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天童家パーティーのお誘い

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 翌日…私は、沙織と共に、セントスタレチア学院へと足を運ぶ。


 高槻紗夜の身体には、見えない所に、お仕置きと称した沙織から紗夜への世界一重いかもしれない愛あるマーキングが、いくつも残されていた。


——話を戻そう。


 学院に着いた私達は、各々の下駄箱を経由し、1-Aの教室に入る。


 今日は私と沙織が、珍しくも1番遅かったみたいで、教室に入った時の視線は、様々だった。


——不快の視線     主に片岡グループ


——無関心       南條さん


——好意的な視線    私達のグループ


——興味ありげな視線  田中君グループ


 とりあえず、私達は、自分のグループのみんなに挨拶した後、自身の机へと座る。


——すると、不思議なことに、沙織は当たり前としても、美佐子ちゃんや早苗ちゃんなども集まってきた。


 更に、1番視線を疑いそうになったのは、昨日まで私と仲が悪かったはずの空気の読めないお嬢様が、私のことをちらちらと見ては、視線を逸らす——まるで付き合いたての初々しいカップルの行動をしてることだ。


「ご、ごほん。高槻紗夜様…先日の決闘のお詫びに、今夜、わたくしの家で行われるささやかなパーティーへご招待いたします」


 何かを決心したのか咳払いをしながら、先ほどの言葉と共に、黒い封筒の真ん中に赤い薔薇のシールで止められた手紙を私に渡して、颯爽と彼女は、自分の机へと戻った。


——じーっじーっじーっじーっじーっじーっじーっ


 あ、あの沙織さん…そこ私の席です…。流石の私も、沙織さんの専用の椅子になるつもりはないので…退いていただけると…その、助かると言いますか…


——じーっじーっじーっじーっじーっじーっじーっ


「さ、沙織…ほ、ほら、明日から2日間休みだから、デ、デートしよっか。泊まりがけのね?」


——ならば、許してあげます


 ヤンデレが、開花した沙織さんが怖すぎて、私の方が『噛み噛み少女』になってしまう…。


◆◇◆◇


 その3分後くらいに、東雲先生が入り、魔法の授業へと移る。聖スタレチア学院初等部の1年の間は、魔法の実技が、ないそうで、座学のみである。そのため、窓を眺めていれば、授業が苦ではない。


 そして、授業が終わると、いつも通り、沙織と2人で帰り道につく。相変わらず、口は聞いてくれないものの、とても凄まじい視線で語ってくる。


——埋め合わせ、わかってますか?


——明日必ずですよ?


——-そもそも、強くなってからモテすぎてませんか?


 私が、口笛を吹いて誤魔化していると、ほっぺをつねられる。かなり強くなったのに、このほっぺのつねりがなかなか痛い。


 そして、別れ道の際に、相変わらず「つーん」と言いながらも、口付けを求めてきたので笑顔でキスをすると、満足したのか、沙織が走って帰っていった。


◆◇◆◇


 その後、私の家の扉を開き、自分の部屋で綾香から貰った手紙を開封すると、『当家の者が18:00に迎えへ差し上げます』とシンプルに記載されていた。


 天童家が、由緒正しい家系であることは、私が1番知っているので、慌てて、お母さんに事情を話して、化粧と髪を整えてもらう。


「あんた…本当に何もやらかしてないんでしょうね?」とジト目をされたのは、とても遺憾だ。私の方が、被害者であると伝えたいものの…ぐっと我慢して、違うよっと無邪気に答えることに努めた。


 17:55分頃に、家の前で待っていると細長い黒い車が、現れる。え?あれリムジンじゃね?とツッコミしたいのを我慢する。


 黒と白の執事服を着たお爺ちゃんに優雅なお辞儀をされた後、後ろの扉を開かれ、乗るように促されたので大人しく乗る。


 車の中は、前世でも乗ったこともないくらい快適で…飲み物やありがたいことに、高級な甘味まで用意されていた…。


 花見家や天童家に比べて、裕福でない私は『もらえる物は貰っとけ。遠慮したら負けだ』と言わんばかりに美味しい甘味を食べ尽くす。


 そして、お腹が幸せになった30分後あたりに、花見家の2倍くらいの大きさがありそうな屋敷へと到着した…。パーティーとのことで色んな人が、天童家へと出入りをしている。


——これ…お詫びじゃなくて、私への嫌がらせじゃね?だって、私だけ、パーティーぼっち確定じゃん!!!と彼女は心の中で叫んでいた。


 

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