①セルを買う。
太宰治は日本を代表する文豪です。
"走れメロス" "斜陽" などの著作があり。
この度は ”火の鳥” という題材を扱わせていただきます。
原文 https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/269_15082.html
序編さ、女優高野幸代の女優さ至る以前ば記す。
昔の話だ。須々木乙彦は古着屋へ入って、君のどごさに黒え無地の羽織はねが、としゃべった。
「セルだば、あるんた。」
昭和五年の十月二十日、東京の街路樹の葉っぱこは、風さ散りがげちゃあ。
「まんだセルでも、をかしくねが。」
「たんげお寒ぐなってがらでも、黒え無地だば、おかしけたごどはねえびょん。」
「んだが。見せで呉れ。」
「おめが着るんだか?」
角帽ばあみだにがぶってろ、袖口がぼろちいの学生服ば着ちゃあ。
「んだべし。」
差す出さぃだセルの羽織ばその学生服の上さがばっど羽織ってろ、「短けぐねが。」
五尺七寸ほどの、痩せでひよろ長え大学生だったとこで。
「セルのお羽織だば、わんつか短けえほうが。」
「いいんた。なんぼだべ。」
**掲載の論拠**
著作権は作者死後50年経過すると消滅する。
(法的見方を変えれば、70年という意見もあるが。)
よって太宰治氏は昭和23年(1948)に亡くなったため、現在2019年において問題ないと考えられます。
http://www.cric.or.jp/qa/hajime/hajime3.html
なお太宰治の著作を取り扱う団体である ”津軽カタリスト” 代表の平田成直様にも確認を取っており、特に問題はないとの回答を得ています。
https://twitter.com/shigechas1971