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1.

「ねえ、あの子と私、どっちの方が好きなの?」


「答えにくい事を聞くなあ……。でもやっぱり正直に言っちゃうと、君の方が好きだよ、俺は」


「ふふ、やっぱり。あーあ、あの子が聞いたら泣いちゃうよ?」


「本当のことなんだから仕方ないでしょ。それに、意地悪なことを聞いてきたのは君なんだから」


「ごめんごめん、ふふ、でもやっぱり嬉しいな。私もあなたのこと好きだよ」


「ありがとう。大好きだよ」


「こんなのに恋しちゃって、あなたも大変ね」


「そんなことはないよ。こうして君と話せるだけで、俺はすごく嬉しいから」


「ありがとう、ふふ、愛しとーよ」

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