表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
狼の瞳にうつる世界(仮修正版)  作者: 蒼鈴六花
序章 転生した少年
2/25

狼への転生

はじめまして蒼鈴六花です。

小説を読んでいたら自分でも書きたくなってついやってしまいました。

初投稿ゆえ未熟で稚拙な文章など至らない点も多いですが、読んでいただけたら幸いです。

僕は確かに人間だった。


両親はいなかったけど引き取られた先で普通に生活し、普通に学校に通って友達もそれなりにいて幸せな日々だったと思う。だけど、そんな普通の日々も唐突に終わりを告げた。高校からの帰り道に友達と別れ、近くにある家に向かっている途中、車が僕に突っ込んできた。跳ね飛ばされた先で自分の血が流れ出てくところを見ながら、


(あぁ……僕は死ぬんだ……)


そう思いながら、僕の意識は無くなっていった。




僕は目を覚ました。周りを見ると薄暗い洞窟のような場所だった。


(ここはどこだろう?)


そう思って思い出そうとする。


(そうだ僕は死んだはず…記憶があんまりないけど、確かに僕は死んだ。ということは、ここは死後の世界か?)


とりあえず僕は立ち上がって、周りを見ようとした。

しかし、立ち上がった時にふと違和感を覚えた。


(……?いつもよりすごく視線が高い、それに立ったと思ったのに、手が地面についてる感触がする)


僕は手を見た。

そこには獣の脚があった。真っ白な毛で光を受けると銀色に見える美しい毛が生えていて、手の先にある爪は鋭く、どんなものでも切り裂けそうだった。

首を捻り自分の身体を見ると、手と同じように真っ白な毛並みの身体とその先にふさふさの尻尾がついていた。


(僕の身体は、どうなってしまったんだ!?…これは犬?…いや狼だ。…あれ?なんで狼だって分かったんだろう?)


僕は、なぜか自分が犬ではなく狼になってしまったことが分かった。

思い出したように自分が狼だと感じた。


(なぜかは分からないけど、自分が狼であることに違和感はわかない。視線の高さには違和感あったけど、他には不思議と感じない)


不思議に思いつつも、これからどうしようか考えようと思ったその時、


(……!?なんだ?なにかが頭に浮かんでくる!)


頭に自分のすべき行動が浮かんできた。

他の事は何も考えられなくなり、頭に浮かんできた自分がする行動に対して、全く疑問を持たず、僕は身体を動かした。

謎の衝動に駆られて洞窟の入り口に着くと、以外に高い位置に洞窟があることが分かった。

入り口の下の地面がちょうど良い具合に張り出しており、そこに行くと外を一望できた。しかし、今は夜のようなので、あまり良い眺めとはいえなかった。とりあえず、僕はさっき頭に浮かんだことを実行しようと、お座りの姿勢で集中した。

集中すると同時に、自分の中から不思議な力が湧いてきて、それを僕は声に乗せるように、思いっきり外にだした。


「アオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンンン・・ン・・・・ン・・・・・」


その遠吠えは世界中に響くような気がするほど大きく、それでいてとてもキレイな声だった。

そしてその声によって、不思議な力も全て世界中に散っていった。

僕は力を使い果たしたように伏せの姿勢になりつつ、ゆっくり意識を手放した。




まだわからない点多すぎですね。少しづつ説明していきます。

次回は主人公の状況を少し説明。


誤字脱字等ございましたら教えてくださると助かります。

感想等も気が向いたらお書きください。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