〜世界の謎に迫る〜②
「リット様!教えて欲しいソ!ウチは何がなんだか分かんないっちゃ!」
「リット様!わたしからもお願いします……わたし気になります!」
コーラルとエリィでお願いする
リットは足を組み替えてまるで椅子に座るようにトーマの肩に乗る
「……よかろう……では簡単に言うぞ!「ラビスの三神」は「理想郷メガラニカ」を目指している!」
「いや、それ知ってるって!」
「口を挟むな!クォーク!……目指していた!だ……」
「つまり?」
「急かすなボケ!千五百年前に「四人」で目指していた……「クォーク」「レプトン」「ボソン」そして「龍族ハドロン」だ……メガラニカを目指すための全ての「オーパーツ」とともに「アトランティス」で起きた悲劇、いや「裏切り」?か……「クォーク」が「龍族ハドロン」を殺し「心臓を食べた」のだ!」
「「「――!」」」
「「龍族ハドロン」は「神のチカラ」を持っていた、その心臓を食べて「奪った」のだ!「神のチカラ」を……それが今お前の使っているチカラだ」
「――!ということはオレは?」
「フフフフ、「クォークの器」だ!」
「「「――!」」」
「トーマっちが器!?」
「――トーマくん!……じゃあ「アトランティス」に行ったらどうなるのですか?」
「フフフフ……知らん……」
「知らんのかい!」
つい突っ込みを入れるトーマ
「「ハドロンの心臓」で得られるチカラとは?」
シュンカが話に入る
「お前たちで言うところの「神妙のブラッドスペル」に「言語認識」だな」
リットがドヤ顔で答える
「「神妙のブラッドスペル」!このチカラにはそのような歴史が……」
シュンカは自身のチカラの成り立ちに困惑する
――やべ……言語認識ってそういうこと?……なんか知的に思われてたのに恥ずかしい……――
「じゃあどうして「クォーク」は「アース」に?「メガラニカ」を目指してたのに」
トーマがさらに質問する
「フフフフ……知らん……」
「おい!」
「我も知りたいわ!苦労して一人で「メガラニカ」を目指し我なりに「異世界への扉」を開くとなぜか「クォーク」がいて「龍の心臓」で強くなりおって封印された……再び目覚めると今度はお前だ!「クォーク」は「アース」で肉体が滅びそして……そうか……フフフフ」
リットは何かに気付き、それを聞いたトーマもひらめく!
「なるほど……「クォーク」はオレに「ラビストリップ」するつもりなんだ……」
「「「――!」」」




