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VS地獄公爵グレッペター

公爵ってエラそうですけど、

どうやって爵位を得たんでしょうね?

「おのれ!サルシャ姫!このままでは済まさん!」

グレッペターは歩きながら、地下室へと進んだ。


「ワシの名誉が、栄誉がかかっている!

 今一度、大魔王様に進言をしよう!」


そういうと数多くの生贄のいる祭壇へと近づいた。


「おお!大魔王様!わが祈り捧げますぞ、

 そして受け取りたまえ生贄を!」

グレッペターは魔術を唱え始めると、

部下が連れてきた生贄用の人間奴隷を掴み取り、

これを祭壇に捧げようとした。


「クックック!文の魔王などもはや過去の魔王!

 これからは大魔王様がこの世界を導いてくださるのだ!」


「ふふふ」


その時、女の笑い声がした。


「!?なにもの!!」


「地下室に隠すには少々量が多すぎたのではないかしら?」

サルシャ姫だ!


「ば、ばかな、ここは秘密の部屋!

 どうしてこの位置がわかった!?」


「甘いわね、あなたの部下はもともと直属の魔王配下、

 内通してないとでも思っていたわけ?」


「くそっ!」


「あなたの罪は魔族との戦いの末に追いつめられ、

 無辜の民を殺し生贄に、

 魔族側に寝返るために大魔王に忠誠を誓った、

 その祭壇がここにある祭壇というわけね!」


辺りが生贄の悲鳴とともに反響し、

無数の人骨で築かれた祭壇が、

かがり台の火で赤らかに照らされている。


すると勇者一行の魔法使いが歩みだし、


「手に入れた魔力で、自らの故郷である、

 魔法使いの里を襲い、さらにその遺骸を、

 生贄に捧げたのよ!大魔王に!」


「ええい! 我は地獄公爵グレッペター!

 お前らなどに負けるわけがない!」


グレッペターの魔力が高まる!!


「行くわよ勇者!」

「おうっ!」


グレッペターから魔力が放たれた!


「させないわ!」

僧侶は魔法障壁バリアを作り出すと、

これをはじき返した。


「ぬぅぅぅうううううう!!!!!」


グレッペターは魔法をはじき返すと、

次の魔力を込めるために、


「はあああああああ!!!!!!!」

力を高めはじめた! 


「今だ!」

勇者は飛びかかり、

輝く勇者の剣でこれを切り裂く!


がっ!?


「我が魔力の結界は大魔王様ゆずりの、

 超結界! 勇者の剣とはいえ、

 これを突き崩すことは出来んぞ!!!」

グレッペターの異様な闇のオーラが、

勇者達を阻む!


「そう、なら私ならどうかしら?」


そう言うとサルシャ姫は大魔王の結界の中に侵入し、

短剣をグレッペターに突きたてた!


「がっがあああああ!サルシャ!貴様あ!」


短剣が突き刺さったままのグレッペターは魔力を込め、

敵を一掃しようとするが。


「力がでない!?」


「ふふふ、私がさしたのは封魔の短剣、

 背中から抜かない限り魔力は封じられるわ!」


「そっそんな、待ってくれこれにはわけが!?」

背中から短剣を抜こうともがくグレッペターであるが、


「命乞いか!? 往生際が悪いぞ!」

勇者はそう言うと剣を構え直し、グレッペターに向き直る。


「わたしを殺せば! 大魔王様が勘づくぞ!?

 大魔王様の威光の前には文の魔王とて刃向かえぬ!」


「知ったことかー!!!」

勇者はその剣を振りおろし、

一刀の元にグレッペターを切り伏せた!


「ぐーあああああああああ!!!!」


血しぶきが辺りを染め、

地獄の公爵グレッペターは絶命した。

まだまだ続く粛清の嵐か?

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