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ギルメン!  作者: 風竜
~アニマル島~
11/30

11話 勝負

YES!I!CAN!

私はできる!

小説11話更新。


立ち上がった神獣はそのままカイトのほうに突進していく。

走りながらくるその姿はまるで暴走する列車のように。


角を突きたててくる突進をカイトは炎を纏い、飛び上がる。

突進を避けてから、空中に浮きながら着地する。

神獣は止まり、またカイトのほうを見る。


また突進をして、カイトがまたそれを避けた。

だが、空中に浮きながらカイトは神獣の体の上に着地する。

そしてそのまま一直線に走り出す。

手に炎を纏って、それを角に向けてぶつける。


ゴンッ!!!と鈍い音をたつ。神獣は角の痛みを感じて、必死にカイトを落とした。

落とされたカイトは着地してから様子をうかがう。


すると、その神獣は自分の角を天に向けて叫ぶ。

それはアスカと同じ姿に見えた。


雲が暗くなる。雲の上では雷が鳴り響く。

そして神獣の角に一つの雷が落ちた。神獣はその雷を帯びた。


角は雷の剣かのように輝いていた。そして、その角を縦に振り落とす。

すると、その角から斬撃のようなものが飛ぶ。

地面は真っ二つとなり、岩もきれいに割れていた。


こんなすさまじい威力をくらえば間違いなく死ぬ。

カイトはビビリながらも猛ダッシュしながら神獣に向かう。


だが、その雷の角は斬撃だけではなかった。

頭を高速で突いて、槍のようなものを飛ばす。


「グァ…!!!!」


その槍のようなものがカイトの体を突く。

そのままカイトは転がり、森の茂みの中に入っていった。

すぐ立ち上がり、傷跡から落ちる血を抑えながら、森を抜ける。


だが、出てきた瞬間、さっきの槍の攻撃が来た。

傷口を抑えながら走る。だが、圧倒的に速さが足りなかった。

カイトはそのまま背中に槍の攻撃を受ける。


「グァァアアアア!!!」


槍の衝撃で吹き飛ばされ。そのまま岩に衝突する。

口から血を吐いて、岩から崩れ落ちるかのようにカイトが倒れこむ。


体は傷だらけで、そこから大量の血が出ていた。

視界がかすみ、カイトは目をこする。

だがカイトにはもはや立つのがやっとだった。


地面に血のたまりができる。それを見てからカイトは正面を見る。



だが次の瞬間、カイトの腹にその神獣の角が貫く。



そこから神獣は角からカイトを振り落とした。

人形のように飛ばされ、そのまま森の中に消えていった。


狼はそれを見て、そのボロボロの体を動かして、カイトのところに向かう。

その時、その神獣は空を飛んで、どこかに消えていった。











「さっきのは一体…」


夜になっていた。洞穴からカイトの様子を見に行こうとしていたリンは、森のなかで探していた。

思っていた以上に夜の森はランプをつけていても探しずらく、草を掻き分け探していた。


すばらくして、木の下にランプをあてて、リンは驚く。


それは血の跡だった。


そのあとをランプで照らすと血の跡が残っていた。

リンは急いでその場所に向かっていった。

ランプを揺らして、いそいでリンは向かった。


その場所につくと、カイトと狼の姿があった。


カイトは腹の傷を炎で燃やして、血を止めていた。

狼はそのままカイトのそばで倒れこんでいた。


リンはいそいでカイトのところに向かった。

カイトはリンのことに気づいて、振り向いた。


「おい!どうゆうことだ!!一体何があったんだ!!狼までやられてるじゃねぇか!!」

「やられた…例の獣に…」

「とにかくしっかりしろ!!いま洞穴に向かうから。」


その時、茂みからカサカサと音が鳴った。

リンは振り向いて、身構える。茂みから影が出てきた瞬間、リンは近くにあった棒をぶつけようとする。


だが、茂みから現れたのはリーナだった。










「さ…サンキュー…リーナ…」


リーナの手には緑のオーラのようなものがあった。

これは回復魔法の初歩的な魔法〈ライフホーリー〉である。

リーナはこの依頼を受ける前、アワに回復魔法を教えてもらっていたのだ。


「しかし、まさかお前が魔法が使えるとは…」


驚きながらリンが言う。

手のオーラをやめて、持ってきていた包帯をカイトに巻き、リーナはカイトの手当てを終えた後、ハァーとため息をついて、手を下げた。


「回復魔法は魔力の消費もすごいから大変なのよ…」

「とにかくサンキューな。カイト立てるか?」


リンの手を借りてカイトはゆっくりと立つ。

だが、まだ意識がはっきりしていないため、すこしよろめいた。


「おい!大丈夫か?」

「サンキューリーナ…これで動ける。」

「は…お前なに言ってるんだ!」


リンがカイトの体をおさえて言う。


「お前のその傷でまた行くのか!?やめてくれよ!!俺はこれ以上お前の傷つくのを見たくねぇ!!」

「じゃあお前はこのままあいつをほっとくのか…」

「そうじゃねぇ!ただ俺は…」

「俺は神獣あいつとケリをつける。止めないでくれ。」

「ッ…」


カイトはそのままリンの手を振り払い、再びその場所から抜け出した。

リーナはリンのところに向かう。


「大丈夫だよ、カイトは死なない。ね?」

「クソ!!」


リンは自分が何も出来ないのが悔しかったのである。







そして、カイトと神獣との決着がつく!!




バトルがあんまり表現できないです。

書き方変えてみたのでよろしくおねがいします!

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