無双
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頬に伝う涙を手で拭い、いつもの扉とは、違う金の扉の前にいる。
さーやの分まで頑張らなければと己の胸を叩いて自身を鼓舞する。
ここからは、恐らく『魔の試練』だ。今の自身のステータスを知る必要性がある。
◆◇◆◇
『ステータス』
高槻紗夜
Hp20000/20000
Mp200000/200000
状態(健康)
称号 聖剣の担い手:聖剣候補者である。聖剣のところまでたどり着けば、所有者になる資格があると認められる。
◆◇◆◇
…このステータスの上がり具合は、いくらなんでも異常だ。
いや…もし、さっきのさーやが、実はゲーム攻略していた時の俺のデータ内の最強のさーやの力を引き継いでいたなら?
あぁ…だめだ。
ここでまた立ち止まったら…泣いたらだめなんだ。
それにさーやは、俺が死なない限り、俺の中で生き続けている。
——君はそれでいい
進む時に、背中を押してくれる《《優しい》》声が聞こえたような気がした。
◆◇◆◇
『挑戦者、よく厳しい試練を乗り越えてここまで来た。我は、このノルダーム遺跡の管理人である。ここからは聡い主ならば、分かっているだろうが50〜100層は『武』が試練である。さーやの力とオリジナル魔法を継承した主なら、0の階層以外は楽勝であろうな』
へ?オリジナル魔法なんて取得してたっけ?
『何でそんな呆けた顔をしている…いや…赤子のように泣きまくっていたのだったか。仕方ないと言えば、仕方ないか。主はさーやの古代魔法『限界打破』がある』
——ハァ…限界突破:HPが低ければ低いほど、魔法の攻撃力が上がる
なんか機械音声にまで…ため息つかれたんですけどぉ…!?ってかさーやの使用する魔法くらい、俺が嫌ってほど知ってるよ…!!
引き継いだ事実にびっくりしただけだよ!!
『まっ…ルールは至って単純だ…出てくる魔物を倒すなりなんなりすれば、勝手に扉が開かれる』
そう言った後、俺の脳内に届いていた音声は切れた。
51層…ゴブリン5匹だった。
ん、俺が来たのに、襲いかかってこない…
あれかな?こっちから攻撃しないあたり、攻撃しないとか?まぁ…たかだかゴブリンでしょ?調べるまでもないけど、調べておこう…
◆◇◆◇
『ステータス』
『ゴブリン
Hp20000/20000
Mp10000/10000』
『ゴブリンメイジ
HP5000/5000
Mp40000/40000』
『ゴブリンナイト
HP40000/40000
Mp5000/5000』
◆◇◆◇
ゴブリン2匹、ゴブリンメイジ2匹、ゴブリンナイト1匹
あのー…インフレするのやめてもらっていいですか?せっかく強くなったのに、嫌がらせですか?
「ゴブリンが、こんなに強い世界なんて、嫌だぁ!だぁ!だぁ!」
そう叫びながら、
『炎魔法 爆炎業火』
発動と共に跡形もなく一撃で消し去った。
すると、先ほどまでと同様、奥の扉が開いた。
◆◇◆◇
予想通りというか…なんというか…60層までは、それは、もう円滑に進むこととなる。
52層スライム集団
◆◇◆◇
『ステータス』
『スライム
Hp20000/20000
Mp20000/20000』
称号
粘着生物…物理的攻撃の無効
◆◇◆◇
うん。これが5匹ね。『雷魔法 雷電極弾』で一掃した。種族が、異なるだけでステータスは同じの可能性が高いな。
◆◇◆◇
53層ミミック集団
先程の2層のおかげで、ステータスは、ある程度わかってるので『炎魔法爆炎業火』で焼却。まぁ…宝箱から化け物が出てくるなんて燃やすゴミに限るよね!!!
ミミックになんかの恨みがあるのか、やたら、厳しい彼女だった。
◆◇◆◇
54層スケルトン集団
ステータスは、ある程度わかってるし…もし耐えられても…また打てばいいだけ。
…ということで…火葬(爆炎業火)してあげました。
◆◇◆◇
55層オーク集団
まんまると肥えて仁王立ちしている猪5匹…
とても美味しそう…そういえば、暫く、何も食べていなかった。
オークは、生存本能から察したのだろうか?『ブヒィィィ』と泣きながら、逃げ回る。
彼女は、満足げに、お腹を膨らませ、スキップしながら、奥の扉へと進むのだった。
その空間に残ったのは綺麗に食べられた骨と煙だけだった。
◆◇◆◇
56層コボルト集団
犬の人版…?うーん…全体的に好みじゃないかなっ!!
『炎魔法 爆炎業火』
さっ、次々ぃ〜♪
◆◇◆◇
57層マンドラゴラ集団
あー…抜かなきゃいいんだよ…ね?
『炎魔法 爆炎業火』
さっ、どんどんいこうか。
◆◇◆◇
58層モコズラビット
モコズラビットは、まんまると肥えており、全体的に丸いうさぎのような見た目だった。
感想はそれだけだった。
『炎魔法 爆炎業火』
◆◇◆◇
59層ゴースト集団
紫色で醜悪顔を晒している浮遊物ですか。
『水魔法 激流王』
からの
『雷魔法 雷電極弾』
全ての空間を常時感電させて満足した。
消える瞬間に懺悔していたのはなんでだろうか。
魔法の威力もかなり上がってることを確認する事ができ、大変満足した。
◆◇◆◇
そして、60層…
え?赤いドラゴンじゃん。
寝ている時に、襲われたら怖いし、許可取っとこうかな…。
「すみませーん。Mp回復したいので、寝ても大丈夫ですか?」
『カマワヌ』
よし、許可を得た。寝よう。寝袋を敷いてすぐに、意識を手放した。




