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8 1/2 ピロートークもどき
そこにあったのは、心地よい疲労とお互いがひとつになれた感動。
とは、少々違う空気。
半泣きよりも、もう少し泣いている感じのクラーラは、憤っている。
「赤裸々体験談は読んでいたけれど想像する以上のものがありますね。こんな、ひたすらすり傷の上を擦られるなんて……ヒリヒリして……い痛ぃたたたたた……
それとロマンス小説。嘘つき過ぎ。あー!(官能の表現)はどこへ行ったのよ。あー!は。」
ぽこぽこと枕に当たりながら、ロマンス小説で書かれている表現に対して、不満を漏らしているようだ。
「逆にあれかしら。初めてへの恐怖をあおらないために、傷み一瞬快楽倍増表現になっている気もしてきました。」
どう思います?
と聞かれても困るが、僕も痛かったです。
この後、自らの経験から「まちがいだらけの初めての夜」という初夜の手引き書を作ってしまうクラーラだった。
8 1/2 Otto e mezzo と書きたかった為だけに分数表記にしてしまいました。曲が好きなんです。




