『極秘任務』
嘘を嘘と見抜ける力が欲しい…
「えっと…
つまり、俺は森の中で大声で話さなきゃいけないという事で、だから森の中で大声で話さなければいけないというわけですね!」
ギルドマスターから告げられた予想外すぎる『極秘任務』の全容に、思わずとち狂ったような返事を返してしまう。
同時に、何故か脳内に『46』という数字が朧げに浮かんできた気がした。
「…説明が大雑把すぎた事は謝るから、その『頭痛が痛い』みたいな納得の仕方はやめて欲しいかな…
…ゴホン!
じゃあ、改めて説明させてもらおう。
ササキアキラ君。
君には森の奥地手前の場所へ赴き、そこである話題について『少し離れた場所でも聞き取れるくらいの大声』で会話をしてきてほしい。
ああ!大声とは言っても、わざとらしく叫ぶみたいな不審な話し方じゃなくて、あくまで自然な感じで話してきて欲しいんだ。
これがさっき『簡単だけど難しい』と伝えた主な理由さ。
要するに、この『極秘任務』は君の演技力にかかっている。
何気ない会話の中に忍び込ませるように『ある話題』についての会話をしてきて欲しい、というわけだ!
この間にモンスターを倒す必要もなければ、採取をする必要もない。
仮に強敵に遭遇したとしても、君を護衛してくれる頼もしい仲間も用意しているから身の安全は保証されたも同然と考えてもらっていいよ。
とまあ、今できる説明はこれくらいだね。
…ある話題については、君が今回の依頼や『ある話題』の内容について他言しないと約束してくれたら伝えようと思うんだけど…どうかな?」
「…すこし、考える時間をください。」
「ああ、構わないよ。落ち着くまでゆっくりしてくれたまえ。」
ギルドマスターが、にこやかな表情で快諾する。
『落ち着くまで…』と言ってはいたが、この部屋に来てすぐの時に比べればだいぶ平常心を取り戻してきていた。
そのお陰で、緊張のせいで先程までほとんど回っていなかった頭が稼働し始め、伝えられた情報を反芻するように思い出しては思考を巡らす事ができた。
(何故、他の冒険者ではなく俺なのか。
これは、まあ… 依頼内容が『会話』って時点で『言霊の加護』を持っているからだろうな。
わざわざ危険な森の中に護衛をつけてまで向かわせた挙句、『他言無用である筈の話題』について大声で喋らせようとする理由まではわからないけど…
しかも、不審に思われないような演技をしてまで大声で会話をするのが重要事項ねぇ…
人に聞かれたら困るような話を、『言霊の加護』を持った俺に森の中で話させる……か。)
一体、誰に聞かせるために大声で話すのだろうか。
(不審がられたり疑われたりしないように『ある話題』について話さなければいけない理由は、俺の話を意図して盗み聞きする森の中の誰かに、話の内容を信じさせるため…とかだろうか…)
点と点が線で繋がっていくように、この依頼の本当の目的が浮かび上がってくる。
にも関わらず……いや、だからこそ、あまりいい気分とは言えない。
(森の中で俺の話を盗み聞きしようとする『人ではない何か』がいて、そいつに『嘘の情報』をわざと聞かせる為に大声で会話をさせようとしている…ということなのか?
