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blues

作者: 浦賀介祐

もし許されるのなら

とけてしまいたい

あの海に

青く

そして深く

ブルーな私なら

きっとできるはず

ずっと底へ……

沈んで……


もし出来ることなら

とけてしまいたい

この海に

静かに

そこに居て

あの海月よりも

きっと上手くやる

ただ透明に……

単純に……


もし踏み出したなら

とけてしまうでしょう


なのに


どうして?

何故手は震えるの?


どうして?

何故足は進まないの?


どうして?

何故口は助けをこうの?


ああ……


冷たい……


寒い……



もしやり直せるのなら……

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