表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/57

強くなりました?

よければ..いいね、ブクマ、感想くださいモチベーションに繋がります!!

 ダンダラーベアの爪が、高槻紗夜たかつきさやの眉寸前にまで来ていた土壇場でも、魔法に目覚めた彼女は、それでも、頭を悩ませていた。


 なぜならば、魔法がどのくらいの速さで発動されるのかが分からないからだ。


 だから、最も効果がある魔法を選ばなければいけない。


——選択をミスれば、せっかく目覚めたのに、死ぬっ!!


 故に、俺は慎重に選択しなければならない。


「雷魔法 サンダー」


 強い魔法を覚えたから、それを打てば、勝てる。そんな甘い世界ではない。


 俺の予想通り、雷が手から即座に出た。


——なんとか間に合っ…てはいなかった。


 どうやら相打ち…いや、この場合は、爪が掠っただけで済んだのだから命があるだけマシだろう。


 しかし、7歳児である俺の身体は、既に満身創痍の状態であるのに対して、ダンダラーベアにとっては、少し痺れた程度だ。


 視界がぼやける。


 まずい。


 この身体の調子だと…次は、掠りさえすれば、死んでしまう。


 だから、()()に出る事にする。


 俺は、パタンとその場で倒れる。


 この時、呼吸をせずに鳴りを潜める。


 勝ちを確信したダンダラーベアが、喜びの咆哮ほうこうを上げこちらにゆっくりと、近づいてくる。


——待っていたよ


『炎魔法 爆炎業火インフェルノ


 心の中で静かに、魔法を唱え、近づくにつれ、俺の手に高熱のエネルギーが徐々に、溜まっていくのを感じる。


 こういう言葉をご存知だろうか?


『敵が最も油断するのは、勝ちを確信した時だ』と某アニメセリフの名言だ。それは言葉の通りの意味だ。


——いつまで捕食者かりうどの側にいるつもりだ?


 エネルギーが、徐々に大きくなり、隠せるような状態ではなくなったため、少し早いかもしれないが、倒れたまま、ゆっくり、近づいてくる奴に、腹の底から声を出しながら、己の全てを賭けて、撃ち放つ。


「いっけえええええええええええええええ」


「ガヴ!?ガァァァァァァ」


 奴は、爆炎業火インフェルノを受け止めようと咆哮をしながら、必死に抵抗を試みる。


 俺は、その様子を傍目はために今度こそ、意識を失い地面へと倒れ込んでしまった。


◆◇◆◇


 目が覚めた。


 どうやら生き残る事ができたらしい。


 しかし、依然として身体が悲鳴を上げている。


 当然、起き上がって、「さぁ、すぐに頂上へ」と移動することは叶わない。


——取得したスキルや確認でもするか


 俺は、最も気になっていたオリジナル魔法のゲーム代行者を調べようとすると…


『ゲーム代行者ゲームプレイヤー:イレギュラーであるが故に、常時行使が可能。心の中で、ステータスオープンと唱えることで、自身や相手のステータスを閲覧可能とする。ただし、自分より強い相手のステータスの閲覧は不可能である』


 丁寧に教えてくれた…


 レベルアップの概念がない世界でも、相手のステータスを確認できるのはアドバンテージだ。


 これは、俺が、異世界憑依者だから取得できたスキルだな。


 試しに『ステータス』と念じてみる。


◆◇◆◇


高槻紗夜タカツキサヤ

Hp10/300

Mp500/10000

状態(疲弊)

     

称号 聖剣の担い手:聖剣候補者である。聖剣の所までたどり着けば、所有者になる資格があると認められる。


◆◇◆◇


 随分と簡易的だな…。俺としては、スキルをずらずら並べまくるより、分かりやすくていいか。


 その後も、他の取得した魔法を調べる。


◆◇◆◇


 調べてみた結果、全体的にこんな感じだ。


 超級魔法はMPを9000で発動時間が10秒


 上級魔法はMP4000で発動時間ぎ5秒


 中級魔法はMP1000で発動時間が3秒


 初級魔法はMP500で発動時間が1秒


◆◇◆◇


 本来『恋愛ラブスター』の設定は、俺の知識が、間違えていなければ、全世界の人々は、必ず5大属性のうちの1属性以上が上級魔法以上に扱えるようになっていたはずだ。


 もちろん、努力次第では、他の属性も扱えたはずだが、中級止まりである。


 その事を踏まえると…流石メインヒロインの性能である。大いに恵まれている。セントスタレチア学院だと生活魔法…全員が、覚えられる中級程度までしか教えてくれない。


 しかし、俺の命を賭けたやり方は、己の生涯の魔法の取得の限界まで一気に魔法を獲得マスターできた訳だから充分邪道うらわざだと言える。


 今日は、ゆっくり寝て休んだ後、明日で頂上まで登り切ってノルダーム遺跡へ突入だっ!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