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狼の瞳にうつる世界(仮修正版)  作者: 蒼鈴六花
序章 転生した少年
3/25

現状把握

読んでくれる人がいるとうれしいです。


僕は目を覚ました。




そこで意識を失う前のことを思い出す。


(なぜあんなことしたんだろう?)


と、僕が疑問に思うと、ふと思い出したように知識が湧いてくる。


(自分の中に湧いてきた力……マナを世界中に散らすため……?マナ?……生命力みたいなものか……命の源?……そしてそのマナは世界中のマナを目覚めさせるため?……なんでこんなこと分かるんだろう?…知らない知識のはずなのに……)


(にしても、力を世界に散らすとか、世界中のマナを目覚めさせるとか,良く分からないな……それに、そんな力は元いた世界には無かったから、ここは別の世界?)


少し混乱しつつ、僕は状況を整理しようと自分の記憶を探る。


(すごく記憶があやふやだ……人だったということはかろうじて思い出せるけど、自分がどんな顔や名前だったか思い出せない。それなのに人だった時の知識は一部あるみたいだ)


(そういえば疑問に思った時、それに答えるように知識が湧いてきたな……人の時に得た知識ではないような感じがしたし……本当に僕はどうなってしまったんだろう?湧いて出てきた力はもう無い様だけど、普通の狼ではなさそうだ。だとすると僕はいったいなんなんだろう?)


僕がそう疑問に思った時、また知識が湧いてくる。


(僕は…神狼?または天狼。名前は……フェンリル。別名フローズヴィトニル。あれ、フェンリル?神話に出てくる狼…僕が?だけどここは別の世界だし、名前が同じなだけかな?)


自分の名前に多少の疑問は持ったものの、名乗る相手もいない。今のところそんなに名前が必要とも思えなかったので、この件は保留にしとくことにした。別に面倒だったわけじゃない。


(この世界で神狼に生まれ変わったのはいいけど、これからどうしようかな…まず下に広がってる森でも散策しようかな)


そうして僕は眼下に広がる森を眺める。

低い山に囲まれた広大な森が広がっている。右と左端には草原が見えた。左の方の先には森もかすかに見える。

足元を覗き込むと木が小さく見えた。


(結構この場所高いんだな……下まで200メートルくらいあるんじゃないだろうか)

と適当なこと思いつつ、


(どうやって降りよう……ここはほぼ垂直だし、ゆっくり滑りながら降りていくことはできそうにないな。戻れそうにもないし、どうしたもんかな……)


僕が困り始めると、また知識が湧いてくる。


(どうやら僕が疑問を持った時や困った時に、知識が湧くみたいだな。便利なのか、便利じゃないのか。どうせなら、最初から知識があった方がいい気がするんだけど)


(けど、まぁ今はこの知識とこの身体に感謝だ。この身体は空も飛べるらしいし、早速試して見よう)


僕は知識の通りに空を飛ぶため、片方の前脚を上げて空中を踏むイメージをする。

すると、空中に地面があるかのような感覚が前脚にあった。


(これならいけそうだ!)


僕は思いっきり後ろ脚で地面を蹴って飛んだ。前脚で空気を蹴る、空を飛ぶというより空を駆けていた。


(僕は今、空を走ってる!)


僕は感動とうれしさから空を駆け回った。駆け抜けた時の風は気持ち良く、森から木々の匂いがしてとても落ち着く。

森の散策しようとしていたことをすっかり忘れ、その日僕は日が沈むまで空を駆け回った。


(つい楽しくなって、日が暮れるまで走り続けてしまった…)



(僕は人だった頃そんなに運動好きじゃなかったのに……むしろ嫌いだったような。身体が狼だから獣的思考になっているんだろうか?)


(それにしても、なんだかあんまり時間を感じなかったなぁ……日が沈んであたりが暗くなって、ようやくだいぶ時間が経ってたことに気づいたし。この身体は時間の感覚が人だった時よりだいぶずれてそうだな…少し気をつけることにしよう)


と、時間の感覚に少し危機感を覚えながら、


(そういえば、ほとんど朝から夜まで走り続けたけど、全く疲れてない。この身体の体力はどうなってんだろ…まぁいいか、今日はもうこの辺で寝ようかな)


僕は最初にいた洞窟(というよりも、あまり深くはなかったので洞穴に近かった)に戻って寝ることにした。




説明しなきゃいけないことが多すぎて大変です。説明するの下手ですし文才ないので伝わりにくいかもしれませんが少しづつ修復していく予定です。

地道に良い作品にしていきたいと思ってますのでよろしくお願いします。


誤字脱字等ありましたら教えてくださると助かります

感想等もお待ちしています。

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