どMと赤竜王
『さぁ、さぁ、さぁ』
黄竜王が、急かしてくる。
仕方ない。特大のお見舞いするか。
◆◇◆◇
『ステータス』
高槻紗夜
Hp22000/37800
Mp150000/255000
状態(健康)
称号 聖剣の担い手:聖剣候補者である。聖剣のところまでたどり着けば、所有者になる資格があると認められる。
赤竜王の友:赤竜王と常に話せる
炎魔法の攻撃力と威力が常にUp
緑竜王の友:緑竜王と常に話せる
風魔法の攻撃力と威力が常にUp
◆◇◆◇
…とりあえず、この世界が『経験値』で上がってる事は分かった。
決して、レベル制ではないし、ステータスが上がっても回復することはないが、倒す事で力の1部を己の糧とするみたいな感じだろうか?
とりあえず、あのムカつく黄竜王を黙らせるためにも、特大のをお見舞いしてやりたい。
『炎魔法 爆炎業火』
を壁に当てて、炎が広がった所の余波にわざと、自らを突っ込んだ。
黄竜王が『もったいない』などと叫んでいるが、関係ない。
それに赤龍王の血を飲んだおかげか、肌にもそこまで影響は、でてない。
そして、少し時間はかかってしまったものの、Hpが9割くらい削れた頃に、黄竜と向き直る。
『炎魔法 爆炎業火』
赤龍王の加護と、
さーやの『限界突破』
俺が死にかけてやっとの思いで手に入れた超級魔法
3つの条件が揃った白い炎の爆炎業火
最初こそ『余裕』と判断ていたのだろうか?
黄竜王が、いざ私の魔法を目の当たりにすると、みるみるうちに、表情が焦り出していくのがわかる。
白い炎は、黄竜王の腹部に直撃する。
同時に、空間に爆音が生じる。
必然と温度も高くなり、煙がもくもくと出る。
うーん。大丈夫かなぁと思い、姿が確認できるまで、その場にいると…
ぼろぼろの黄竜王が、姿を見せた。
『や、やればできるじゃないか…ガハッ』
最後にその一言だけを残して、倒れた。
えっと…も、もしかしてだけど、竜王を倒しちゃった…?
まずいと思い、慌てて、赤竜王に連絡する。
多分、心の中で念じれば、できると推測している。
『赤竜王ーこっちきてぇ!!』
『ム…サヤカ…ドウシタ』
『黄竜王…が倒れて動かなくなった』
『ナヌ!?イマイク』
ふぅ…これで黄竜王の救急車を呼ぶことに成功した。
◆◇◆◇
現在は、5分もしないうちに赤竜王が駆けつけ、黄竜王に黄金の実を食べさせている。
すると、不思議なことに先程受けていた傷が、すべて治ったかのように元気になった。
『兄者、わ、わしは…負けたのか…』
『カマワン』
いや、あの…北斗の拳に出ていそうな兄弟の会話は、しなくて大丈夫です。
「先に進みますね?」
『サヤニモコレヲヤロウ』
50個もくれるの?その弟君には1個だったのに??
ま、まぁいっか…
『サヤ、ヒトツダケ。ココカラガホンバンダ。ワレホドデハナイトハイエ、ココロニクルゾ』
扉から、出て行こうとした時に、赤竜王が俺に警告してきた。
——あぁ…いやってほど知ってるよ
恋の試練もそうだったからな。
殲滅モードを解除し、何が起こっても大丈夫なように気を引き締め直した。




