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狼の瞳にうつる世界(仮修正版)  作者: 蒼鈴六花
1章 二人の弟子
13/25

物作り

最近2次小説にはまってしまい投稿が遅れてしまいました…

15日からいろんな作品が削除対象になり消されていっているので消される前に色々読んでたので小説が書けなかったです。


今回は短い時間を使って気合で書き上げたせいでおかしな点もあるやもしれません。

俺たちは、朝から草原に向かった。

いつものところで二人を降ろし、以心伝心くんを出す。


<師匠。今日はなにすんだ?>


「昨日の……する」


『昨日できなかったことをするようです』


「あっ、ちょっと待ってください師匠。昨日できなかった事をするのは良いのですが、以心伝心くんの名前は決まったんですか?」


<あっ、そういえば名前を変える話をしたな>


『そうなのですか?マスター』


と、昨日の夜の話をしてくる。ちなみに以心伝心くんは、収納空間に入っていたので聞いていなかった。


「決めた」


(正直、以心伝心くん1号は、良い名前だと思ってたんだけどな)


「どんな名前なんですか?」


と、シェリトゥスは聞いてくる。レイと以心伝心くんは、わくわくしているようだ。


「セリス」


<良い名前だな。よかったなセリス!>


『はい!』


レイと以心伝心くん改めセリスがはしゃいでいる中、


「とても以心伝心くん1号なんて名前つけた人が考えた名前だと思えませんね。僕には師匠のネーミングセンスが分かりません」


なにやら一人で呆れているシェリトゥス。


「……」


(どっちも同じくらいちゃんと考えたんだが)





それから少し騒いだ後、


「昨日の続き……する」


そう言った後、俺は魔石を二人の前に出した。


「これ、魔石ですよね。何するんです?」


「魔道具作り」


<それって難しくねーのか?>


「……」


『魔道具製作は、魔法のレベルと同じように難易度があります。一番簡単なものなら、材料さえあれば素人でも作れるはずです』


「そうなんですか!」


シェリトゥスは、自分でも魔道具が作れることに喜んだ後、何を作るか悩み始めた。


レイは何を作るか悩んでいると、何かを思いついたように、


<なぁ師匠。師匠はいろんな魔道具作ったんだろ?なら最初は何を作ったんだ?>


「あっ。それ僕も気になります!何作ったんですか?」


二人は、何か期待したように見る。


(最初に作った魔道具か。魔石を使ったわけじゃないけどあれか?魔力が出てたし。)

と思いながら答える。


「刀だ」


<「かたな?」>


二人そろって首をかしげる。


『剣の一種で片刃の剣のことです』


<剣ってなんだ?>


またもや首をかしげるレイ。


『武器の一種です。武器とは戦闘に用いる道具。相手を攻撃したり身を守ったりするためにも使用します』


「物騒な物を作ったんですね」


「そうでもない」


<説明されても良く分かんねぇから、見せてくれよ。師匠!>


「そうだな」


(百聞は一見にしかずとは言うが、レイは説明を聞くことも大事だと後で教えておこう)

そう思いつつ、刀を召喚する。


「刀よ」


地面がわずかに波打ち、すうっと一振りの刀が出てくる。

鞘に収まっていて、俺の目の前で浮いている。


俺は、人の姿になって刀を持つ。


「それが刀ですか?」


「ああ」


<さっき片刃とか何とか言ってたけど、刃なんてないぞ>


『それは鞘に収まっているからですよ』


<さや?>


『剣の刃を収めておくための筒です』


<じゃ鞘抜いて、刀を見せてくれよ。師匠!>


「あぁ」


俺はゆっくり鞘を抜いた。


シェリトゥスとレイは、徐々に見えてくる刀に見惚れていた。


(この刀に魅了の魔法を使った覚えはないんだが。まぁ単純にきれいだからか)

