序
ある少年の正義と友情とちょっぴりギャグなテイストの物語。二人の少年が主人公な訳だけど決してBLじゃない。
「この世には二つの種類のヒトガタが存在する・・・・・1つは普通の人間・・・そう、お前達みたいな何の変哲も代わり映えも何一つ無い普通のつまらない奴らの事だ。」
男はニヤニヤと汚らしい唇を歪ませながらゆっくりと語り出す
「もう1つはお前等普通の人間と何一つ変わらない姿・・・まあたーまに例外もいる訳だがあ・・・まあ、ほとんどが姿形のみなら普通の人間だ、中身もおんなじ、骨も臓器の形も何一つ疑い用も無いくらいにおんなじただの人間、ただ1つ決定的に違うのは心だけ、奴らの力はいわば心の具現化の用な物だからな・・・うん」
男は何かに納得したかのように強く頷いた。
1人で勝手に納得されても困るのは俺なんだが・・・まあいいや
よくない
とにかくこの男が言うにはこの世界には2種類の人間がいて、1つは俺みたいな普通の人間の事でもう1つは・・・よくワカラン
今俺がこの場で理解出来た事は唯一ただ1つだけ
俺はこの状況を何とかしなきゃならんらしい
何の因縁なのか
どんな偶然なのか
もしかしたら運命だったのか
とにかくこれが始まり
これが俺の物語の始まりで
アイツがこの物語というレールの上に乗るのはもう少し先の話
何を言っているのか分からないって人もいるかも知れないが、分からないんだったらなおさら少し話を聞いてくれ
とにかくこれが俺の・・・俺とアイツの長い長い物語の始まりって訳だ