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シータθ A Tragety of THETA  作者: 緋色の糸
9/9

明日(あした)THETA Has Lost Him Future

 狭霧(さぎり)の卒業式が終わったあと、畦田(あぜた)姉弟と狭霧は3人で、開園したばかりの裏野(うらの)ドリームランドに行った。

 そこは、山の中に建てられたとは思えないほど、幻想的で近代的で魅力的な場所だった。

 3人は日が暮れるまで遊び尽くした。

 ジェットコースターもドリームキャッスルも観覧車もメリーゴーランドもアクアツアーも

 何度も行き、ペアを変えたりして、飽きるまで遊んだ。

 最後に行ったのはミラーハウスだった。

 あそこに行きさえしなければ、彼らに明日があったはずだった。

 最後に行ったのはミラーハウス。

 全てを逆さにするミラーハウス。


 ーーーーーー

「ミラーハウスでは、まるで鏡の中のモノと入れ替わったかのように、入る前と後では性格が一変する。」

 ーーーーーー


 そう、彼らは性格が変わって、いや、変えられてしまったのだ。

 畦田 (れい)は姉が大好きだったのが、疎ましくなり、

 畦田 霊那(れな)は来年が楽しみだったのが、狭霧がいない絶望に浸され、

 狭霧 椎名(しいな)は霊那以外の人に恋するようになってしまった。

 そして、全員の運命は狂ったのだった。




 ところで、誰があの幼稚な文章を書いた紙を置いたのでしょう?

 ここまで読んでくださった方なら、わかりますよね?

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