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方言版 太宰治 火の鳥  作者: かんから
女優としての成功
56/79

⑧ひっかかる

 と、書きかけで、そのまま()なってら()

 高須は(つら)っこ()蒼ぐすて、わん()つか()笑い、紙片()二づ()裂いだ。


()せへ()あすめ(_/)の約束だが()?」


おめさ(/\)は、こぃば(/\)読む資格ね。」ばつら()っとすた語調でしゃべっ(/\)て、さらに紙片()四づ()裂いだ。「おめ()めごが(_/)ちゃあ()高野幸代どいう役者は、たげな(/\)名優だね。舞台ばす()でねく(/\)、廊下さまで(/\)芝居()ふろげ(_/)ちゃあ()()。」


そった(_/)ごど言うなじゃ()。」助七はわや()ついで、両手()頭のうすろ()組んで、「ぐだ()めぐな(/\)。さぢよも、へごま書いたんだべ()? 逢ってやりへ(/\)。うれすべ(/\)。」


 助七()、ぐんと背中()押さぃ、青年(わげの)は、よたづいで、何があずましい人間(ふと)の真情()その背中()感ず、そのままふらど(/\)あさい(/\)で、一人(ふとり)で劇場の裏()まわってく。生れではずめで()る楽屋。

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