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私と愉快な仲間達

生きて来た中で一番痛かった病気の話

 みなさん。ご機嫌いかが?


 今回の【私と愉快な仲間達シリーズ】は。

少しだけ趣向を変え、私が人生の中で、もっとも苦しんだ病気について話そうと思います。


 (そして、ここでお知らせです。この話、書くのこれで2回目なんです。前に途中3000文字ぐらい書いた状態で、ミスしてブラウザ消しちゃって……一から書き直してます。泣きながら……)


 さて、頑張って気を取り直して……。


 私、こう見えても、割りと病弱で、今までにも色んな病気にかかって生きて来ました。

現在も、総合病院に月に1度、診察に行ってます。

しかも、4つの科を、行ったり来たりと……。


 さて、今回、話そうと思った病気なんですが、割りと沢山の方が発症する病気なんだそうです。


 そして、その病気の治療と言う目的の為に、病院に訪れた患者さんの中で、男性よりも、遥かに多く、女性の患者さんの方が、重篤な症状で、病院に来るそうです。


 私は最初、ただ単に、男性よりも女性の方が、症状が酷くなる病気なのだな。と言う認識でした。


 その病気の診察の為に病院に行き、医者の話を聞くまでは。


 私、元来は、とっても話し好き(極度の人見知りのくせに)。

この日も、病院で診察を受けてる時や、処置なんかをして貰ってる時の、ちょっとした合間、合間に話を聞いて来ました。


 『あ~……。』


 「(何? 何? どうした? 何で続きを言わない)」


 「どうかしました?」


 『あっいや……ちょっと酷くなってるんで、薬だけで治すのは、難しいかもなぁ……って思いまして』


 「え? え? 治らないんですか?」


 『あっいや、治りますよ、ちょっと簡単な手術になりますが……』


 普通の人なら、手術をする。なんて医者から聞いたら、驚き、慌てるのが、普通の反応だ。

しかし! そこは数々の病気にかかり、克服する為に、何回か手術も経験した私には、医者の言い方を聞いて。


 「(あっこりゃ、大変な手術とかじゃ無さそうだな、安心した)」


 と、完治するだろうな。と逆に安心しました。


 「それで、先生、話の続きなんですが、何で女性の方が、症状が重い人が多いんです? 染色体が~とか、ホルモンが~とか、男女の違いとかによってなんです?」


 『あ~全然、そんな理由じゃ無いですよ、ただ単に、男性に比べて、女性の方が、酷くなるまで我慢しちゃう傾向にあるだけで』


 「なるほど~言われてみれば、先生の言う通り、女性で、ここの科に来るのは抵抗ありそうですもんね」


 もう、賢明な読者の皆さんには、私が話そうとしている、今回の私が実際に体験し完治させた、病気の病名は、解っているだろう。


 そう! その病気の病名は……。


 ズバリ【痔瘻(じろう)】である。


私は、痔の治療の為に訪れた【肛門科】の医者と話をしていたのだ。


 読者の皆さんは、痔と言う病名を聞いて、真っ先に思うのは、中年のオジサンが発症する病気。そう思う事だろう。

しかし……この病気は、流石に子供が発症する事は、殆ど無いそうだが、若者の中でも普通に発症するそうだ。


 その原因は、色々とあるそうだが。

乱れた食生活。ストレス。等々あるらしい。

読者の中にも居ないかな? 食べ物に何でも大量に唐辛子を振り掛けて食べる、辛党の人が。

そう言う方は、特に注意が必要だろう。痔になったの? オジサンかよ! なんて言ってると、ある日突然、既に出来ていた痔の卵が孵化をして、貴方の身に襲いかかってくるかも知れないぞ。


