特別記念SSヒロ✖︎さーや
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「ラスボス…お疲れ様」
「さーやも彼にとってはラスボスだと思うけど?」
——ヒロは、次へ進むために、歩いていた。
——さーやはそんなヒロを待っていた。
「あたし達どうなっちゃうのかな?」
さーやは、ヒロへと不安げな表情をしながらも、問いかける。
「さぁな…でも…もし、また会えたら」
「「君に恋をする」」
2人は、最後に、大きな声を出し…白い光の先へ飛び込んだ。
◆◇◆◇
高星浩は、小野中学校を卒業し、青春高校へと入学を果たす。天気は晴れ、季節は、桜が舞い散る頃、集まっている生徒の中には、肩の方に花びらが付いていたりもする。
——何か懐かしい夢を見ていた気がする。
——それは、とてもとても大事な夢
彼は、気持ちを切り替えて、入学式に出席し、教室へと入る。早速、色んな人が彼の周りへ集まり、中学校の同級生以外にも友達がたくさん増えた。
◆◇◆◇
秋頃になり、1人の女の転校生がやってきた。
浩のクラスへと所属する事になり、彼女は、自身を『高月紗夜』と名乗った。
——とても懐かしくて、どことなく安心感を覚える。
その日以降、当たり前だが、転校生に注目が集まる。それを傍目にしながら、浩は、見て見ぬ振りをする。
ある日、彼女は、クラスのみんなに謝罪してでも、浩の机へとやってきた。
「君は覚えてる?」
「覚えてないんだ。君からは、懐かしい気持ちが、湧くけれども、それは俺達出会った俺たちではないというか…なんかむず痒い感じだ」
「私も同じ意見…だから、これから共に作らない?過去じゃなくて未来への私達の新しいノートを」
茶髪で日本人にも珍しい金銀妖瞳で美少女…に誘われて嫌なものはいないだろう。
——浩は既に、彼女の虜となっていた。
「それはとても魅力的だ…だが、大事な何かを失ったままなんて俺は、嫌だから、ノートの続きを一緒に書いていこうじゃないか。俺とさーやで…な」
——さーやも、そんな浩の虜となっていた
クラスメイトのみんなは困惑の声が大きい。
側から見れば、いきなり、転校生と意味のわからない会話で投合しているのだ。
「そうだね…ヒロ、よろしくね?」
2人は、最初から、お互いの想いを告げていないまでも約束していた恋から始まった。
その後…の彼らがどうなったのかは分からない。
——ただ、噂によると、今は、東京の新宿の方で一軒家を建て、浩は、なんの因果かは不明だが、大手の商社へと入社を果たし、さーやは、そんな浩を支えるために毎日家事と子育てに奮闘しているとかなんとか…なーに、ただの噂話だ。




