1話 始まり
本当にまじめに考えた物語かもしれません
てなわけでこれからこの小説を書かせていただきます
どうか最後までお付き合いお願いします
「なんだこれ…」
自分の体を見て驚いたカイト
その自分の周りには赤く絶えることのない炎があった
普通の炎とは違い、なぜかとても暖かかった
それはまるで誰かのぬくもりのように
そしてカイトは思った
この炎は一体…?
西暦965年5月24日
魔術学園 男子寮
その日、カイト・フェリスにとってとても人生で最高で最悪の日であった
いつものようにカイトは魔術学園に通学していた
魔術学園とは、世界の3分の1をしめる大きな学園であり、
化学も進んでいれば、魔術も進んでいる
言ってしまえばとても進んでいる都市でもある
この学園には約40万人もの人がいる
年齢制限もなく、自由な学園だ
幼い子供でも入ることでも出来るのである
そのなかで魔術が使えるのは約4分の3である
そのうちの4分の1は魔術をほとんど使えない
それはただ努力しなくて使えないわけでない
その魔術が使える使えないかは生まれたときに決まっていることである
親からの遺伝子などで変わるわけではないのである
例えば魔術を使えるA子が子供を生んでその子が魔術が使えないことがあるのである
だが、決して全く魔術が使えないわけではないのである
魔術は簡単にいえば自分の魔力をイメージさせて、それを実体化させるものである
氷の斧を作るのであれば、自分がイメージをして魔力で形をつくれは出来るものである
それだけで魔術が使えるものや使えないものに分けられる
だがたとえイメージどおりに出来たとしても、耐久性がなければ意味をなさない
ようは魔術をどれだけうまく使えるかでこの学園での強さである
この学園のもっともの特徴はギルドという集団である
ギルドは約100以上の数もある
そのギルドのなかで、他のギルドとの戦いなどでギルドの強さを試すのである
そしてギルド同士での戦いでギルドの順位を上げることができるのである
ちなみにギルドは人数制限はなしで、罪人でもギルドに入れてもいいのである
その罪人たちが集まって出来る闇ギルドもある
「ったく…俺はどうがんばっての魔術を使えないのかよ…」
だがなぜかカイトだけには魔術が全く使えないのである
いつもの通学路を通りながらカイトはつぶやく
それでもがんばったカイトだったが結局は使えずに諦めてしまった
だがカイトは魔術を使えないことを思うと
魔術は使えて得なのか?
もし自分が魔術を使えたらと思うと、誰か大切な人を守るために使いたい
それしか思い浮かばないのである
仮にただのけんかで魔術を使うほうがよっぽど馬鹿だとカイトは思う
そういつも思いながらカイトは日々をおくっていた
そして自分のギルド『ビリーブ』に着いたカイトである
このギルドは一度はある人物が世界に革命を起こしたことで有名になったが
今はその人物がいなくなり、ギルドは弱体化し、いまはほとんど誰もいないのである
ドアをあけて中に入ると
1、2、3、…6、7人…
たったの7人である
激しく鬱である
(また人減ったな…)
いつものことである
これがいつもカイトがおくる日々なのである
「おー、カイトやんか」
机に座りながら、ぼさぼさした青髪をした男がニコニコしながら手を振る
「いっしょにどうよ?オセロ」
「やんねーし、なんでお前はそんなにいつもニコニコしてるんだ…」
といいながら青髪の机の近くにある椅子に腰を下ろすカイト
日々人が減っていくこのギルドにこいつはなんとも思わないのか
「俺は寮にいても暇だから、ギルドに来てるだけだよ」
リン・シャオン
歳は俺と同じ16歳で、いつもニコニコしている
こいつも俺と同じく魔術が使えない男だ
青髪とドクロの首飾りが特徴な奴だ
「カイト、お前もそろそろギルド解体するか?」
「ふざけたこというんじゃねえよ」
確かに俺が入ったすぐの頃にこのギルドのマスターは消えたからな
そこから人は急激に減ったし、ギルドも弱くなった
いまでは俺がギルドマスターだし
「ねぇねぇ、何してるの?」
オレンジ色のツインテの女がくる
リン「なんだよリーナ、お前まだいたのかよ」
リーナ「な…人が勝手に抜けた設定にするな!」
リーナ・グローゼ
歳は15歳で、長いオレンジ色のツインテの髪型が特徴である
やさしくて、負けず嫌いな少女だ
「なぁカイト、どうすんだ…さすがにこのままだとギルドを強制的になくされるぞ」
「ま…確かにそうだが、俺は魔術は全く使えないからな」
と話していると
ドガッ!!!と音をたてながら三人組が入ってくる
「これが最弱ギルドだっけか?プハハハ」
スキンヘッドの男と、グラサンをかけた二人がいた
こいらは闇ギルド『ダークネス』というギルドの一員である
スキンヘッドの男は闇ギルド『ダークネス』のちょっと偉い奴で
ダンマというおっさんである
おそらく残りの二人はその手下かなんかだろう
ダンマ「ったく、なんでこんな最弱ギルドがまだ残ってるんだね~」
手下「ですよね!兄貴」
「てなわけでさ~、俺がこのギルドつぶすわ」
といって周りを見渡すダンマはリーナに目をつけた
「おいそこのオレンジ髪、酒もってこい」
「え…わ、私たちみんな未成年ですからお酒は…」
「うっせんだよ!はよ酒もってこんかい!!」
といって近くにあったぼろ雑巾をリーナの顔に当てた
それを見た瞬間、カイトは己の力を右手の拳に込めて
ダンマのところまで走っていった
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
ドガッ!!!!と凄まじい音がなり、ダンマが近くの机まで吹っ飛ばされた
「あ、兄貴!!」
そういって手下たちがダンマのところまで駆けつけ、ダンマを運ぶ
「お、覚えてやがれ!!!」
そういって、手下たちはギルドを出て行った…
怒りによってカイトは闇ギルドの一員に手を出してしまった
殴られたダンマは、闇ギルドマスターに報告をする
そして、カイトたちに闇ギルドマスターが現れる
次回は…未定です!!