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〜神の領域〜

「おい!なんかこの壁壊せね〜!」


「最大出力でぶち壊せ!」


 数名のトリッパー達の体から放出されるエネルギーは「ガイロンエネルギー」を使用しており、アースで言うところの「ミサイル爆撃」のように放出される


 大爆発を起こし粉塵(ふんじん)が舞うが、ドームはかすり傷も付いていない


 セピアスを痛ぶっていたトリッパーは一瞬で四肢(しし)を斬り落とされて意識だけ残っている


「なんじゃコリャ!」


 セピアスはいつの間にかスカイの腕の中に抱かれ魔将校の上着をかけられている


「……あ……あなたは?……」


 岩壁の上に寝かされたセピアスは朦朧(もうろう)とする意識のなか尋ねる

「……セブン……執行者セブン」


 怒り狂ったトリッパー達はスカイに襲いかかる!


多対一(たたいいち)」、残り十六名のトリッパーに対してたった一人のスカイは突っ込む!

 

 カウンタースタイルではない!


 一人ずつ確実に仕留めにいく!


「デュランダル!……サングイスバイブ!」


飛びかかるトリッパーに対して超音波による血液の振動で活動能力を抑制する!


 数名の動きが鈍るのを確認し四肢を斬り落とす!


「ソニックブーム!」

 向かって来る敵に対して音の衝撃波で吹き飛ばす


 後方から襲いかかる攻撃を何事もなく(かわ)し、四肢を切断!

 銃で乱射してくるがまるで舞うように(かわ)してかすりもしない

 

 ゼグ獣王国の戦場を駆け巡るスカイの姿ははまるで「無傷の英雄!勇者ゼロ」!


「ラビスの常識」を超えた「新型トリッパー」をまるで寄せ付けない強さ!

 

「神の領域」に達したスカイは十七名のトリッパーの四肢をすべて斬り落としていた


 全て意識のある手足(てあし)のないトリッパー達を一箇所に集めたスカイは冷酷な目で見下ろす


「死んでも死なないらしいな……」

 スカイは冷たい言葉で語りかける

 

「ひっ……化け物か……」

「早く殺せ!」

「仕返ししてやる!」

「……」「――」「……」

 トリッパー達は各々(おのおの)が悲鳴や罵声(ばせい)を浴びせてくる


「死なないらしいからこのまま放置するか、自害したければ舌を噛むもよし、息を止めるもよし……出来ればの話だけど……あぁ、でももしかしたら魔獣が殺してくれるかもな」


「「「――!」」」


 スカイは急ぎレイジン達のもとへ向かう

 

実は三人は手分けしていた、どこに「エドル・ブリーチ」がいるか分からず一番危険な区域にスカイが向かっていたのだ

 トリッパーの進撃を抑えた事は大きかった、おかげでゼグ獣王国へは侵入を許していない


 その頃エドル・ブリーチと対峙していたのはレイ


魔将校五席      魔将校二席

 レイ・オーキッドvsエドル・ブリーチ

 

「増援は必要ないぞ!レイ・オーキッド!」


「いえ、あなたにはここで消えてもらおうと思いまして」


「ほぅ……ではお前が「そう」なのか?」


「――?「そう」とは……?」


「……いや、お前は違うな……グリディア王都に潜入していたからな」


「……何を言っているのか分かりませんが、帝国にはあなたのような人間は必要ありません!」


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