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ギルメン!  作者: 風竜
~古代遺跡~
18/30

18話 一つの人間

うおおおお話が思いつかない。

と思っているのが最近です…


カイトはその男の方を向く。男はリンが落とした黒の剣を拾う。

男は不気味に払いながらカイトの方を向く。


「こいつ(リン)の体は俺のものにしてくれてサンキュ~。おかげでまた人が斬れるぜ。」


何を言っているのかカイトには理解できない。

だが、リンの体があの男によって吸収されたのは確かだと分かった。

すると男がまだ話し始める。


「俺はね、こいつの本当の力を持っているんだよ。こいつ(リン)が魔法を使えなかったのは、ずっと俺がその力を持っていたからなんだよね~。それとね、こいつはもう助からないから。」


ますます訳が分からなくなるカイトはただ男の話を聞くしかなかった。

すると男が話し始める。


「もともと俺は殺人をしていたか処刑された人間なんだけどよ、何百年も前に死んで、死人の魂としてさまよっていたんよ。それでこいつの(リン)が俺にあまりにもそっくりだったから、あいつの首飾りに俺の魂を移したんだよ。この俺の死んだ肉体は俺が指示することで動く仕組みになってたわけだよ。」


殺人?首飾り?

そんなことはカイトにとってどうでもよかった。

話を大体理解したカイトは指の骨を鳴らす。

やるべきことは分かった。あの男をぶん殴って、強制的にリンを取り戻すことだった。


「つまり、お前の魂を消滅させれば、リンは戻ってくることだよな!!!!!!!」


カイトが拳を握り殴りかかる。拳は見事に男の体に当たった。

当たったはずだった。だが違った。



男の体に当たったはずの拳はそのまま男の体を貫いた。

手ごたえはなく、拳はただ男の体を貫いただけだった。


そして、カイトはそのまま男の蹴りで吹き飛ばされる。


「ッ!!!!」


石柱が崩れ、煙が立つ。

男の体は元に戻り、そのままカイトが飛んでいったところを見た。

だが、その男からビカッと音と光が鳴る。




男の体には、青い雷が見えた。




異人化スーパーマン雷神サンダーゴット…」


男はそう呟く。

石柱から顔を出したカイトが驚く。


「どうなってる…お前の体…」


「お前の打撃は俺には効かない。俺は雷神らいじんになったからな。」


男は剣に雷を纏い、カイトに斬りかかる。

カイトはそれを避けるが、男の蹴りがカイトの腹に入り込む。


「ごは…」


そのまま男はカイトを斬ろうとする。カイトはぎりぎりのとこで剣の攻撃を避けた。

だが雷を纏った剣は、地面を割り、爆発のような音をたてた。


カイトは立ち上がって、顔を手で拭う。


こいつは普通じゃ倒せない。どうすればいいのかカイトは考えた。

するとカイトは自分の足に履いているものに気づく。

ゴムで出来たサンダルだった。


「なんで俺は早く気づかなかったんだ!!!」


カイトは走りだしで、男の方に向かう。

足に炎を纏い、ジャンプして、蹴りかかる。


「無駄だ、お前では俺に触れることは…」


だが、次は違った。

グシャリ、と音をたてて男が吹き飛ばされる。


カイトはそのまま走り出し、吹き飛ばされた場所に炎の蹴りをぶち込む。


火炎脚ファイヤーレッグ!!!!!!!!」


灼熱の炎が男の腹に入る。


「ブハァ!!!」


男は血を吐き、立ち上がろうとする。

だが、カイトは蹴り続け、攻撃を与える。


しばらく蹴りを打ち込んで、カイトは一旦距離を取る。

男はゆっくりと体を起こして、立ち上がる。


「なぜ…俺に触れる…ゴファ!!」


カイトは鼻から出てくる血を手で拭い、答える。


「ゴムは電気を通さないからだよ!!」


それを聞いた男は笑い出す。男は笑いながら、剣を構える。

カイトは自分の着ていた上着を脱いで、身軽になる。


互いに睨みながら、構える。


「おもしれぇ!!てめぇをぶった斬ってやるよ!!!」


「上等だ!!!!やってみろやクソ雷やろうが!!!」



そして、決着がいよいよ着く。








なんだこの展開…

ゴムは電気を通さない…はず。

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