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方言版 太宰治 火の鳥  作者: かんから
光を浴びて
67/79

⑪仲直り

 さぢよは、ぼさら(/ ̄)(つら)っこあげで、


ぶっか(_/)ねんず(\/)?」

ねむけ(/ ̄)まなご(/\)でしゃべん(/\)な。」


にげく( ̄\)すて、煙草のげむば(/\)ゆった(_/)()吐いだ。


「かえってけれ()わっ(_)きゃ()、しゃべり(/\)てえことば(/\)、おわっだ(_/)。あどは、たんだ( ̄\)敬遠主義だ。おめも(/\)わんか( ̄\)(かんげ)えへ。かえれ。路頭()迷ってもろ()わは()知らね(/\)えはん(/\)で。」


 もづもづすて、


「路頭は、(さみ)ぐで、いや。」


 三木は、あわく(/\)うとこすて、


「笑わせでも、まね()はんで()。」


ゃべり(/\)ながら、はっ(_/)()負げだど()った。


「さぢよ、こごさ(_/)いるが。」

「いる。」

「女優さなが(/\)。」

「なる。」

「勉強すが()。」

「する。」


 三木の腕の中で、さぢよは、ちっちぇ(/\)く答えだ。


つぼけ()。」


三木は、さぢよのからだから離れで、


かっ()ちゃど()どった(_/)っこ()すた?」


むった(_/)どの()、やさすい歴史的さん()、かえっでだ()


「わー、()ちゃ()好ぎよ。」


さぢよは、じゃんぼ(/\)ば掻ぎあげで、


「こぃがら、わった(_/)()孝行すの。」

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