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〜武装具適正者試合と天才達〜② カミキ

 訓練所には客席のようなものは無い、広い空間なので戦う者達を囲むように見物(けんぶつ)している


 シルフィアがウシャスを連れて現れた、兵士や騎士達は(かしこ)まり急遽(きゅうきょ)席を用意する

 シルフィアはまっすぐトーマの所へ歩いて来た


 兵士達は「アゥフ」と「エルフの女王」の邂逅(かいこう)に注目する


「トーマ様、今日は騎士としての貴方を拝見させて頂きます」

「シルフィアさん、わざわざありがとうございます、シルフィアさんには刺激が強いかもしれませんので気分が悪くなったら目を背けて下さいね」


「――?お気遣いありがとうございます、ですが大丈夫ですよ!わたしはこれでも女王です!戦士達の戦いは見慣れています」

「そうですか……ではウシャスさん、ここは閉鎖的な空間なので流れ弾に気をつけて下さい」


「トーマ様ご安心ください、私も戦士ですので」


 ――気になるのは「トリッパー」の動向……イベントって言ってたからやる事はいくつかあると思う……シュンカさんから聞いた話では「シンゲン・クロダ」がエルフ族を虐殺したと言ってたからシルフィアさんも狙っている可能性……サナダはおそらく「村正」狙い……ハヤト・デイトナはオレを殺すこと……じゃあシオン・アーテルは?今はあの三人は見える位置にいる……周りに注意して戦おう!――


 トーマが考えを巡らせていると周りの者達はざわつき出す、古代語でエルフの女王と話すトーマは明らかに目立っていた

 隣のエリィも尊敬の眼差しで見つめる


 ――ちょっ!エリィ……オレを見る目が語学堪能な秀才を見る目!……なんか申し訳ない……なんせ自分に自覚がないから……やめて、そういうキャラじゃない……恥ずかしい……――


 

 トーマの周りに人がいないのを確認するとハヤトとシオンが近付いて来る

二人はトーマの前に立ち見下した目で話しかけてくる

 

「よう!今日お前はここで死ぬぜ、ラビスではべらせてる女達に別れは告げたか?」

 

「ハヤト、ラビス語に設定しなさい」

 

「……へ〜い」

 ハヤトは耳たぶをつまんだ

 

 ――耳たぶに言語変換のスイッチ?――

 

「……一つ目のイベントか?」

「――!(がく)が無いくせに察しはいいのね、死ぬ前にいちおう聞いておくわ……「カミキ」はどこにいるの?」

 

 ――カミキ?……誰?……――


「教えると思うか?」


 ――ここはあえて知ってるフリして――


「……そう、やっぱりつながっているのね!だったら「データ」はどこなの?アンタも全部知ってるの?負け犬のくせにウロチョロと!」


 ――やばい知ってるフリしたせいでコイツが何言ってるのか全然分からない……う〜ん……――


「……シンゲン・クロダの捨て駒がよく言うよ」


 ――これでどうだ!――


「「――!私が捨て駒のはずないじゃない!」お前どこまで知ってんだ?」

 シオンとハヤトは取り乱し声を荒げる!

 

 ――的中〜キタ〜!よしよしここで――


「……村正……オレを殺す……カミキを探す……エルフ」


「「――なっ!」」

シオンとハヤトは明らかに動揺した


 ――まさかとは思ったがシルフィアさんもか……――


「ハヤト、「カミキ」はもういい!この低レベを殺していいわ!」

「そのつもりだ!「アゥフ」だとか崇められて調子乗ってんなよ!試合止められる前に殺してやるよ」


「……お前のレベルは?」

トーマは参考に聞いてみる


「ククッ人間を狩まくったからな〜七十八だ!」

 

 ――七十八か〜……これを基準値にしよう――


 

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