『ある話題』と言うのは、この『人ではない何か』を騙すための『嘘の情報』だとすると…)
『人ではない何か』とは、一体何か。
考えを巡らせたその時、大先輩が依頼中にポロリと溢していた言葉を思い出した。
(……ああ、そうか。
だから、他言しないと約束してからじゃなきゃ言えないんだな…)
浮かび上がったほぼ確信めいた推測を、そのまま述べる。
「……俺の『言霊の加護』を利用して、『森の異変の元凶』に『ある話題』についての会話を盗み聞きさせる。
その会話の内容を、ソイツに信じこませることが『俺にしか頼めない極秘任務』…という事ですか?」
「…………。」
ギルドマスターは、頷く事すらせずに黙り込んでいる。
その無言が、俺の推測は正しかったという望ましくない事実を肯定している気がした。
導き出した推測が違っていて欲しいと祈りながら、俺は更なる『答え合わせ』に臨む。
「『ある話題』が他言無用なのは、『森の異変の元凶』の正体や危険性についての情報が含まれていて、口外すれば冒険者や一般市民がパニックや騒ぎを起こしかねないから。
さりげなく会話の中に組み込むようにして『ある話題』について話しても問題がないのは、『森の異変の元凶』は長い会話の中からでも『自身にとって重要な内容』を判断して取捨選択できる程の知能を有しているから。
そこまで気をつけて不審に思われないように…偶然聞かれてしまった風を装わなければいけないのは、対象が『そうでもしないと信じ込まないほど疑り深く慎重な』性格をしているから…
…違いますか?」
「……驚いた。
今回頼もうとしていた依頼が『森の異変』に関係しているという話はまだしていなかったと思うけど……私の話を聞いて、自分の持っている情報と結びつけて導き出したのかい?」
先ほどまで黙り込んで話を聞いていたギルドマスターが、閉ざしていた口を開く。
「君が推測した通りだ、ササキアキラ君。
今しがた君に頼もうとしている依頼は、非常に危険な魔物の討伐作戦の『要』と言えるものだ。
本当は『任務達成の為に、最低限知っておかなければいけない情報』だけを伝えて、必要以上のプレッシャーを与える事がないよう配慮していたつもりだったけど…
『推測』でここまで正確に物事を判断し、事実に辿り着くことができる優秀な君には余計なお世話だったかな?」
『ハハッ』と乾いた笑い声をあげたギルドマスターだったが、目は笑っていなかった。
「さて。
君には下手に気を使う必要性は無さそうだし、包み隠さず話をするとしよう。
お察しの通りだが、君に頼みたい依頼の内容は『森の中で冒険者を監視していると思われる魔物に、偽の情報をあえて聞かせる事で行動を制限させる』と言うものだ。
この『監視をしている魔物』のボスこそ『森の異変の元凶』であり、非常に賢く、強く、それでいて人間を良く理解している。
だから、ソイツは手下の魔物達を使って我々の動向を逐一チェックしているようなんだ。」
「…どうして、そんな事がわかるんですか?」
「実際に多くの被害を被っているからさ。
昨日からE、D級の冒険者はC級冒険者二人以上と同伴しなければ依頼を受けれなくなっただろう?
実は、つい一ヶ月ほど前から多くのE、D級冒険者達が一切の痕跡も残さず行方不明になっていてね。
…勿論、捜索依頼や異変の原因調査は何度も行なっていた。
だが、めぼしい情報は得られずじまいだったんだ。
原因不明の異常事態が起こっていると分かってからは、C級以上の冒険者を含んだ複数人のパーティーで依頼を受注するように推奨していたんだけど、そんな余裕はないって子たちが大多数だからね…
『C級二人以上との同伴を義務化』なんてキツい制限は、実質的な一時解雇と変わらないし、極力避けたかったんだけど…」
昨日、ギルドの広間で見たあの風景を思い出す。
自身を連れて行ってくれそうなC級以上の冒険者を血眼になりながら探し、メンバーに入れてくれと大声を張り上げて懇願していたE、D級の冒険者達の鬼気迫った姿を…
「だが…その判断が、結果として多くの冒険者達の犠牲を産んでしまった。
…もっと早くから厳重に注意していればと、悔やんでも悔やみきれない。
だからこそ、これ以上の被害を出さない為にも『確実に』異変の元凶を倒したいんだ。」
心苦しそうな表情を浮かべ、熱弁するギルドマスター。
その様子を見て力になりたいと思う反面、何か違和感を感じた。
(…この気分は、何なんだ?)
よくわからないが、心の底で何かが絡まっているような感じがするのだ。
原因は全くわからないが、少なくとも今聞いた話のうちの何かが引っかかっているに違いない。
(…とは言っても、今考えてもわかりそうにないな。
それよりも、さっきから『ずっと気になっている事』を聞かないと。)
包み隠さず話すと言ったギルドマスターが、先ほどからずっと伏せているモノ。
俺は目の前に置かれたぬるいお茶を飲んでから、気になっていたそれについての質問を投げかける。
「頭がよくて、人間の事を理解している。E級やD級の冒険者だけを襲い、痕跡も残さず始末する…
そんな恐ろしい事をこなす『森の異変の元凶』って、一体何者なんですか?」
「ササキアキラ君。
…君は『ゴブリン』という魔物を知っているかい?」
(ゴブリン…確か、初めて会った時にもソフィアが話していたな。)
低レベルの罠を張ってたり、毒矢を打ってきたりで駆け出し時代に苦労させられたと話していたのを覚えている。
「罠や弓矢を使う緑色の小人のような魔物、ですよね?」
「その通り。
本来ならE級でも頑張れば倒せるくらいの強さだし、そこまで危険視するような相手でもない…
いや、『相手ではなかった』とした方がいいかな。
今回の一件で、ゴブリンが冒険者達を奇襲し、連れ去っていると言うことがわかったんだ。
そして、これらのゴブリン達をまとめる『王』…『ゴブリンロード』こそが、『森の異変』の正体だ。」
ゴブリンの『王』と聞いて、頭に王冠を被った緑色の小人を思い浮かべる。
(うーん。あんまり強そうじゃないな…
普通のゴブリンよりも、もっと図体がでかいとか?)
