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プロレスラー、異世界で最強無敵の剣闘士に転生する!   作者: 井上みつる/乳酸菌/赤池宗


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作者メモ(ヤマトの日記・エメラの修行)

これからエメラの小話をチョイチョイ書く上でのメモです。

ザザッと書いたので、是非突っ込みを入れてください!


【マット剣闘士団団長ヤマトの日記】


 春。

 エメラが多分十二歳になった。本人の申告で、そろそろ十二歳と言っていたので、間違いが無いように一週間ほど誕生日パーティーを開催。

 エメラ大喜び。


 夏。

 筋トレと体力作りに従事してきたが、今回から剣を振らせてみた。長い木の棒ではあるが、意外と振り方が良い。

 沢山食べさせているのだが、あまり体重が増えないのでプロレス技はまた次回にしよう。


 秋。

 マット剣闘士団の新人と模擬戦をさせてみた。中々良い戦いをして、エメラが辛勝。

 だが、新人は大いに自信を失ってしまった。

 暫くは俺かクレイドルがエメラの相手をすることにする。


 冬。

 これまでの興行で少しずつ団員を増やしたお陰で、何とか剣闘祭に出場した。

 結果は予選敗退。俺とクレイドルは全勝したが、他の団員が勝ったり負けたりだった。

 尚、国王たっての希望により、エクストラマッチを組まれた。相手はメイヤーだった。

 スリングブレイドで勝利。





 春。

 スロイダー剣闘士団と共に興行を行った。その時、バーディクトがそろそろ引退すると話していた。あの実力と巨体はかなり惜しい。引退した時は話をしてみようと思う。

 エメラは十三歳になった。

 この時から、興行をしていて余った金を使って孤児院を設立した。最初の孤児院は、エメラの兄さんを弔った地だ。


 夏。

 ペンデュラム剣闘士団と興行を行った。まぁ、だいぶ前からオファーを出していて、ようやく叶ったという形だが。

 レインが模擬戦をするエメラに興味を持ち、見学。

 エメラに助言をして、クレイドルと戦って模擬戦を見せてくれた。

 なにやら、エメラには剣の才能があるらしい。


 秋。

 王都近くの街を廻っていたら、いくつかの街で俺の名を付けたアイテムが売られていた。

 そろそろプロレスをメインにした興行も試しても良いかもしれない。

 だが、今のところは一緒に興行する剣闘士団から断られ続けている。


 冬。

 剣闘祭に参加した。今回は予選敗退ではあるが、成績は三位。クレイドルは一敗してしまったが、ハッチが中々の好成績だったので、次は期待出来る気がする。

 尚、国王たっての希望により、またもエクストラマッチを組まれた。相手はレインである。

 オレンジクラッシュを決めた。





 春。

 エメラが十四歳になったので、プロレスの特訓も開始。

 背は伸びたが肉が付かないので難しいが、剣を持ったまま出来る打撃や関節技、絞め技を重点的に教え込んだ。

 エメラはかなりやる気になっており、次の興行から剣闘士として戦いたいと言い出した。

 十四歳……普通なら剣闘士になりたいとは言わない気がするが、大丈夫だろうか。


 夏。

 興行の合間に相手の剣闘士団の新人とエメラを戦わせてみた。模擬戦ではあるが、相手も本気だった。

 結果は一ヶ月間で十戦し、全勝。

 エメラは更にやる気になってしまった。

 ちなみに、この時に肉厚剣闘士のパイルが我が剣闘士団に入団。プロレスを教え中である。


 秋。

 エメラがハッチにアンクルホールドを掛けてギブアップをとった。何故かハッチがすごく嬉しそうにギブアップしたのが気になる。

 ちなみに、もう新人の何人かは関節技や絞め技で倒して同じように嬉しそうに失神していた。

 まさか気を失うまで頑張って耐えようとするとは、新人達には期待が持てる。


 冬。

 今回は早めに動き過ぎた為、一ヶ月以上も暇になった。

 温泉を見つけていたのでエメラと入ったら、何故かエメラが妙に落ち着きがなかった。

 まぁ、思春期だから難しい年頃なのだろう。

 ちなみに剣闘祭はまたも予選敗退した。ハッチが悪い。

 尚、国王がエクストラマッチを組んだ。もはや恒例行事となってしまった為、事前に賭けが行われる段取りまであった。

 相手は引退を考えているというバーディクトだった。

 スクリューパイルドライバーで勝った。




 春。

 エメラが十五歳になった。

 ついに剣闘士として本格的にデビューである。

 春は三ヶ月間で三つの剣闘士団と戦い、十戦をこなした。そして、全勝した。最近は動きが良くなったなぁ、なんて思ってたら全員一、二分で倒してしまった。

 風の噂で、レインが自分の剣闘士団を立ち上げたと聞いた。剣闘祭には出れるのだろうか。



 夏。

 やたら強い美少女がマット剣闘士団にいると話題になり、エメラが注目されていた。

 試しに最後の月でメインに抜擢したが、見事勝利を飾った。

 三ヶ月間で二十勝。

 エメラに『戦女神』という二つ名がついた。そして、エメラから求婚された。



 秋。

 気が付けば、エメラは俺とともに吟遊詩人に歌を作られていた。

 このお陰で更に客が増え、俺はついに念願のプロレスの興行を開始した。

 剣闘士団の興行を観に来ている観客にいきなりプロレスは受け入れてもらえないと思い、最初は無料で大道芸のようにプロレスの興行を始めた。

 剣闘士の興行が終わった後に、次の日が休みの剣闘士達が素手の勝負を見せてくれる。そういった触れ込みから、多くの客がきた。

 俺とクレイドルが戦い、ハッチとパイルが戦った。

 エメラは遂に五十勝無敗を記録した。求婚発言をして以来、エメラはやたらと俺へ抱き付いてくることが増えた。その為、最近は風呂や布団は別にして眠ることにした。

 が、朝になると俺の布団の中にエメラがいる。何故だ。


 冬。

 今回は剣闘祭までみっちり興行予定を組んだ。

 何故なら、興行後にプロレスを行いたいからだ。

 剣闘祭の前の月には王都で興行を行った為、国王もプロレスを観にきた。叫びながら拳を突き上げる国王に民が引いていた。

 途中でバーディクトが入団。その厳つい風貌と存在感を見て、アンダーなテイカーにしようと決意。鍛冶屋に重く響く鐘を作ってもらった。

 バーディクトが登場以来大人気となった。

 国王は良くプロレスグッズを買っているが、特注品を作ると馬鹿みたいな値段でも買うことがわかった。かなりの金になった為、孤児院が大きくなった。

 さぁ、あとは剣闘祭で優勝をもぎ取ってやるだけだ。



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