⑧行動に移さねば意味ない
「もう、わっきゃ、おめばあきらめてらはんで。」
三木は、すっがらでいまいますんた顔っこすかめで、
「おめさは、手っこつけれねからきずなとこあんべさ。おめは、おめ自身のへずねのさわんかねまっちゃんだが? なもさ、わっきゃ、おめば買いかぶりすぎだんた。
おめのへずねさだば、掌さ針っこたてだぐれえなもんで、苦なのは、んだびょん、飛びあがるほど苦だべ、だばって、そえでわあわあばしらいだら、ふとは笑うべ。
はずめだばめごいばってろ、そのうぢ、ふとは、なんも相手にささね。そったもんさ、かもっちゃあ余裕なんて、かなしいべ、いまの世の中のふとさ、誰にもねんだ。
わっきゃ知っちゃあよ。おめの思ちゃあことぐれえ、見透おせるはんで。わっきゃ、てらっこ。こでらいね。命だばけるはんで。ああ、信ずねえんだべ。んだべさ?
いづれ、そったとこだ。んだばって、いが、真実どいうもんは、心で思っちゃあばすだば、どったに深ぐ思ってだとこで、どったに固え覚悟ば持ってもろ、ただ、そんきだは、虚偽だ。いんちぎだ。
胸ば割いでめせてえくれえの、きれかんだ愛情持ってでもろ、ただ、そんきで、だまってらんだば、それは傲慢だ、い気なもんだ、きぱしね。