 そして、痔を発症した女性の多くの方は、痔になった事を隠し、市販の薬を購入して、自分で治そうとする人が、圧倒的なんだそうです。

まぁ確かに【恥ずかしい】ですもんね。

肛門科の待ち合いに居る事からして、恥ずかしい事だと感じるし。

ましてや、診察ともなれば、自分の肛門を、医者や看護士の前に、さらけ出し。

診察や処置の為に、医者や看護士に自分の肛門を触られ弄くられ。

肛門の中に、肛門鏡(クスコ)を突っ込まれ、肛門の中まで見られる。


 よっぽど変な性癖でも持ってない限りは、普通の女性が病院に行こうとしないのも、納得です。


 と……。話がかなり脱線してしまったので、ここら辺で、話を本来の私が味わった痔の話に戻そうかと思います。


 さて、数ある痔の種類の中で、私が発症した痔は【切れ痔】という痔になります。


 この、切れ痔。肛門の内側の筋肉に、傷が出来、ウ○チをする時に、出血と痛みを伴う痔になります。


 私が最初に、違和感を覚えたのは、ウ○チをした後に、お尻を拭いた紙に、ほんの小さな小さな、赤い点が付いていた時が最初になるかと思います。


 この時点では、ウ○チを出してる時も、拭いた時も、特に痛み等もまったく無かったので、たまたまかな? と放置をしてました。


 それから、ウ○チをすると、何回か置きに、紙に血が少し付着する頻度が上がりました。


 この時点で、私は「まさか~」と、とっても軽く考えてはいましたが、念の為にと、ドラッグストアに行き。

某ボラギノ○ル注入軟膏を買ってきて、肛門に塗ってました。

(今思えば、この時点で、切れ痔の知識があれば、注入出来る形をわざわざしてくれている、この薬を、ちゃんと肛門に突っ込んで、肛門の中に薬を流し込んでいたでしょう)


 さて、この頃になると、普段から普通に過ごしていても、痛み等は無いのですが、何か肛門がムズムズする。と言った症状が現れて来ました。


 まぁ薬も買って塗ってるから、その内治るだろう。なんて、甘い考えをしていました。


 切れ痔と言う痔は、肛門の内側に切り傷が出来る痔です。肛門の外側に薬をいくら塗っても、薬効が傷に届く訳がありません。

私は、ずっと治してるつもりで、無駄な事をしていたのです。


 読者の中に、今現在、コッソリと自分だけで薬を買って治してる方が居たら。どうか、肛門の容器を突っ込み、薬を流し込むと言う行為に抵抗を感じてしまうでしょうが、ちゃんと傷に薬が届くように、肛門の中に流し込んで下さい。

そのまま、突っ込むと肛門が拒否反応を起こし、突っ込みにくくなります。そこで無理やり気味にすると、傷を拡げる要因になりかねません。使う前に、薬の容器を少し押して、薬を出し、突っ込む部分に薬を塗って、滑りを良くしてから、使用すると、すんなりと突っ込めます(体験者はかく語りけり)


 その後も、マメに薬は塗っているのに、一向に良くなる気配も無く過ごしてました(実際は薬が届いて無かった)。


 そして、その頃から、ウ○チを出すと言う行為に苦痛を伴うようになっていきました。


 肛門と言う体の部位は、普段はウ○チが出て来ないように、萎んでいるのが普通の状態です。そして、排泄する為に、肛門を開く事に、筋肉と力を使います。


 実際に手を握ったり開いたりしてみて下さい。

その開いたり握ったりの反対の事を肛門はしてるのです。


 そして、肛門を開くと言う事は……。当然縮んでいた筋肉が拡がり、筋肉が張っていきます。その時に切り傷の切り口も一緒に拡がり、筋肉を裂いて行くのです。


 もう……。物凄く痛いです。

人が感じる痛みの中で一番の苦痛は【歯痛】等と言われていたりもしますが、私の中での、ダントツは、切れ痔による【筋肉の断裂】の痛みの方が、圧倒的に痛いと感じました。


 ウ○チの度に、紙がウ○チ色に染まる割合よりも、真っ赤に染まる割合の方が多くなって行く、私の肛門……。


 そして、私の体も、他の切れ痔を発症させてしまった方々と同じような状態になって行くのです……。


 ウ○チをすると言う事に恐怖を覚える。と言う……。


 ウ○チをする為には、肛門を開かなければならない。

そして、肛門を開く為に、力を込めてリキむと、傷口も一緒に拡がり、激痛を伴う。

痛いけど、ウ○チは出したい……。

でも痛い……。


 こんな状態を繰り返して行く、切れ痔の方々は、次第に、ウ○チをしようとする行為、そのものを我慢する事になっていきます。

【慢性的な便秘】状態に陥るのです。


 そして、腸の中では、日々どんどんウ○チが作られます。

当たり前ですね。痔だからと言っても、普通に暮らしていれば、当然、お腹も空く。お腹が空いたら、何かを食べる。食べた物は消化され栄養は吸収されますが、栄養にならない物は、ウ○チになって行く。でも、ウ○チは出さない。


