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〜第二騎士団騎士長セピアス・ライン〜

対するは

「グリディア王国第一騎士団と騎士長シュンカ・オーシャン」


「第二騎士団と騎士長セピアス・ライン」

 セピアスは赤茶色のショートヘアの女性で、痩身(そうしん)ながらも剛腕(ごうわん)でありその手に持つのは超大剣


(はじ)けろ!武装具(ぶそうぐ)グラム!」

(ほとばし)る赤色のオーラと稲光(いなびかり)


 あらゆる物を切り裂く「グラム」!


岩をも容易(たやす)く両断すると言われる「グラム」の真骨頂は「(ねつ)


 切り裂かれた大地はマグマと化し敵の陣営を焼き尽くす!


 しかし今戦っているのは「新型トリッパー」の部隊


「レベル上限解放」によってどんどん強くなっていくトリッパー!

 グリディアの兵士が多数いることが(あだ)となり突き進むほど強くなっていくトリッパーは「セピアス」に辿り着く頃には「レベル二百」を超えていた


 騎士長クラスでも「レベル換算で八十」程度、トリッパーの身体能力は「ラビスの常識」を超えていた


「スゲー!チート能力やべぇ!」

「うひょ〜!ゲームの無双ゲーみたいに殺しまくれる!」

「誰が一番か競争しようぜ!」

「みんな(じゅう)使うなよ!」

「こんなトロい奴らの攻撃とか当たる気がしねぇ!」

 

トリッパー達は全部で「十七名」、無言で仕事を行う者もいればこのように「殺し」をゲームのように楽しみながら行う者もいる


 基本的にこの者達はただ「お金」が欲しいだけ、長期ののバイトに来ているだけという感覚だ

 ただ、中には異世界の美女達によからぬ事をしようと考えている者がいる


「おい!あの赤髪の女めちゃくちゃ気が強そうでいいなぁ!」

「お前も好きだね〜」

「死なね〜程度にボコって楽しもうぜ!」


 セピアスは凄まじい剛腕で「グラム」を振り抜く!


「オォォ!獣王国は落とさせない!」

 ()けられても大地や岩が「熱」による高温でマグマと化しトリッパーを襲うが「新型トリッパー」はあまりにも基準が違っていた


「遅え〜!」

 一瞬で間合いを詰めて腹部に一撃で「騎士長セピアス」を沈める!


「――ぐはっ!」

 口から血を吐き意識朦朧(いしきもうろう)とするセピアス

「……貴様ら……貴様らなんかに……」

 まったく手も足も出ないセピアスは悔し涙を流し、(くちびる)を噛み締める


 トリッパー達は戦争の真っ只中にも関わらずセピアスの鎧を()ぎ取り(はずかし)めようとする!


「最低な人間達だな……」


 グリディアの兵士や獣人族を蹂躙(じゅうりん)していた「十七名の新型トリッパー達」はいつの間にか透明なドームによって囲われている


 岩壁(がんぺき)の上から見下ろすように(たたず)むスカイが「白と黒」のオーラを(まと)うように現れた


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