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方言版 太宰治 火の鳥  作者: かんから
決心する
42/79

⑤女も男も弱い

さぢよはむっく(_/)ど、


「女ふとりの仕合せのためさ(/\)、男のふとば(/\)だまか(_/)すんず()いだわ(_/)しい(/\)じゃ()。女だってろ()うす(_)けね()ばって()、男は、まっとうすしか(/\)ねえんだ。やと()かと()踏みとどまって、どんだがけっ()ぱっ()ちゃあ()んだ。わー()には、そう()われで仕方(すかだ)ね。そった(_/)どごさ(/\)、女のふとが(/\)どがら(/ ̄)(おめ)え体っこ()おか()がら()せだら、どった(_/)男のふと()ばも()わや()つくば(/\)。気の毒だべさ()。」

 数枝は、呆れで、蛮声()出してろ()


「白虎隊は、そん()でね()。」さぢよの祖父(じっこ)が白虎隊のふとりだったのば()数枝は、さぢよがらしかへ(/\)られえだ()


そった(_/)もんじ(/\)ゃね()。」さぢよは、くれえ(/\)中で、たげ()やさすく微笑んだ。「わー()、巴御前でね()。薙刀持ってらんき(_/)たが(_)ぐんず(/\)からし(/\)ねえ()じゃ()。」


「似合うよ。」


「だめ。わー()()っちぇ(/\)はんで()、薙刀()負げるべ()。」


 ふふ、と数枝は笑った。数枝の気嫌直ったんた()で、さぢよは嬉すく、


「ねえ。わあの(/\)ゃべる(/\)ん、わんか( ̄\)さがし(/\)く聞いで()れ? ご参考までに。」


「しゃべる(/\)んが、いぢいぢ、えふり()ごいで(/\)。歴史的氏の悪影響だ。」数枝は、いが()ちゃあ()

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