表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/57

ついに見つけた

全話の強調点” “にしました。本当は上手に表記したかった

 セントスタレチア学院の少しトラブルがあった入学式を終え、各々の新入生達がホールを出た先に教師達が大きなプラカードを手に掲げている。


 そのプラカードには、クラスの番号が表示されている。私は、教師達の後ろにある大きな看板を発見し、そこでクラス発表の名前を確認する。


 1クラス15名制度は変わってないんだな…。


 これを表すならば、所謂いわゆる少数クラスの量産である。


 謎のクラスシステムのせいで、セントスタレチア学院は、メインヒロイン4人+主人公の形になる事が多い。


 そのため主要キャラだけで、1/3を占める。故に、このゲームは、サブヒロインが異様に多いのだ。


 前世の諸星博もろほしひろの時は、高槻紗夜たかつきさや推しだったので、参加していない。


 しかし、このシステムに不満を漏らし、運営へ抗議をしに行った『俺の嫁がメインヒロインにならないのは、運営おまえのせいだ』と名乗る宗教団体があるらしい。


 その宗教団体をトリガーに目を血走らせながら、推しへの愛を大きな声で語るデモの様子が、結果として…幾多の人にSNSで拡散される事となる。


 その波はSNSだけに止まらず、有名動画投稿サイトにも、UPされる事となり、恋愛シミュレーションゲーム派は、乙女ゲーム派の女性オタクやギャルゲームからも距離を置かれる事となった。


 …とまぁかくいう私自身も、今では、すっかりサブヒロイン派なので、彼らの勇気ある行動を否定するのはここまでにしておこう。


  …否、噛み噛み少女のファンの方達だけは、別だ。沙織の事は、私が幸せにするから、安心して、眠っててくれると助かる。

 

◆◇◆◇


 現状へと戻そう。


 さて、私のクラスは…と言うと、遊助さんの言葉は、事実だったらしく、私と沙織は、1-Aで同じクラスになっていた。


 特に沙織は嬉しかったのか私に抱きついてきた。


 しかし、私には、懸念事項がある。


——『主人公は誰だ?』


 現状、それらしき人物は、残念ながらいない。メインヒロインは、全員揃っており、いわば、主人公以外は揃っている状態だ。


 …仕方なく教室で待っていると、黒髪で大きな黒の瞳をし、全体的に整っていそうな男の子が、遅かったにも関わらず、当たり前のように入ってきた。


 あ…こいつとは()()()共闘できない…


 あの男の子が、主人公であり、転生者なのは、間違いない。


 なぜならば、ノルダーム遺跡の40層の映像でこいつに酷似した奴が、学院を襲っていたからな。


 可能性があるとするならば…このゲームを知らなかった人だが…どちらにせよ、初手から素行不良をする事でメインヒロインの好感度を落とす奴に用はない。


 主人公が、入った直後に、このクラスの担任を務めるであろう先生が入ってきた。


——東雲莉子しののめりこ先生だ!!!!茶髪をポニーテールに束ねて、小柄で丸眼鏡をかけている新米の先生である。


 恋愛ラブスターはあくまで、ギャルゲーとは異なり、シミュレーションゲームである。


 当然、人の好みは千差万別である。


 これは、諸星博もろほしひろ時代の話になるが、仕事後、日課である攻略情報を調べていた彼の眼に、とある掲示板が目に入った。


◆◇◆◇


タイトル『俺氏 メインヒロインサブヒロインそっちのけで熟女ルートに入るwwwwwwww』


1.ここからは名無しのHIPがお送りいたします

はっーwwwww熟女最高だぜwwwww


2.ここからは名無しのHIPがお送りいたします

1>きもっ


3.ここからは名無しのHIPがお送りいたします

1>寝てろ


4.ここからは名無しのHIPがお送りいたします

どうやってやるんですか?師匠


5.ここからは名無しのHIPがお送りいたします

4>高槻紗夜ルートの学院編での戦いそっちのけて教室に戻るって選択肢押すと入れるぜぇwwwww俺は高みにいるからよ?


◆◇◆◇

 

 …とまあこんな感じである。ちなみに前世の俺だった頃は、東雲先生にも実は…と思っていた時期があり、高槻紗夜ゲームエンドロール後に、別名『禁断ルート』と呼ばれる物をプレイしてみたかった人生だった。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