案内人に煽られる?
コメディ寄り?いいねブクマ感想お待ちしてます。
俺は、期待を胸に躊躇いなく、スイッチを人差し指で押した
すると——頭の上に、大根が落ちてきた。
え?たらいじゃなくて大根落とすの?
ちなみに、俺の頭の部分的に大きいたんこぶと額の方に大きな痣ができたのは、言うまでもない。
——乙女の顔に何してくれてんじゃい!!!
心の中でそう思っていると、
『絶対に押すなって書いてありましたよね?眼ついてるんですか?ってか今どんな気持ちですか?あ、そういえば、生意気にも【聖剣エルプレム】を取りに来たんですか?盗人ですか?』
俺の保有するオリジナル魔法と似てるようで異なる機械音声が脳に聞こえてきた。
しかし、どことなく人を馬鹿にされてる気がするのは気、のせいだろうか?
『やっぱい!!この挑戦者が、人間だってこと忘れてました。初めまして!!ノルダーム遺跡1〜50層、恋の試練の案内人を務めさせていただきまーす。各層の突破基準は、簡単だから猿に近い君でも、大丈夫だから安心してね?じゃー言うよー!!私の質問に対して、選択肢の3つから選んで、正解するか間違えた時のトラップを回避して生き残るかだけ』
す、すごい…あの破廉恥女が、可愛く思えるくらいには、こいつの言葉の全てに腹が立つ。
ルールは、至ってわかりやすくて助かるが…思ってたのと違うことに肩を落とした。
ただ、100層の間ずっと魔獣等と戦闘していたら疲労感も時間も消費してしまうのでラッキーだと考えよう。
『第1問!!君の愛しの沙織ちゃんが今、君に抱いてる気持ちはこの中のうちどれでしょう?』
『1.心からお慕いしております
2.さ、さーや、早く帰ってこないかなぁ…
3.さ、さーや…寂しくてたまらないの…次あったら、お父様も言ってたけど…さーやは私の物だよね?早く私だけのさーやにならないかなぁ…待ち遠しいよぉ…』
ったく…これだから煽り音声は、恋心がわかってないな。全くラジオからやり直してほしいレベルだ。俺が沙織の問題で間違えるわけないじゃんか。
「2」
俺は、ドヤ顔で机の上で両手で、ピースをしていた。
正解だと確信していた。しかし、俺の意に反して、四方八方から、ひゅんと音を立てて矢が飛んできた。
結果として、「雷魔法 サンダー」を4回放つことで防ぐ事ができた。
まず、冷静になりなながらも、上から飛んでくる矢に放つ。
その後に、その場から飛び上がることで、左右下から向かってくる矢に対して、少しでも、距離を取る。
2番目に下から向かってくる矢を、優先的に処理した後、両手を突き出し左右の矢を処理することでトラップ回避に成功した。
『ぷぷっ…ドヤ顔して外すとか超ウケるー!!さっきの君の心の声くらい手にとるようにわかるよ!!どうせ『私が沙織のことで間違えるわけないじゃんか。この煽り音声、ラジオからやり直してこい』でしょ?プーハッハッハッ、耐えられない耐えられない!!まぁでも、トラップは回避したみたいだし次に進んでいいわよ』
あのー…心読むのやめてもらっていいですか?
答え3だったかぁ…妙にリアルだったから、可能性は無きにしも非ずとは思っていたが…ヤンデレになってたのか…そっかぁ…
なんとも言えない気持ちになりながら、奥の扉が、開いたので次へと進んだ。
2層も先ほどと同じような空間だった。
『第2問!!パンを口に加えている女の子とあなたは曲がり角でぶつかりました。その時女の子があなたに言った言葉は?
1.ちょっと!!パン代返しなさいよ!!!
2.えっと….ご、ごめんなさい!!
3.許されるのはイケメンだけなの!!』
…あいつが、正解にしそうなのは1.3だ。
しかし、前世の俺は、オタクではあったものの外見は悪くなかったはずだ。つまり…
「1」
『せいかーいっ!!やるじゃんっ!!あれなんで泣いてるの!?』
これは階層が上がるごとに、男の子が一度は夢見る願望を現実というハンマーで叩き壊していく気か?と疑いながら、奥へと進んだ。




