IFルート 博✖︎里奈
なろうで強調点を調べても、できずに泣いています…できるようになりましたら、全話加筆減筆するのですが…
『1.今の力を持ったまま、前世の悲劇が起こる直前までの自分に戻る。
2.今の高槻紗夜のままでいる』
迷いに迷った末…俺は1を選択した。
◆◇◆◇
舞台はタイマンの指定された場所から動き出す。
そして、浩二の迫り来る拳を手の平で受け止め、相手の手を骨折しない程度に壊す。
「いっででででででで、美久ぅぅぅ、話が違えぞ」
朝日美久自身も驚愕を隠してない。
今、彼女の知っている諸星博は、昨日までの彼と全く異なる別人…いや…そんな生ぬるいものではない
——化け物
「失せろ…次、俺の前に現れたら存在ごと消す』」
2人は、その場から四つん這いになりながら、情けない姿で、大声をあげて、博から逃げ出す。
◆◇◆◇
俺は、その2人を無視して、佐藤里奈へ視線を移す。
「里奈…ごめん…俺のせいで巻き込んだ…」
「ううん…変わったね。ヒロ君…」
「もし…君を守るために、異世界から戻ったって聞いたら、君は信じるかい?」
里奈は、最初こそ驚いた顔をする。俺自身も心の底から信じてもらえるわけはな…
「私は…ヒロ君の言う事ならどんな事でも、信じるよ」
…そんな彼女がたまらなく愛おしくて…思わず彼女を抱きしめる。
「だって…私達は恋人じゃん?それに…以前よりも別人みたいに強くなってたし…さっきの姿もすごーくカッコよかったよ…?」
俺は、頬から熱い水の粒が流れるのを感じる。
「……もう…君の側を離れないから…」
「なに…ヒロ君…そんなに切ない声を出して…」
彼女からも同時に綺麗に銀色に輝く雫が流れていた。
「俺は…世界で1番君を愛している…もう二度と…あんな後悔だけはしたくない…今度こそ俺が幸せにする」
「…私には、ヒロ君に何があったのか分からない…けれど…これだけはね、決めてるんだ。私の人生で好きになる人は1人って心から決めてるんだ」
2人は、夕陽に照らされた河川敷で…初めての口付けを交わす。
その幻想的な光景は、無限に続くかと思われたが、お互い…息が苦しくなったのか、暫くして…名残惜しそうにしながらも離す。
その場は、恥ずかしくなり、一旦2人は各々の家へ帰宅する。
◆◇◆◇
諸星と書かれた表札を見るのも久々だ。
お父さんとお母さんは、元気にしてるのかな?と思いながらも、恐る恐る扉を開ける。
「あら、博ちゃん、お帰り」
「おう、博、お帰り」
——ああ、俺のお父さんとお母さんにも久々に会ったな。
俺の様子が変だったのか、2人は、潮らしい俺を弄ってきた。こう言うところも変わらない。
その後、ご飯を食べて…お小遣いとプレミアムフィギュアを少しだけ血の涙を流しながら売り、30万円程になったお金で、ジュエリーショップで指輪を購入する。
指輪はシンプルなタイプのデザインだが…その指輪に『Rina』と書いてもらう。
俺の勘違いでなければ…きっと里奈も応えてくれると信じてはいるが、やはり、手が震えてしまう。
その後、一旦家に帰り、久々の家族団欒を楽しんだ後、お風呂に入って寝る。
寝る前に、里奈に昨日のいたところへと17:00に来て欲しいとライムで伝えた。
太陽が窓から顔を出した頃に、目を覚まして、身なりを整えて、目的の時間直前に、たくさんの彩がある花束を購入する。
彼女は、不思議そうな顔で「いつもよりオシャレだね?」と気さくに話しかけてくる。
花を後ろで隠し、深呼吸をする。
——諸星博、決めたんだろ!!!
そんな彼女に近づき、その場で跪き、
「高校卒業したら、俺の隣を歩んで欲しい」
指輪と花束を渡す。
両手で、口を押さえ、目には涙を浮かばせながら、震えた声で、彼女は、
「不束な者ですが…よろしくお願いします」
——その後、お互いの両家からも合意を頂き、数年後には本当に結婚を果たす。そして子宝にも恵まれて、彼らは幸せに生きるのだった——




