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方言版 太宰治 火の鳥  作者: かんから
決心する
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③初めから

「帰れってが()?」さぢよは蒲団の中で()ちぇく(/\)すぐだまって、おかな()がって反問すた。


んだね(/\)。」数枝は大人びだ口調でしゃべっ(/\)て、「だいぢ、あの、歴史的は、つぼけ(_/)だべ。まさすく変人だね。いや、もっといぐね(_/)。婦女誘拐罪。咎人だべさ()、あれは。ろぐなごど、しねべさ()()ごどば(/\)、そそのがすて、そうすてまだのこのご、つけらっ(/\)ど押すかげでろ()、まるで恩人が何なんだが、あの、えふり()こいで()っこ()きいで。どごまで、すん()だが、わかんねえべさ()。阿呆や。あの(まなご)ば、みねが(/\)。どうすたっで、ふつうじゃね(_/)はんで()。」


 さぢよは、くすくす笑っだ。


 数枝も、こで()らいね(/\)で笑ってまっで()、だばって、


「いやな奴()。笑い事じゃねえ。謂わば、めんた(_/)あの敵だね。」


「だばって()わー()、知っちゃあ()よ。数枝は、はずめがら歴史的()好ぎだった()。」


おめえ(_/)。」


 (めのご)ふたり、腹()おさえで、にたじ。

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