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方言版 太宰治 火の鳥  作者: かんから
光を浴びて
71/79

⑮だめよ

耳もどで囁ぎ、でっけえ(/\)黒揚羽の蝶、ひたど(/\)、高須の全身()おおい隠す、そのまま、すっど入口がら飛んでろ()、廊下の隅()なんも(_/)ゃべん(/\)ねえで、とっとど押すかえすて、


「まあ。ゆるしてけえ()。」

ほそら(_/)()すた姿の(めんた)だ。(まなご)っけく(/\)鼻筋の(なげえ)(さんび)すい()(つら)っこ(_/)で、(くれ)えドレスが似合ってら()


「さぢよど、逢わわせてくねかっ(/\)た。あの(わらす)は、たげ()おめの(/\)こどば(/\)気にしちゃあ()やと()かど()の評判も、いんだ( ̄\)はんで、ね、おねがい、あの(わらす)ば、そっとしてけれ()じゃ。あの(わらす)、いま、一生懸命(へごま)よ。つれえ()んだ。わーさ(_/)は、それが判る。あら、おめは(/\)わーば(_/)らねん(/\)ず。」


(つら)()(あけ)ぐすて、「ゆるせじゃ()おめ()、高須さんね。んだべ(/\)? わー(_)、ふと目()で、はっど( ̄\)()っだ。まさすく、わー(_)、はずめでだんず()、だばって()、すぐわかっだ。須々木乙彦の、御親戚。どんだ(_/)? わー()ずんぶ()知っちゃあ()べ?」数枝だ。芝居がはずまっで、この二、三日、何がどおも(_)やんで( ̄\)、今日はホール()休んで楽屋さ来で(/\)ら。


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