〜三人の想い〜
朝食を済ませていよいよ出発の日だ
「いや〜やっぱエリィのご飯は美味い!最高なんだよなぁ〜なぁコーラル」
「ホント!ウチずっとエリィちんの朝食食べていたいっちゃ!」
「いやそれプロポーズかい!……」
「……」
エリィの機嫌はまだ完全ではなく、トーマは必死に取り戻そうとしている
チェックアウトをして街の出口のほうに向かっていると、ずっと一緒にいるコーラルに対してトーマは不思議に思った
「コーラルは、これからどうするの?」
「?、当然二人と一緒に行くっちゃ!」
「そうなの?」
――そっか……まだ三人一緒にいれるんだ……――
「エリィちん……ウチも二人と一緒にいたい」
「もちろんです!……証……ですよね!」
「うん!エリィちん大好きっちゃ!」
相変わらず抱きつく
エリィは少し照れて機嫌も少し回復したようだ
「オレも嬉しい……付き合い短いけど……なんか昨日の夜とか、三人でテーブル囲んでる時に……家族ってこんな感じなのかなぁって……ずっとこんな時間が続けばいいのにって」
トーマは上を向いて歩く
以前のように俯かず、上を向いてそう答える
「オレ、二人のこと大好きなんだなぁって……」
――えっあれ……オレ今、何て言った?……――
「「――っ」」
「あの〜お二人さん……あんまり深く考えないでね……なんか恥ずかしいから」
「そっそうですね……わたしもトーマくんのこと……す……す……」
――えっエリィ?オレのこと……まさか?――
「素敵だと思ってますよ!」
――そっちか〜い……いやでも前は友人だった……今は素敵!……キタコレ――
「ウチも!好きっちゃ!」
「いや軽っ!」
「お前はなんか軽いわ!」
「なんて〜!」
「やめろ!スゲー重い!やっぱ重いからくっ付くな!」
「失礼っちゃ!」
「ふふっ……本当にこのままずっと一緒にいられたらいいですね」
――この子の笑顔をずっと見ていたいと思う――




