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巨獣と魔竜

勇者達は連戦連勝を続けていたので、

敗北知らずです、

強いほうが勝つのです。

 武の魔王の支配の魔力が消え、

軍勢も散り散りとなり、

人間側のレジスタンスが勝利した!


 高々と掲げられる旗には鷹の紋章があったが、

それがいつ時代の旗なのかは全く分からなかった。


 「やったぜ!」

 武の魔王の首を晒し首にし、

他の魔族に反抗の意志あればただではおかぬと、

サルシャ姫は睨みを利かせるが、

戦地に置いての蛮勇は勇者とて変わらない所はある。


 「できれば穏便に済ませたいのですけどね」

 やってることは暗黒時代、そんなこんなで、

勇者が、英雄がつとまるのか?


 「ここまで順調だと、大魔王で拍子抜けしそうだぜ」

 そう盗賊は語る。


 「油断はできませんね、一切の」

 僧侶は冷静に手に持つ杖を持ちなおす。


 「戦いはこれからってね」

 魔法使いは帽子を被りなおす。


 「みんなよく戦ってくれましたわ、

 大魔王との戦いが終われば、

 もうこんな時代に留まることは、 

 ありませんのよ」


 サルシャ姫おおぶりに振り返ると、


 「発展した未来には夢がありますわ!

 魔族も人間もない、どちらも豊かになるという、

 術が確実にあるのですわ!」


 人々はサルシャ姫の功績を良く知っているので、

魔族にも善意を持つものがいること、

 そして、魔族がやがては人間と手を取りあう時代が、

来ることに夢を持って、戦いを続けることを決めた。


 「にしても疲れましたわね、

 敵が敵だけに、このあとは気が抜けないし、

 わたし達、少数精鋭では大軍は相手には出来ませんしね」


 「どうしてもっていうなら、

 レジスタンスに頼んでみるのもいいけれど、

 皆、自分の領地の復興に忙しいみたいだし、

 あんまり頼りすぎるのもあれよね」


 魔法使いは人が多く死ぬような展開は望んでいない、

もちろん、僧侶もそうだ。


 「蘇生魔法を幾度となく唱えました、

 奇跡的に息を吹き返した方は恵まれてますけど、

 大魔王との戦いが強まるにしたがって、

 きっと無事にはすまない人が今よりもっと増えるかと」


 「俺たちだけで出来ることは限られてるよな、

 どうにか、ここいらで手助けしてくれる仲間が、

 欲しいところだが……」

 盗賊は考えると、


 「そうだ、あいつらは使えないだろうか?」


 「なんだ、盗賊? あいつらって、

 そんな奴がいたかよ?」

 「また、いつの間にそんな呼び方できる人を、

 引っ掛けてきたのよ! まったく」

 「盗賊さん、本当に一人なんですか?

 二人くらいいるのでは?」


 「まさかとは思いますけど、それって、

 ベヒーモスとバハムートのことではなくって?」


 「そうそう、そいつらさ!

 姫さんが無理矢理書かされた小説に出てきた、

 大魔王も畏れる巨獣と魔竜!」


 「おいおいおいおい、

 どうやって手なづけるっていうんだよ!

 大魔王でさえ手なづけて無いやつだろ?

 俺たちにそんな能力は無いぜ!」

 「そうよ、

 それに姫様の能力に頼るのは、

 なんだか物の摂理に反してる気がするし」

 「助けて下さったら有難いんですけど、

 逆に食べられてしまうような気が」



「まあ、考えものですけど、

 やってみる価値はあるかもしれませんわ」


 サルシャ姫は、何か策があるのか、

 バハムートとベヒーモス、

 果たして仲間に入れることが出来るのか?

やっぱり?

やめとく?

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