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2話 混沌
拓也に連れられ弘吉は教室に着く。
「いったいどうしたんだ拓也?」
「この世界が終わってしまうんですよ! とりあえずテレビを見てください!」
そうして弘吉は拓也に言われるがまま教室のテレビに目を移す。
「な、なんだよこれ・・・」
弘吉はテレビから流れてきた衝撃的な情報に耳を疑う。
この世界は韓国人がある遺跡を掘り起こしてしまいあふれ出る禁忌 「混沌」によってこの世界は滅びに向かっているらしい。
「はは、ヒロさんもうおしまいなんですよ。この世界は・・・」
「なにを言っ!・・・」
弘吉は先ほどまで目を向けていなかったクラスメイトに目を落とす。するとみな口々に世界の終わりと韓国への恨み言を叫んでいた。
「い、いったいどうすれば・・・」
「ヒロさん・・・もうどうしようもないですよ・・・。現況の韓国は滅んでしまったらしいしいったいどうすれば・・・」
「そうだ!」
そう言うと弘吉はおもむろに鞄からポッキーを取り出すのであった。
一方そのころ・・・
「滅び行く世界を止めるために俺が動かなければならんか・・・」
そして一冊の本を開きつぶやいた・・・
「DragonBontan」