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異世界に転移してよく分かんないけど頭脳派多いから大丈夫だ!!

「よし、異世界に着いたな〜お前らちゃんと気を引き締めろよ〜どんな危険があるか分からないんだからな」

 

 ポチのテレポートにより異世界の森に転移(テレポート)した。

 

 1「分かってますよ先生」

 

 異世界に興味津々の皆がキョロキョロ森を見渡す

 

 9「早く能力テストしたい!!雷を操りたい!!」

 

 と名取雷斗は手の平で小さい雷を作り出す、だが彼は遠くの木々に雷を落としたいという目を見せるが飯沼律によって止められた。

 

 2「皆〜ポチがお腹空いてるんだからご飯にしましょう、えっと〜私の能力料理は……成程、攻撃型2名、この向こうに異世界の猪が居るみたい…食用と出ているので焼いてきてくれませんか?白米はこっちで準備するから焼いてきてくれる?」

 

 6「焼くなら私に任せて〜!!」

 

 13「猪肉は栄養豊富でヘルシーなの〜どうしても食べたいから私も手伝うね〜」

 

 そう言って獅子月葉芽と間中羽純は指差された場所に歩いて行った。

 

 2「さてと、この先にご飯があるみたいね」

 

 猪とは真逆を指差す

 少し歩いて見ると飯沼律が言っていた白米があった。

 

 7「これが白米の変わり?」

 飯沼律の周りに唯鳴潔、近白勝が付いていおり、唯鳴潔は白米の変わりの植物を手に持つ

 

 8「これが白米の変わり…見た目はそっくりだね、てかこれ精米しなきゃだし炊飯器とかどうすんの?鍋がそこら辺にあるとは思えないんだけど」

 

 2「大丈夫だよ」

 

 飯沼律は制服のポケットから炊飯器を取りだす

 

 7「ど、ドラ○もんだ……」

 

 8「飯沼さんが21世紀ロボットになっちゃった!?」

 

 2「調理器具のみだけね〜」

 

 回収した米を精米し、ポケットから取り出した炊飯器でお米を炊く、先に猪狩りへ向かっていた獅子月葉芽と間中羽純が戻り皆で焼かれた猪肉と炊けた白米で異世界飯1日目を迎えた。

 

「おぉ〜流石飯沼、料理スキルエグイな…にしてもどうやってこんなデカイ猪を倒したんだ?飯沼より腕力とか無かっただろお前ら」

 

 6「失礼な!羽純の浮遊能力で猪を浮かせて私の火で炙ったの!勝利先生そんな失礼な事言うなら浮かせて炙るよ!?」

 

 13「フフフ…」

 2人は悪い顔をして言う

 

 2「女性の腕力の強さを強調して言うなんて…これだから女の子にビンタされて別れを告げられるんですよ」

 

 男性組「「うわぁぁ……」」


 この時、先生に対しての視線は哀れと阿呆を見るようだった。

 

 2「あ、そうだった。お粥に柔らかくした猪肉だよポチ」

 

 皆の視線には手足を縛られたポチこと人を殺した神、彼は物欲しそうにお粥を見ていた。

 

『ん゛ん゛ん゛〜ん゛……』

 

 2「はいはーい、舌取っちゃったからお粥ですよ〜猪肉も柔らかく調理したので舌の無いポチでも美味しく食べれますよ〜まぁ、味覚を感じる舌が無いのでドロドロの無機物を口にするのですけどね」

 

 飯沼律はポチになられたテープを優しく剥がし粥を口元に近付ける

 

『い、いは(いた)いははひはふ(頂きます)……』

 

 縛られた縄を解かれ自由の身だがポチは暴れること無く震えながらお粥を食べていた。

 

 10「にしてもポチ、俺らと最初に会った頃よりも大人しくなったよな〜」

 

 5「そりゃそうでしょ、会って罵ったら正治と天助に手足を固定され、飯沼さんに舌を全力で引き千切られたんだ、タマ自身地獄を痛感したんでしょ」

 

 2「ポチでしょ」

 

 5「俺はタマと呼び続けるから」

 

【普通に辞めて欲しい……】

 

 そうこうして皆完食し、住処は新島真陽の能力によって皆が思う理想のハウスを手に入れた。

 

 10「取り敢えず皆の部屋を確保し風呂とトイレは各それぞれ3つ付けた、庭もあるから春菜さんと柚琉は園芸に集中出来るよ、キッチンも広くしてるし冷蔵庫も2つ、付けた。あと他に要望はある?」

 

 1「特にかな?」

 

 4「わ、私も特に……です」

 

 11「やるじゃん新島!」

 

  葉刺柚琉はバシバシと肩を強く叩く

 

