プロローグ
何も変わらない毎日の生活をしている。
そんなとき一人の少年が道端を歩いていた時、ふと、
目に付いたのが、電柱の側にあるダンボール箱だった。 少年は好奇心が強いせいか、 無意識の内にそのダンボールの箱の近くに行くのだが・・・。
〜プロローグ〜
毎日のように学校へ登校して、毎日のように下校する。
いつもと何の変わりのない毎日。
空は飛行機雲がちらほらあった。 たぶん明日は天気が悪いだろうと思いながら―――。
そんな時、道の電柱の下の所に意味深に置いてある1箱のダンボールが目に入った。
好奇心旺盛な少年は、不思議に思いながらもそのダンボールへと足を踏み入れた。
徐々に少年とダンボールとの距離が縮まってくるにつれ、少年の心臓の鼓動がたちまち
早くなってきた。
ようやく少年はダンボールの下へと辿り着いた。 少年の好奇心は、もう心臓が破裂しそうなくらい鼓動の速さを増していた。
徐々に少年は色白い自分の手をさし伸ばしながらゆっくりとダンボールに貼ってあるガムテープを徐々にはがしていった――――。
ガムテープを全部はがし終わって少年は一呼吸入れて一度気持ちを落ち着かせた。
そして、ゆっくりと自分の左手を差し伸ばして開けてみた―――
なんとそこには1匹のしっぽの折れた子猫が、今までの少年の気持ちを覆す様な表情で目を閉じて身体を丸めて 寝ていた―――。