「あのー…『ゴブリンロード』って魔物はどのくらい強いんですか?」
「一般的なゴブリンロードなら、A級冒険者が2人もいれば倒せる強さだ。
とは言っても、ゴブリンロードの発生率は極めて低いうえ、掃討戦に赴いた冒険者の強さもバラバラだから明確な基準はない。
だけど、それを踏まえて考えても、今回のゴブリンロードは今までとは明らかに異なる。」
「さっき言っていた『賢くて、人間を良く理解している』って話ですか?」
「…ああ。
『部下を利用して森全体に監視網を貼り、かならず倒せる人間しか襲わないよう徹底させ、襲撃の証拠となるような痕跡を残さないように、冒険者の遺品一つも残さず回収』している。
そうやって自分達の存在がバレないように徹底しつつ、襲撃の機会を窺うなんて行動を取る魔物の報告なんて、今までに一度たりともなかった。
だからこそ、その正体を明確に断定するのに多大な時間をかけてしまったわけだ。
昨日、我々がとった対策にも既に気がついていると思われる。
同時に、今が『対策を取り始めたばかりの、不安定な状態』であると言うことにも…ね。
近いうち、奴らの軍勢が街に襲撃をかけてくる。
これは『ほぼ確定した未来』で、たった今起こったとしてもおかしくはない。
そこで、君に『デマ』…さっき言っていた『ある話題』を森の中で話してもらい、奴らの動向を急かすことで対応しやすくする。」
「…遅らせるんじゃなくて、急かすんですか?」
相手が攻撃をやめたり、先送りにしようと考えるような『嘘』を伝えると言うなら理解できる。
だが、ナタは確かに『急かす』と言っていた。
「ああ。
あえて急かして、確実に潰す。」
「何故、わざわざ急かすんですか?」
「仮に襲撃を遅らせるような嘘……例えば、『S級の冒険者が街に来ている』とか『A級冒険者のパーティーが複数滞在しに来る』みたいな警戒をあおる嘘をついたとする。
そして、襲撃を遅らせた隙に王都からの援軍を呼んだとしよう。
相手の戦力を警戒して襲撃をやめていた『非常に慎重な』奴らが、本当に『強力な援軍』が街にいる間に襲撃を仕掛けるなんて事はしないだろう。
おそらく、しばらくの間は森の中にいる冒険者すら襲わずに、偵察にのみ徹すると考えられる。
森の奥地にいれば少なくとも人間からの攻撃はほぼ無いとわかっているだろうから、偵察隊以外は奥地に引きこもるんじゃないかな。」
「それなら、なおさら遅らせてもいいんじゃないですか?」
今の話を聞く限り、わざわざ襲撃を急かすよりも平和的で良さそうだ。
なのに何故そうしないのか?
「確かにしばらくは、平和が続くだろう…
だが、継続的に王都からの増援を受け続けるのは無理なんだ。
何せ、王都ギルドはここよりももっと忙しいし、A級以上でなければ手も足も出ないような高難易度な依頼や、移動に数日から数週間かかるような遠方での依頼だって沢山ある。
それらを差し置いてまで、重要な人員を『いつ来るかもわからない襲撃の防衛の為』に、貴重な戦力を送り続けるなんて事はまずできない。
加えて、ゴブリンロードの発生を裏付ける証拠品はほとんど見つかっていないし、ゴブリンロードそのものに関する物品に至っては一切見つかっていない始末だ。
そんな状況下で王都ギルドに救援要請を送っても『一応警戒のために増援を送るが、異常がおこらなければ即時帰還させる』くらいの対応をしてくれれば御の字……当てにするのはあまり望ましくないね。」
「なるほど…」
「納得してもらえたようでよかったよ。
では、肝心な『ある話題』についての話をしようか。」
〜:〜:〜:〜:〜:〜:〜:〜:〜:〜:〜:〜:〜:〜:〜:〜:〜:〜:〜:
「『ある話題』というのは『冒険者』にまつわる内容なんだけど…
どんな話なのかわかるかな?
