくらいの寒さを耐えながらカイトたちは歩く。


しばらくして、小さな洞穴をリーナが見つける。

カイトたちは急いでその洞穴に向かった。

近くにあった木を集め、カイトは自分の手から炎を出して、木を燃やす。


「…カイト、お前…迷ったのか…?」

「え…いや、そうゆうわけじゃねぇんだよ。アハハハ…」


カイト、レイン、リーナ、リンたちは今回雪山での鉱石を取るように依頼を受けたのだ。

それは遡ること4日前…








リンは自分の新しい剣のため、武器屋に行こうと行ったのだ。


武器屋に着いてから、リンが剣を選んでいたとき、ふとある剣を手に取ったのだ。

リンが持っていたのは刀だった。鋭く刃を光らせている刀を見たリンは、それを買おうとした。

だが、刀はどれも高く、とても買える状況ではなかった。残念そうにリンは俺と一緒にギルドに戻ろうとした時だった。

すると、武器屋であり、鍛冶屋でもある、スミスという名前の女が出てきた。


「あんた、刀欲しいの?」

「ああ、でも金がない%&$#…」


途中から何を言っているのか分からないリンをどかし、カイトが話をする。


「でも、俺たち刀を買えるほどの金持ってないんだ。」

「だったら条件をクリアしてくれたら、ただで刀…二本、あげるわ。ま、絶対無理だとは思うけど…」


依頼の内容は、この時期に輝く鉱石、ダイヤミスリル鉱石を取ってきてほしいという依頼だった。

だが、雪山にあるため、気をつけろといわれたのだ。

しかし、何も剣を持たないリンのために、特別に刀を貸してくれた。だが店の中で一番安い刀であったが…






そして現在に戻る。


カイトは炎の魔法が使えるようになってから、寒さに大丈夫にはなったが、他のリーナやレイン、リンたちは凍えるように体が震えながら、たき火に手をあてていた。


「今日はここで野宿だな…おそらくこのブリザードが止まることはないと思うが…」


カイトがそういうと、他の三人はうなずき、そのまま寝ようとした。

それをカイトが止めようとする。


「待て!!まだ寝るな!!このままだとお前ら寝てるときに心臓まで凍っちまうぞ!!!」


冷静に判断をして、カイトは外に出て、せっせと雪を洞穴に入れ込み、それを壁上にした。

これで雪は入ってくることはない。


カイトが用事を済ませて三人の方を振り向くと、すでに寝ていた。


「寝るの早すぎるだろ…」


カイトは少しため息をつきながら、寝た。










「グロンド様!何者かが、このフリーズ山に来たそうです!!」


一人の巨体の男が階段の上で座っている男に言う。


「そうか…やはり鉱石狙いか…。よろしい、教えてくれて感謝する。」


ウス!と言いながら、巨体の男はそのまま出て行く。

椅子に座っている男は不気味に笑う。


「いい度胸だ…俺たちのギルド、氷結ブリザードギルドに手を出そうとするとは…思い知らせてやろう…ハハハハハハハハハハハハ!!!」






誰だ!!!あの男!!!

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