17話 死者の魂
もはや自分でも何を書いているのか迷ってきた…
だが、がんばる…
下痢にも負けずに…
出てきた人間はゆっくりと歩き出す。長い青の髪が左右にゆれながら、歩いてくる人間にカイトたちは身構える。リンは剣の柄を握りしめる。
瞬間、その人間はリンに走り出す。
長い髪の毛が舞うように、その人間の顔が見える。
だがその顔はあまりにもリンに似ていた。
その男はリンに飛びかかる。
カイトはリンの危険を感じて、リンのところに向かおうとする。
だがリンは鞘から剣を抜く。黒い刃の長剣を構え、ゆっくりと腰を落とす。
勢いよく、リンは剣を片手で振り、長い青髪の男の体を斬る。
男の着ている鎧が切れて、そのまま倒れこむ。
「す…すげぇ…」
リンはゆっくりと剣を鞘にしまい、その男を見る。
斬ったところは痩せた体が見えた。血は出てはいなかったいなかったが、骨が丸見えだった。
リンはそのままその場を立ち去ろうとする。
しかし、それだけでは終わらなかった。
リンが後ろを振り向いたとき、その男は立っていた。
傷口はなくなり、鎧も直っていた。
カイトはそれを見た瞬間、走ってリンをどかして、その男のほうに向かう。
右手に自分の炎を纏わせながら、その男に向ける。
「火炎拳!!!!」
カイトの炎の拳がに向かう。だがその男はカイトの攻撃を避け、リンのところに向かう。
炎の拳は地面を砕くほどの威力だった。カイトはリンのほうに急いで向かう。
男はリンをつかもうとして、手を伸ばす。リンは剣を抜いて、男の右腕を切断した。何百年も経っている体のせいか、あっさりと切れたのである。だが、男はそのまま左手でリンの首もとを掴む。
切断されたはずの右腕は男のところに戻り、繋がった。
カイトはその男を取り押さえようとする。だが、男はカイトを足の蹴りだけで吹き飛ばす。
「っつあ…」
カイトはそのまま石柱まで吹き飛ばされ、崩れた石柱の中に埋まってしまった。
男はリンの首を絞め、ゆっくりと持ち上げる。握っていた剣は下に落ち、何もできない状態になっていた。男はリンの首飾りを取り、その紐を引きちぎった。
苦しくなりながらも、リンはその男を腕を掴んで抵抗しようとした。
だが、男の力はあまりにも強く、リンはそのまま気絶してしまった。
男はリンの首飾りを握り締める。
そして、そのままドクロの首飾りを手で割った。
首飾りからは黒い煙のようなものがでてきて、そのまま男の体を包み込んだ。
リンも煙の中に引きずりこまれていった。
□
遠くで石柱に埋まっていたカイトが崩れた石柱をどかして出てくる。
周りを見てみるが、リンの姿はなかった。
だが、黒い服を着た男が立っていた。
手にはリンの持っていた剣を持っていた。全身が黒の服を着ており、髪は青い髪だった。
そしてその男は振り向き、カイトに向かってこう言った。
「ご協力、ありがとうございましたぁ~。」
何がどうなったんだろうか…
次は戦いだと思われる…