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ゲームの終わりとリアルの始まり


久々に書くから色々おかしいかも(定期




1秒を争う戦場。俺は拡声機能を使い、3人に指示を出す。


「ミカ!取り巻き頼む!クルシェはボスデバフ!ユキはミカ、俺にバフ!俺はボスのヘイト稼ぐ!」


「了解!」「おk」「分かったわ!」


俺が出した指示に返事をした三人は、それぞれ言った通りに動いてくれる。

俺はその様子をチラリと見て、すぐさまボスに向かって走り出した。


ボスの射程圏内に入り、ボスが無数の魔力弾を放ち始める。その弾幕を、腰に差した双剣を手に弾く。

きっとその光景は、高性能AIに取っても摩訶不思議だったのだろう。


ボスは「ガアァ?!(なにぃ?!)」という幻聴が聞こえそうな唸り声を出し、一歩後ずさる。

しかし、そんな隙を見逃す俺ではない。

持ち前の敏捷性とユキのバフによる速度は、神速と表せる域に至る。


ワンステップでボスの真ん前に躍り出た俺は、初撃から全力でボスの目玉に剣を突き立てる。


「がグアァァアアア!!」


目を刺した痛みなのか、目を刺されたという怒りなのか。

ボスが狂乱状態に陥り、手や足、尻尾をブンブン振り回す。

若干マズイと感じた俺は、ササッと後ろに下がり、ユキにバフをかけ直してもらう。


一度確認のため周りを見渡すと、ミカが取り巻きを全て倒し終えて、体力を消費したのかハルバードを床に突き立てていた。

クルシェはボスのデバフが切れるタイミングをカウントして、切れた瞬間に出来る限りデバフを積む。

ユキもバフが切れたタイミングでかけ直してくれるため、かなり助かる。

俺は狂乱状態から立ち直ったボスへまた突撃をしていき、じわじわとダメージを与え、また引く。

そんなヒット&アウェイ戦法を繰り返すこと、4時間半弱。


ログイン上限ギリギリの時間に、やっとボスが断末魔の悲鳴をあげ、システムのポリゴン片となって砕け散る。

普通のボスモンスターより15倍のサイズを誇るこのボスが砕ける瞬間は、このゲーム中で一番と言ってもいいほど幻想的であった。


そんな幻想的な雨(ポリゴン片)が降る中、俺ら四人はボス部屋の中央に集まった。


「ハー!勝てて良かったな!ここまで来て負けたらまじで洒落になんなかったしな!」


そう言って、めちゃくちゃゴツい見た目のミカは俺の背中をバンバン叩く。


俺はハハはっ、とカラ笑いをしながらミカの手を避ける。

何故そんな酷いことをするのか、仲間じゃないのか、だって?

いや、仕方ないじゃないか。ボス戦でも一回も減らなかったHPバーが、軽く1割持ってかれてるんだから。


「おつ。流石にちょっと疲れた。少し眠い」


そう言いながら、今度はクルシェが控えめに手をグッとする。

黒髪、黒目、黒フードに黒の装束という如何にもデバフ使いです、と言った見た目の彼。

リアルは女の人なんだろうか。口調と見た目が全然マッチしていない。


そして最後にユキ。ミカよりもゴリマッチョな見た目なのに、職業は聖者である。その見た目での神官装束&杖というシュールさは、見る人全員が一度は笑ってしまう。かく言う俺も、その一人である。

更にはその見た目に合わず、めちゃくちゃお嬢様口調なもんだから、最初は扱いに困っていた。

まぁ、最近は慣れたんだけど。

彼は何も言わず、顔に喜びの表情を出していた。

というか、いつもならめちゃくちゃ喜ぶはずだ。

やはり、()()()()が原因なのだろう。

そう考えながら、俺は今までの苦労を思い出していた。



ーーーーーー



『Free Story Onrain』通称 FSO


その名の通り、幅広いフィールドや自由度の高い戦闘。綺麗なグラフィックで人気だったVRMMO。

スキルなどはほとんどなく、単純な技量や経験が必要なこのゲームは、発売当初かなりの人気を誇っていた。


しかし高すぎる自由性からPKが多発。ゲーム初心者では強めの敵を倒せない。レベル9999まで上げるとか無理ゲー。という理由で、最近ではほとんど新規プレイヤーが現れなくなった。

更には新しいVRMMOのゲームが発売されることになり、過疎ゲーとなってしまったFSOは、今日の0時を持ってサービス終了されることになってしまった。

そんな中、俺ら四人『永遠ノ星旅』で、最後にこのゲームのラスボスに挑むことにしたのだ。

挑戦するために必要な条件はただ一つ。レベルを9999まで上げること。


その条件をクリアするために、俺たちは毎日20時間ログインというカオスな周回の末、何とかレベルを9999まで上げることが出来た。


そして今日、23時42分。

俺らは、このゲームのラスボスを倒すという快挙を成し遂げた。

しかし、ラスボスを倒したというのに、やはり俺たちの表情はあまり優れなかった。


というのも、俺たちは発売当初から一緒に遊んできた仲間なのだ。

やはり、1年ちょっと遊んできた彼らと別れるのは辛いものがある。


ミカとは、始まりの平原で出会った。バリバリ初心者臭があった彼に、俺が少し手解きをした。

そんな中俺とミカは意気投合し、一緒に旅をすることになった。


クルシェは、何故かスライムに捕食されかけているところで出会った。

なんでも、お日様が輝いてたから寝たそうだ。

そのときは、心の中で『乙女か!』と突っ込んでしまったが。


そして、ユキ。彼女は、PKに襲われているところを助けた時に、『仲間に入れてほしいですわ!』と言われた。

色々見た目とのギャップもあったが、1年近く過ごしてかなり慣れた。


思い出すと、色々と感情が溢れだして来るのが分かる。

ギルド設立当初は、周りから『逆ハーギルドだ!』だとか『姫プレ乙ww』だとか言われて悩んだものだが、トップギルドに君臨してからはそんなことも言われなくなっていた。


何故か最初の街の冒険者ギルドがマイホームに設定されたり、ドラゴンを追いかけてたらドラゴンに食われて卵になっていただとか、そんなふざけた思い出すら、今日は愛おしく思える。

本当に、本当に楽しい1年だった。


俺がそんな思い出に涙を流し始めると、それが伝播しミカやクルシェ、ユキも泣き始める。

そんな時間を過ごし、サービス終了まであと一分となってしまった。


涙を拭いた俺は、バッと立ち上がり黒歴史覚悟で叫ぶ。


「俺は!1年間めちゃくちゃ楽しかった!これが最後の別れになるかもしれないけど!俺は!俺は…………………みんなのことを忘れない!また何処かで!永遠ノ旅を!」


そう叫ぶと、3人も「「「うんっ!私達もみんなのこと忘れない!また何処かで!永遠ノ旅を!!」」」と声を揃えて言う。


そして遂に、目の前のカウントがゼロになり………………俺らは、光の奔流に包まれた。




ーーーーーーーーーーーー


「「「「えっ、ここ何処?洞窟?!って、誰?!」」」」


数秒後、俺は誰か分からない美女(美少女)とハモっていた。


洞窟で。





どもー。ルナルナです。最近あまんり書けなくてすいませんでした!なんか中々湧かなくて。

丁度書こうとした時に眠気が襲ってきたのが悪い。


まぁ、他作はしばらくおやすみかもしれません。

書けるようになったら書きます。こーゆーのをスランプって言うんだと思います。

次の更新は明後日くらいかと。


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