ヒントを出すなら……まあ、『デマ』だけど、一部『真実』でもある…かな?」
「さっぱりわかりません。」
どうせ考えてもよくわからないので、きっぱりNOと答える。
「おおっ!?即答だね!?
ついさっきの反応からは想像もつかない程の潔い諦めで思わずびっくりしたよ。
…ま、まあ、わからない事を『わからない』と言えるのはいい事だね。
『ある話題』の内容、それは『E級やD級のような、あまり強くない冒険者が大勢辞めている。加えて、ギルド全体の士気も下がっていて、強い冒険者も街を出て行ってしまうかもしれない。』、というものだ。
これが一番現実味があって、信頼を得やすい。」
「と、言いますと?」
「つい先日、『C級冒険者2名以上の同伴がないと依頼を受けれない』と義務づけたから、森に入る事ができる冒険者は目に見えて減っただろう?
奴らにとって、人間の街の中はいわば『中身の見えない箱』だ。
故に、我々同様に、見える範囲で得られる情報から推測する事しかできない。
見える情報…つまり『森の中で確認できる冒険者の数』なんかの情報から、ね。
だから、目に見える真実に見えない嘘を混ぜる。
『一定以上の強さを持つ冒険者がついていなければ森に入ってはいけないという制限がかけられているから、結果として森に入る人間の数が減っている』という目に見える真実に、『弱い冒険者の多くが辞めていき、人手不足になっている。加えて全体の士気も下がりつつある。』という見えないが、それっぽい内容の嘘を織り交ぜて会話の中で何気なく話す。
おそらく、奴らは目に見える真実の方は既に導き出している筈だ。
そんな奴らに、『街の中の人間たちが、自身の推測通りに動いている』と言う趣旨の話を聞かせれば、喜んで信じるだろう。
加えて『多くの冒険者がやめ、人間達の士気は落ち込んでいる。』なんて朗報まで聞けば…」
「人間が弱っている隙に、街を潰しにくる…
でも、その話を聞いたゴブリンロードが『別に手を出さなくてもギルドは半分崩壊した状態になるだろうし、高みの見物でもしておこう』と考える可能性はないですか?
仮にそうなってしまったら、いつまで経っても警戒を続けないといけないし、C級同伴の義務が続いて『嘘から出た誠』みたいな状況になりかねないような気が…」
「その可能性もあるから、『そうならない為の予防策』兼『奴らの襲撃の時期をある程度調節するための策』を用意しているよ。
『策』とは言うものの、さっきのデマを話す際に『士気が下がり続けるのは不味いから、とても強い冒険者に森の奥地にいる異変を倒してもらうことになったらしい。一週間後には来るんじゃないかな。』みたいな大嘘をつくだけなんだけどね。
まあ、要するに『相手にタイムリミットのようなものを設定してやる』訳だ。」
「………。」
散々『相手は頭のいいモンスターでとても賢い。だから嘘がバレないように』と言っていたのにも関わらず、ここに来て小学生並みの嘘が『策』と言われて困惑する。
「…一見、馬鹿らしく聞こえるかもしれないけど、相手からしたらこの嘘はかなり厄介なものだよ。
嘘なら何も問題はないから、攻めるなり勝手に衰弱するのを待つなり好きにできる。
だが、仮にこの話が本当なら一週間後には自身の安全地帯はなくなるという事になる。
目の前で弱りつつある敵を呑気に眺めて待っていて、新たに現れた敵に一網打尽にされてしまうのは最悪の事態だ。
嘘の可能性は高いが、ありえない話というわけでもない以上は侮れない。
万が一を考えた場合に最も最適なのは『戦力と士気が低下中の人間の街を即座に襲撃し、その後すぐさま森の奥へ撤退。
森の奥地にまで侵入してくる敵を確認した場合、すぐさま逃走。そうでないなら再度人間の街を襲撃、徹底的に破壊する。』と言ったところかな…」
今この時を逃したら、チャンスが遠のくどころか自分自身の身の安全すらも脅かされる可能性がある。
そう言われたら、急いで行動に移そうと思ってしまうと言うのも納得できる。
(なるほど…
ひどい嘘だとは思ったけど、『嘘だという確信が持てない』以上は『可能性はある』と警戒しておく必要があるもんな。)
「真実の中に嘘を隠すのは詐欺師の常套手段だと聞くが、今回の『相手』はそうでもしなければ騙しきれない程の『知能』がある。
依頼の内容についての話は以上だけど、わかってくれたかな?」
俺は何も言わずにこくりと頷く。
(確かに、『森の中で話すだけ』の依頼だけど『難しい』な…
会話する相手と予行練習みたいな事をしてからじゃないとセリフ噛みそうだ…)
想像以上のプレッシャーに、今になってまた緊張してきた。
(セリフが飛んだらどうしよう…自然な流れで上手く話せるかな…
なんか、小学校の時の劇を思い出すな…)
予行練習を何度もやって、友達と息を合わせながらセリフを言い合って、そうやって演技の質を高めて…
「よし!じゃあ早速『今から』依頼に行ってほしいんだけど、大丈夫かな?」
家で何度も自分のセリフの暗唱を………
…え?
