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方言版 太宰治 火の鳥  作者: かんから
うけるー。私なんかの為に
33/79

④結局、戦うのか……

「だばってろ()。」助七は、がっぱ(_/)ど一歩踏み出す、「その一晩(ばんげ)おめば(_/)、ゆるさね(/\)。がまんでぎね。よぐも、よぐも。」


「そうが、わがっだ。相手()なる。わーも(おめ)には、こで()らいね(_/)まんず(/\)()いあがっだ野郎だ。」煙草()ぽんとなげて、二重まわす()脱ぎ、さらに羽織()脱ぎ、わんか( ̄\)思案すてがら兵古帯()ぐるぐるほどぎ、着物まですっぽり脱いで、シャッど猿又ばすの(/\)姿()なり、


(めのご)()肉体ばすで(\/)(かんげ)えるごどできねえんだば()、気の毒だな。こごさ(_/)まで、そのやばつ(_/)(かま)りが(うつ)()(おめ)なんかどやがぐ(_/)っで着物()よごすたっ()きゃ()、洗っても洗ってもすみっこ取れねえ。めんどくせえ(/\)じゃ」しゃべり(/\)ながら、足袋()脱ぎ、高足駄()なげで、さいごに眼鏡()はづす、「来いへ!」


 ビシャンと雪の原、木霊すて、右の頬()ぶった(_/)がれだんは、助七だった。間髪()入れねで、ビシャンと、まんだ(_/)、こんどは左。助七は、よろめいでろ()どって(_/)んす()強襲だった。うむ、とけっぱっ(/\)で、腰()落す、両腕()ふろげでよすだ()やが()ぐれば(/\)、こっちのもんだど、助七さは()まだ、自信っこあった。

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