漫画やアニメやラノベってちょくちょくツッコミたくなるところあるよね
レナードとその従者のアーノルドは今、馬に乗り荒野を駆けている。
双眼鏡を覗く。前方には敵一人。あちらも馬に乗ってこっちに向かってきている。
襟あたりについた小型マイクで本部と連絡を取る。
「残り三秒で敵と接触!敵の詳細を送ってくれ!」
アーノルドは思った。三秒じゃ無理だよね?と。
手首の腕時計のような機械から敵の詳細が空中に映し出された。
アーノルドは思った。小型マイクとか空中に情報を映し出す機械があるならなんで馬なんかになってるのか、と。
「敵はまだ少年か。俺より十歳くらい下か。手加減はせんよ」
レナードとアーノルドは馬から降り、待ち構えた。
敵もレナード達のところまで着き、戦闘態勢に入った。
やはりまだ幼い。
「年上だからって手加減はいりませんからね!」
敵はそう言うといきなり襲いかかってきた。
鋭利な刀がレナードの頭上から振り下ろされる。
もう顔のすぐそこまで刃がきている。
一瞬左に避けようとした。
しかし相手は左手で初めの刀を振り下ろし、右手はもう一本腰に備えられた刀を抜き取る動作に入っていた。
レナードは左に避けかけていた体を右に傾け、相手の攻撃を避けた。
「なにっ」
アーノルドは思った。さっきのおそらく現実だったらレナード死んでるぞ?と。
「残念だったな。経験の差っていうやつだ。お前みたいなあまちゃんに負けてたまるかよぉ!」
今度はレナードから仕掛ける右手に持った刀を地面と平行に左から右に振り払った。
相手の腹部まで刃が近づいたため、レナードはもらった!と思った。
しかしそんなに甘くらなかった。
「そんな単調な切りが僕を捉えられると思ったのか?あまちゃんなのはあなたじゃないですか?」
そう言って後ろにバックステップをしてかわした。
アーノルドは思った。現実だったら話してる間に腹真っ二つだぞ?と。
敵が再び正面から来るのをレナードも正面で迎え撃った。
二人の体の間で刃と刃とが重なり合って嫌な音を立てている。
力で押し合っている。漫画やアニメでよくあるシーンのようだ。
「俺が貴様みたいなちびっこに力で負けると思うか?」
「逆に聞きますけどおっさんがまだ若い僕に力で勝てると?」
「ふっ、馬鹿言うな。俺はまだ二十九歳で決しておじさんなんかじゃないぜ」
「すみませんが俺たちの年齢からするともう十分おじさん、いや、おじいさんなんですよ」
「おいおい、全国の二十九歳に謝れよ。まぁ、許さんがな」
レナードは相手の刀のうち片方を弾き、吹き飛ばした。
アーノルドは思った。お前ら話しすぎ、と。
二人は一旦距離を取る。
「こうなったら」
レナードは言った。
「必殺、千連突きをするしかないようだな」
「なに、千連突きだと⁉︎」
アーノルドは思った。なんで技名言っちゃうかなぁ、と。
「くらえ千連突き!」
レナードは自慢の瞬発力で敵との差を詰め、敵の胴を連続で突こうとした。しかし相手はレナードの頭上を越える大ジャンプで一気にレナードの後方まで来た。
アーノルドは思った。技名言ってなかったらワンチャン決着ついてたんじゃね?と。
「残念だったな。後ろはもらった。これで勝敗は決まったな!」
相手はそう言うと、レナードの背中に向けて刀を突く。
「なっ、後ろだと⁉︎」
レナードは危機一髪で右に前転をする形で避けた。
アーノルドは思った。後ろもらったとか言わず、無言で攻撃してたら本当に勝敗ついてたんじゃね?と。
仕方ない俺が行くか。
アーノルドは不意をついて敵の背中を真っ二つに切り裂こうとした。
「いけ!アーノルド!そのまま殺せ!」
「後ろか!」
アーノルドは存在に気づかれた。
ズシュ!
しかしなんとか相手の背中に刃を刻むことができた。
しかしまだ命までは奪いきれていなかった。
「くそ!まだ死なぬか」
アーノルドは思った。あんたがなにも言わなかったら、確実に仕留める自信あったぞ?と。
相手のスピードが落ちた。
畳み掛けるようにアーノルドは敵の胸に突きをした。
相手は避けようとしたが避けきれずアーノルドの刀は肩に刺さった。
「やったか」
アーノルドは思った。無駄なこと言わなければ死んでたと思うぞ?と。
その後またアーノルドが畳み掛けるように連続攻撃をして相手は死んだ。
アーノルドは思った。レナード活躍した?と。
そして最後に思った。二次元ってやっぱりおかしい、と。
適当に書いただけなので、感想も適当で結構です。