「…え?今から、ですか?予行練習は?」
「さっき話をしていただろう?『ゴブリンロードの襲撃はほぼ確定した未来で、たった今起こったとしてもおかしくはない。』と。
何日もかけて練習して、その間に襲撃をかけられたら本末転倒じゃないか。」
(なら、もっと早くから教えておいて欲しかったなぁ…
それか、せめて台本か何かを…
…あっ、俺、字読めないわ。)
喉まで出そうになる弱音を何とか飲み込む。
「…じゃあ、護衛をしてくれるって人とも、初対面の状態で依頼に向かうんですか?」
「あっ、そこは安心してくれて大丈夫だよ。
君を護衛してくれる人物は君もよく知ってる子だから、会話をする時に緊張するって事はまずないだろうからね。」
俺がよく知ってて、頼もしい、護衛をしてくれる人物。
思い当たる節しかない。
「それじゃあ、早速準備をしてもらおうか!」
ナタが笑いながらそう言う。
目の前に置かれたカップのお茶は、二つとも飲み干されて空になっていた。
自問自答形式で、補足説明という名の後書きをば…(特に興味がなければスルーしてください。)
ツッコミポイントその1
『そもそも、いくら冒険者が辞めたところであんまり意味ないのでは?戦力として使えなくなるだけで、街には残りつづけるんでしょ?それにD級以下は危ないから情報すら知らんのやろ?作者アホなん?』
↓
・辞めた冒険者がみんな『おっしゃ!わいはやるで!』って意気込んで、敵を倒しに前線まで出て来るとは考えないかな…と。
・街の中にいる冒険者が戦っている(街に侵入されてる)時点で作戦失敗してるも同義です。
・あと、『一部除くD級以下の冒険者は今回の作戦には参加しない』というのはあくまでギルドが決めた事なのでゴブリンロードは知りません。
だから、ナタさんはそう言った事を前提条件として話を進めております。
・作者はアホなので、ボロが良く出てると思います。
ボロを見つけたらそっと目を逸らすか、『ここ明らか矛盾してるぞアホ』とコメントをいただけると幸いです。確認し次第即座に修正致します。
ツッコミポイントその2
『いやいや、そもそも嘘を信じるの確定で話進めるのおかしいでしょ?』
↓
確信がない以上、『嘘』とは断定しない……んじゃないかなぁ…
実際、ソフィアとかいうブッ壊れ性能の人物が増援としてエルドに来てるし…
ツッコミポイントその3
『アキラが演技の練習してる間に襲撃来たら本末転倒って意味わかんなくね?襲撃急かすために騙すんじゃないの?』
↓
あくまで目的は『襲撃急かして、警戒状態をいち早く解除できる状態に持っていく。』なので、『襲撃せずに冒険者ギルドが崩壊するのを待つ』可能性がある以上は、実際は『ゴブリン達は今すぐ街を襲撃をするつもり』なのだとしても急かしておく必要がある。
…みたいな長ったらしい説明を書いたんですが、要するに『事態は一刻を争うから、演技の練習なんて悠長にしてる暇はないと伝えるために言った例え』です。
また読み返して、新たに『ツッコミポイント』が見つかったら後書きの内容を更新します。




