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ひきこもり娘たちの更生員2  作者: 日本のスターリン
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1章 鷲頭イチゴ

「「きゃあああああああ!!!!」」


 突然二人の悲鳴が響き渡った。秀一が悲鳴の聞こえる部屋に駆けつけた。


「どうしたローサ!」

「知らない人が全裸で私の部屋にいるの!」


 そこには鮮血のように真っ赤で10m以上ある長い髪を体に巻き付けた全裸の美女が立っていた。かなりの爆乳であり、スリーサイズが124cm/55cm/81cm、のXカップである。顔はとても美しく、例えるなら「こちら葛飾区亀有公園前派出所」に登場する美女キャラのようなルックスだ。


「こんな廃墟に人がいたなんて!」


 そう言うとその美女は一目散に逃げ出そうとした。


「待て!」


 秀一はその美女を蹴り倒して捕まえた。その美女は顔面を地面に強打した。


「いた~い!何するのよ!」

「僕、秀一。ここの神主だ。ここではいじめや迫害にあったり、親に捨てられたりした女の子を面倒見ているんだ。お前ももしかして…。」

「ええ。私は、鷲頭イチゴよ。あなたの言う通り、私は十数年前にこの山で親に捨てられたのよ。」

「……は、は、……はじめまして……私はローサよ…。」

「私はこの命より大切な長い紅い髪を理由に、この地域の人々から差別やいじめを受け続けてたから山から出るにられず、人気のないこの山でずっと生活してたのよ。」

「ここは、昔から猫又の妖怪が出ると今でも信じられていて、人が誰も寄り付かないからな。」

「ずっとこの山で暮らしてたけど、私の住んでいた洞窟が土砂崩れで崩れてしまったから新しい住処を探してたらここのたどり着いたの。」

「ここにはお前のような人間が7人も暮らしている。お前で8人目だ。お前にさっそく部屋と服を用意しよう。」


 秀一はイチゴに服を渡し、空き部屋に案内した。



「ここがお前の部屋だ。」

「ありがとう。」

「長い野生生活で髪が傷んでいるだろう。このクシを貸してやろう。」


 秀一は妖力を込めたクシをイチゴに渡した。イチゴはさっそく自慢の赤髪を大切そうにとかしはじめた。


「すごいわ!私が命より大切にしてきた長い髪の毛がサラサラつやつやになっていくわ!これでキューティクルも完璧よ!」

「流石自慢の髪の毛だ。本当に美しすぎる。」

「うふふ!そんな事言われたの初めてよ!このクシすごいわね!」

「僕は超能力が使えるんだ。そのクシには僕の念を込めてある。髪の回復の効果があるのは3日限りの使い切りだ。くしに念を込めるのには僕の身体にも負担がかかるからあまりできないんだ。後はこれで自由にお手入れしてくれ。」


 秀一は高級シャンプー・高級トリートメント・高級コンディショナーをプレゼントした。


「まぁ!ありがとう!」

 

 イチゴは大きい胸をぷるんぷるーんと揺らして、秀一に抱き着いた。大きな胸が秀一の顔に当たった。


「やめろ!」


 秀一はイチゴの顔を顔を引っ掻き回した。


「きゃあああ!!!私の命と同じくらい大切な美しい顔が~!」

「セクハラをするからだ。」

「胸が顔に当たったくらいでオーバーねー。っていうかあなたのその爪どうなってるのよ!猫の爪みたいだったわよ!」

「これも僕の超能力だ。爪を猫のように出したりしまったりできる。ここにいる娘はみんなこの爪で顔を引っかかれている。」

「それがあなたなりの愛情表現なのね」

「か、か、か、勘違いするな!!」


 秀一は顔を真っ赤にしてイチゴに電撃を浴びせさせた。


「ああああああん!!!これもあなたの超能力なのね~!」

「そうだ。」

「もう~照れなくていいのに。」


 イチゴは秀一の手を掴み自分の大きなおっぱいを揉ませた。


「やめんか!」


 秀一はイチゴに30連続の往復ビンタを食らわせた。


「いたたたっ!もぅ、うぶなんだから!好きな男の子に胸を揉まれると胸が大きくなるのよ!だから遠慮なく揉んで頂戴!」

「これ以上大きくしてどうするんだ!」

「Zカップを目指すわ!私の胸はまだまだ成長途中なのよぉ~!」

「自分のスリーサイズがなぜ分かるんだ?」

「私は小さいころから胸が大きい子だったの。だから大きいバストを測る為にメジャーを常に携帯していたのよ。これで身長よりも長い髪の毛の長さも測る事ができたわ。今はメジャーの何倍もの長さにまで伸びてるから測れなくなったけれど。」

「捨てられた時にメジャーを持っていたわけか。」

「その通りよ。」


 イチゴは自慢の長い髪の毛を秀一の首に巻き付けた。


「!?」

「あら?嫌がらないのね。なんだかうれしそう。」

「うへへ、気持ち良いのう。」

「あなたが髪フェチだとは知らなかったわ。」


 秀一は我に返った。そしてきびに巻き付けられた髪の毛を解いた。


「とにかく話はこれでおしまいだ!失礼する!」

 

 秀一は自分の部屋に戻っていった。


(赤髪のマフラー気持ち良かったなぁ……。)

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