表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ひきこもり娘たちの更生員2  作者: 日本のスターリン
5/11

4章 ジャイアンたこ焼き

 秀一はアキリサの元を訪ねた。


「お帰りなさい。お兄ちゃん。」

「今日は僕がたこ焼きを焼いてみたぞ。巨大なたこ焼きだ!名付けてジャイアンたこ焼きだ!」

「まぁ!美味しそう!具は何が入ってるの?」

「全部お菓子が入っているスイーツ系のたこ焼きだ!!まず一つ目はシュネッケン、二つ目はサルミアッキ、三つめはジンギスカンキャラメルだ!」

「どれも聞いたことが無い名前ね。さっそく食べてみようかしら。」

「まずはシュネッケンたこ焼きから。」

「いただきます!」


 パクッ!


「!?」

「お味はどうだ?」

「タイヤ……。……みたい。」

「たい焼きみたいに美味しいか!そうかそうか!」

「……………。変わった味ね…。」

「独特な味だろう!」

「次もどうぞ!サルミアッキたこ焼き!」


 パクッ


「!!!???」

「ほろ苦さが…。」

「濃いコーヒーのような苦さが美味しいか!」

「え!?ええ…。」

「最後はジンギスカンキャラメルたこ焼きだ!」


 パクッ………


「脂の塊を食べてるような…。」

「脂がのったお肉みたいで美味しいか!そうかそうか!」

「…………そうね。」

「これから毎週ジャイアンたこ焼きを持ってきてあげるぜ!」

「!!!!!!!!!!!?」

「おいおいうれし泣きするなよ!」

「え、え、え、遠慮しておくわ!こんな大きなスイーツたこ焼きを毎週食べてたら太っちゃうもの!」

「そうか~?残念だなあ~。まぁ、お前運動しないからな。仕方がないか。」


 妖怪の味覚は魑魅魍魎なのである。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