 こうして便秘状態になると、更にウ○チを出すと言う行為に激痛が伴って行きます。

何故なら、腸の中で、出るに出られず溜まる一方のウ○チは、どんどん水分量を減らし、どんどんカチカチになっていくからです。


 痔になってない人も、固いウ○チと普通のウ○チを比べた時に、どちらのウ○チを出すのが大変かは、言うまでも無く、実際に体験してるでしょう。


 その大変さに、筋肉の断裂と大量の出血が伴うのです。


 そして、便秘になって、一番の恐怖は……。

どうにもこうにも、耐えられない便意に襲われた時です。

出さない。と言う選択肢は最初からありません。

便意を完全に我慢出来る人間は存在しないでしょう。


 出さずにはいられない便意。

それに応えると激痛が伴うと理解している自分。


 まさに地獄の責め。


 そして、少しずつ、少しずつ、なるべく痛くないように、ウ○チを出して行くのです。さっさと出してスッキリさせろ! と命令を出してくる自分の脳ミソと戦いながら……。


 私自身が体験した中で、一度のウ○チの排泄に使用した時間の最長は、2時間程。です。


 いっそ裂けてもいい! 一気に出してスッキリしたい!


 その欲望を満たす為の行為をしようとした事も、何度もあります。結果、この世で味わえる事の無い痛みを、味わうだけになりましたが。


 私は……。

【ウ○チを出す】

と言う行為の為だけに、今まで生きて来た中で、培った全ての知識を、フル動員させて考えました。聞くとアホらしいでしょうが、切れ痔が与える痛みとは、それほどの事なのです。


・浣腸をして、ウ○チを柔らかくしてみたらどうだろうか?

・消化の良い物を多く食べたら?

・肉より野菜を多く食べたら?

・ウ○チを出す前に肛門にサラダ油を塗るといいのか? やってみよう!(Yahoo知恵袋より抜粋)

・菜箸でウ○チを少しずつ掻き出し、小さく千切る? やってみよう!(教えてGoogleより抜粋)


 自分で試せる、ありとあらゆる事を、私は、たかが【ウ○チを出す】と言う事の為に行いました。


 そして……。


 ある日、とんでもない便意に襲われた私は、とってもブルーな気持ちのまま、トイレに行きました。激痛に耐えなければいないのですから、この世の地獄へと向かうかのような気分にもなる。ってなもんです。


 耐え難い痛みに耐え、地獄の責めのような時間を過ごし、ウ○チを出した私は、真っ赤に染まるのは、確実であろう、トイレットペーパーで、お尻を拭き。

後処理が全て終わって、パンツとズボンを履いて、便器を流そうとした時に、何の気無しに便器の中を見たのです。


 衝撃でした……。本当に心底驚きました。

このまま死ぬんじゃないか?と真面目に思いました。


 便器って白いじゃないですか?

あの白い便器の内側の全てが、赤く染まってるんです。

便器が、真っ赤っかなんですよ?

今、書きながら思い出しても、震えて来るぐらいの、出血により、便器が赤く……赤く……。


 そして……。私は、次の日、仕事を休み、かかり付けの総合病院にある【肛門科】を訊ねたのです。


 診断の結果は【切れ痔】

処置は【外科的手術による縫合】後【投薬】

全治3週間

抜糸までの入院


 もう……本当……こうして、笑い話にしちゃってますが……

痔と言う病気を決して甘く見ないで、何か兆候を自覚した時は、恥ずかしい気持ちを、無理やり我慢して、1日でも早く病院に行って下さいね。お願いします。


 ウ○チを出した後に、イマイチスッキリしない。

なんか肛門がムズムズして痒い。

なんて方は、痔瘻予備軍の方かもしれません。

ご注意を。

その後……私の部屋のトイレの便器に後付けのウォシュレットが付いたのは語るまでも無いだろう。

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― 新着の感想 ―
[一言] ご愁傷さまです。 今では、携帯ウ◯シュレットが手放せません。
[一言] 大丈夫ですか……? 笑い話というより怖い話です……。
[良い点] はじめまして。 「私だけではなかった」と思いました。 その後はいかがでしょうか?
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