 10「ちゃんと力強いの認識して欲しい…」

 

 こうして異世界夜1日目を容易く凌いだのだった。

 

 ・・・

 

 1「おっはようございまーーすッ!!」

 

 昨日新島真陽が作った家で1晩を過ごし、あまりのベッドのフカフカさに驚いた安達薫が元気よくリビングで挨拶をする

 

 2「朝から元気だね〜はい朝食」

 

 昨日の猪肉と近くに生えていた野菜でサラダを作り、朝から重くないご飯を与える、ポチはとっくに朝食を食べ飯沼律の手伝いをしていた。

 

 1「ポチはとっくに食べ終えたんだ〜早いね、にしても昨日は大変だったね〜ポチとタマ戦争」

 

『……』

 

 8「分かりやすくタマが嫌な顔をしてる〜」

 

 安達薫が大きく頬張る中、近白勝が柔らかい顔をして入る、そのこめかみには血管がハッキリと浮き上る

 

 2「そうか、貴方もタマ派だったのか」

 

 飯沼律のこめかみにも薄らと血管が浮き上がっていた。

 

 8「俺猫派だからね〜結構気にってるよ」

 

「お前ら朝からどんぱちすんじゃねぇぞ〜」

 別の部屋で寝ていた黄泉勝利はあくびをしながら頭を掻き毟りながら入ってくる

 

 2「内戦はこれくらいにして…そうそうッ異世界ではテンプレの王都を目指そうと思うんですがこの話は全員起きてからの方が良いですね」

 

 少しして——

 

 2「全員起きましたね?それではこれからの話し合いを致します、私はこれからの食料やこの世界について知りたいので王都に向かいたいです、他何かありますか?」

 

 5「異論は無いよ、俺も気になるから」

 

 4「私も無い…です」

 

 1「私も無し!!」

 

 8「俺は少しこの森の周辺を探索したいかな?」

 

 7「私も…この森を探索したい」

 

 14「鳴潔が言うなら俺もッ」

 

 2「なら二手に別れましょう、私と斉藤さん、春菜さん、薫さんは王都へ、その他の皆さんはこの森を探索……というのは如何ですか?」

 

 3「俺も森探索で良いよ」

 

 15「う、うちも……」

 

「なぁなぁ先生を置いてくなんて酷いんじゃない?」

 

 1「なら先生コッチに来たら?男巳波しか居ないし、先生攻撃魔法でも家庭的な魔法でも無いし」

 

「サラっと言ってくれるな……」

 

 2「さてと……来て、ポチ」

 

 8「タマ、行くよ」

 

「おーい内戦を再戦させないでくれますか?怖がってますよ、この神以下」

 

『ッ——』

 

 2「ポチ〜美味しいご飯用意してあげるよ〜いくら神じゃないとはいえ回復能力は桁違い、3日したら舌が生えてくるでしょ、その時のご飯はいったい誰が作るのかしら〜」

 

 8「おー怖い怖い、ご飯なら俺が食わせるよ〜飯沼さん程じゃないけど美味しい男飯なら得意だよ」

 

 2、8「「さぁ、どっちと行きたい?」」

 

【どっちについても地獄では無いか!?】

 

 2「……ポチ?」

 

 8「タマ?」

 

『ん゛ん゛〜ん゛ん゛〜ん゛ん゛〜ッ!!』

【どうするべきか…私の舌を素手で引っこ抜いた女……未知の力を持つ男か……ここは……】

 

『お、おんは()……』

 

 12「うぅーーーっ!!内戦ウザイ!第3勢力誕生ー!!月葉芽ちゃんと羽純ちゃん誘って近くの森で人を探すね!!その時に男1人居ないと怖いから、貰〜うね」

 

 12「私達がポチやタマよりも良い名前を付けてあげる!!」


 この時、響音織の顔は早く進めろと言わんばかりの表情をしていた、これにより2人は落ち着きを取り戻したのだ。


 2「……あんまり、怖がらせないでね」

 

 8「タマ…は、譲れないけどまぁ喧嘩するよりかはマシだね」

 

「解決したか〜?飯沼率いる王都組、早く行くぞ〜日ぃまたぐ前に到着したい」

 

 2「ポチ、最後に良いですか?」

 

『……』

 ポチは軽く頷く

 

 2「ここから近い王都はどの方角か、嘘偽り無しで教えて下さい」

 

『……ひはひ()

 

 2「ありがとうございます、王都に着きましたら薫さんの能力で手紙を送ります、風に吹かれてやってくる手紙なんて……とっても素敵ですね〜。」

 

 8「それじゃ〜俺達も出掛けようか」

 

 11「そうだね、皆にご武運を」

 

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