物語は動き出す
よければ、ぶくま、いいね等ください、最近モチベーションが下がっております。後、全体的な誤字脱字修正を加えました。
太陽さんが登り、朝を告げています。これが俗に言う…朝チュンなのでしょうか?
私の寝ていたベッドの横には。私を抱き寄せている沙織さんがいました。しかも、起きてましたね。
「沙織のさーや、おはよう…」
「さ、沙織…お、おはよう」
何でだろう…沙織の顔とうまく合わせられない…ってか、噛み噛み少女に、私がなってしまってる…。
「ひゃぁ…」
——そんな困惑している私の胸を揉んでくる沙織
沙織は全ての欲望を曝け出す事にしたらしい…。
「とりあえず、朝ごはん食べて、学院いこ…?」
——高槻紗夜は、顔を両手で覆いながらも、学院に行こうと扉の方に身体を向ける。
当然、そんな未防備な姿を見せれば、今の沙織に襲われるだけとなる。
まんざらでもない紗夜は、それを受け入れてしまい、結局、2人は学院に遅刻した。
◆◇◆◇
「2人とも遅刻はいけません!!次からは気をつけるように!!」東雲先生は、2人に注意していた。
そんな彼女達の様子を観察する綾香。
いつもと違って、もじもじしている紗夜の様子に、同じ人を愛している綾香ならば、わかる。
——わたくしとした事が、何かとんでもない物を沙織さんに出し抜かれた気がしますわ…。はっ、もしかして紗夜様との初旅行でしょうか?
しかし、相変わらずの天然だった。
クラスの大多数は何をしていたのかはわからないまでも、2人の甘い雰囲気に温かい眼差しを送っていた。
「ちっ…癪に触るなぁ…」
「ほんと…ね」
二階堂文香と片岡修二だけは、そんな紗夜と沙織に嫌悪感を露わにしていた。だが、同時に2人の口角は右に上がっていた。
◆◇◆◇
4月9日
いつものように、3人で学院に行くと、『高槻紗夜はレズである』と大きな見出しとともに、綾香とキスしてるシーンを貼られていた。
それだけではない…紗夜の机には、様々な嫌がらせが生じ始める。
——あの2人と竜王様は、これを懸念して?私の精神的成長を促してくれたのか…
「さーや…」
大丈夫だよ。私は強くなったの。
「紗夜様」
だから、今度はもう絶対あきらめない
「大丈夫」
心配そうな2人の頭を撫でて、次の嫌がらせが、どんなのがくるのかを推測する紗夜だった。
◆◇◆◇
休憩時間に紗夜は、雲一つない青い空を眺めながら、屋上で、1人思考を巡らせる。
——今、私が沙織と綾香に近づくのはやばい。
綾香と沙織に風評被害が出てしまう。そのため、2人に、適当な理由をつけて、紗夜は1人できたのだ。
私への嫌がらせは、ほぼ、片岡修二のグループで間違いない。けど、綾香との写真はどうやって?あの時…いた悪魔は潰した…。
周りからの信頼を落とし込み、陰で行うか…。このゲームの世界の住民では思い浮かばない平和な国でのいじめのやり方…。
——主人公が、朝日未来の可能性!?
「ねぇ…何でやり返さないの?」
紗夜が、後ろを振り返ると、機嫌が悪そうな二階堂文香がいた。
「…私の世界で1番大事な沙織と綾香を巻き込んでしまうかもしれないから」
——紗夜にとっては、これが至って普通の返答だった。
「なんで…なんであんたみたいな…どうせ…転生者のチートを使って…欲望に塗れた…ハーレムを築くような屑が…私の好きだった人に…似ているのよ!!!これじゃ…どっちに付けばいいか…分からないじゃない!!!」
二階堂文香は、なぜかその言葉だけを残し、涙を浮かばせながら、屋上から消えていった。