そして鞘を抜き終わる。


しばらくぼーっと刀を見ていた二人。よく見るとセリスも固まっている。


「もういいか?」


と、俺が言うとハッと我に返った。


「す……すごくきれいなんですね。刀って」


「刀による」


『そうですね。刀自体、剣の中では美しいのですが、これは刀の中でも特に美しいものかと』


<これで攻撃とかほんとにできるのか?>


「できる」


俺は、魔法で大岩を目の前に出した


「師匠。まさかこんな大きい岩斬るんですか?いくらなんでも無理なんじゃ……」


<そうだぜ、師匠。いくらなんでも岩でかすぎだろ>


と、シェリトゥスとレイは岩を見上げて言った。


「……」


俺は刀を構え、縦に振り下ろした。


振り下ろした一瞬後、岩は真っ二つに割れ、ずぅぅぅぅぅんと地響きを起こした。


二人と一個?は唖然としてそれを見ていた。


「威力は、抑えたんだが」


最初に作った時、刀の魔力全開で岩を切ったため、後ろの岩山も斬り裂いてしまったので、極限まで魔力を抑えたが、下の地面も少しえぐれていた。


「あれで威力抑えてたんですか」


顔を青くするシェリトゥス。


逆にレイは顔を輝かせ、


<すっげーーー!!師匠刀ってすげーな!>


『いや、あれを基準にしちゃいけませんよ!!あれは普通におかしいです!魔力を帯びていましたし!』


セリスがレイに慌てて言う。


「魔力を。確かにすごい魔力ですね。これならあの切れ味も納得です」


「魔剣だからな」


<なぁ師匠!俺にも魔剣作れるか!>


「練習次第」


<うおおぉぉぉぉぉ!!やったーーー!!>


飛び跳ねながら喜ぶレイ。


俺は刀を鞘に納め、収納空間にしまってから、元の姿に戻った。




途中お昼寝を挟んで、


とりあえず、二人の始めての魔道具製作を始めさせる。


「師匠肝心なことを聞いていませんでしたが、どうやって魔道具を作るんですか?」


「魔力操作」


『魔石を使った魔道具製作は、主に魔力操作で作ります。魔石に魔法を込めるだけでも、一応魔道具にはなります。また、魔力操作により魔法発動の条件等を変えることができます』


「形はどうやって作るんですか?」


『それは、錬金などの魔法で作ります』


<セリスの一部は浮いてるけど、どうなってんだ?>


『これは魔力によって繋げています。魔力操作次第でこのようになるようです』


「セリスみたいなのを作るのは難しそうですね」


『当然です。私みたいなのがほいほい作れるはずがありません!これでも私、魔道具の中では最上級のものなんですよ!』


「まぁそうですね。意思も持ってますし」


<俺セリスみたいのじゃなくて、刀作りてぇ!>


「まだ……無理」


『レイでは普通の刀も作るのは難しいようですよ』


「なぜですか?」


シェリトゥスが首をかしげる。


『刀、さっきのは日本刀ですが、作るには精密な魔力操作が必要です』


「今の僕たちでは無理そうですね」


<う~。俺も師匠みたいに刀を最初に作りたかったぞ>


「……」


『マスターは、あの刀を創造魔法で作ったようです。魔石による魔道具製作より難しい方法で、よくあんなの作れましたね。マスター』


「……」


「創造魔法。いままで聞いたこと無い魔法ですね」


『特殊属性の一つです。特殊属性は普通属性より難易度が高く、簡単なものでも普通魔法の上位くらいの難しさです』


<刀作りは難しいのか>


『はい、創造魔法よりは錬金等の魔法で作るほうが簡単ですが、それでも難しいと思われます』


少ししょんぼりとするレイ。


「そのうち……できる」


<そうだよな。俺がんばる!>


そこでシェリトゥスが思い出して、


「そろそろどんな魔道具作るか決めないと、今日中に作れないかもしれませんから、始めませんか?」


<俺ぜんぜん思いつかないぞ!>


「魔法を……込める」


『魔石に魔法を込めるとこから始めてみろ。だそうですよ』


「それだけで、良いのですか?」


「それだけで……良い」


『魔石に魔法を込めるだけでも、それなりに魔力操作が必要ですし、魔法の練習になるようです』


「そうなんですか」


<じゃ、さっさとやろうぜ!俺、火の魔法込める!>


「じゃあ、僕は風の魔法込めます」


二人とも、練習している初級魔法を込め始めた。


いつもとは少し違う魔法の使い方に苦戦しつつ、夕方までには何とか成功した。


二人ともぐったりして疲れたようなので、そのまま棲家に帰った




魔石に魔法を込める二人を見て、


(しばらくは基礎練習だな)


魔石を使った練習法なども考えつつ、


(この分だと中級魔法は何時頃になるかな)


そう思いながら、しばらく初級魔法と魔力操作を練習させることに決めた。


二人はそのことを知らず、フェイの毛皮に埋もれて幸せそうに眠っていた。






思ったんですが主人公の名前が出てこないですね。誰も名前で呼ばない…

主人公なのに名前覚えられてなさそうです。


では誤字・脱字・感想・アドバイス等できればよろしくお願いします。

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