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外道屋の新規雇用

目覚ましが鳴り響く朝。俺は大きなあくびをする。眠気とこの世界の退屈さに。

朝食をとり、いつもと変わらない日常を送る。ただ、ひとつ変わったことがある。俺が高三になったということだ。…だから、何が変わるわけでもないが。

おおよそ、たいていの高校三年生というものは、いや実際どうかは知らないが、進学なり就職なり考えているだろう。しかし、俺には何もない。進学や就職…なんて全く考えてないわけで、そんなことを考えていたら終わってしまう毎日。

「はぁ…退屈だ」

そんな溜息が溢れる。むしろ、自分の将来を心配しているのではなく今この瞬間を退屈と考えている俺も随分なわけだが。そして俺はまたくだらない毎日へと足を運ぶのだ。

かったるい始業式を終え、さっさと帰る支度をする。部活には所属していないので、特にすることもなく家へと帰る。クラス編成には興味はない。自分のクラスがわかればそれでいい。放課後になり、名前すら覚えていない.クラスメイトに挨拶をせずに帰る。もう二年間も歩いてきた道、代わり映えしない風景。なのに、なのにだ――――今見える人は何かが異常で、何かが変だ。そいつは一般的な日本人の見た目をしている、自分より少し年上ぐらいだろうか。いわゆるイケメン的な風貌で、目の色が金に輝いていた。それ以外、普通のはずなのに何かが異様で異常。そいつは近づいてきた。そしてこういった。

「君は僕に興味があるのかい?」

「そ、そんなのあるか!」

嘘、こいつは何かが異常だ。それにただ、心の底から惹かれた(決して、BL的な意味ではない)。そいつは、そんな心を見透かしたように

「君はとても退屈そうな目をしていた。それが僕を見た瞬間、恐怖にも似た喜こびをしている眼になった」

驚きと嫌悪感で何も言えない。

「ところでさ、僕に興味あるなら僕の仕事を見に来ないかい?」

あまりに唐突すぎる。最初の言動もそうだが、理解不能だった。

「しょ、初対面の人間にいきなりない言ってんだよ! 意味わかんねぇよ」

焦りは口調に出てしまう。

そいつは少し考えるような仕草をすると何かブツブツ言っている

そして、こちらを見てくる

「な、何だよ?」

「君にはこれを渡しておこう。興味があるなら、そのホームページを開くといい」

そう言って、名刺を差し出した。

「じゃあ、気が向いたら…来な」

「お、おい!待てよ!なんで、なんで俺にこんなのを…?」

「大した理由はない。知りたかったら来るといい。暇を持て余しているのだろう?」

そうだけどさ。けど、変な奴の気持ち悪さとは裏腹に少しの期待があった。退屈とは無縁のところにいけそうな気がしていた。

早速、インターネットを開き名刺に書いてあるアドレスを確認する。よく見ていなかったから気づかなったけど、名刺なのに名前書いてねぇ。外道屋? どっかで聞いたことあるような、ないような? まぁとりあえずアドレスを入力する。

すると、注意書きが出た。

「このページを見るときは、周りに人がいないのを確認してください。」

なんだこれ。間違えてアダルトサイトにでも来たか? それはないか。まぁ、一応両親は共働きだし、兄貴も働いてるから夜遅くまで帰ってこないし。別にいいだろ。

クリックすると、

「うわッ!」

血まみれの女の子が絶叫を上げる映像が出てきた。

その弾みで椅子から落ちてしまった。

「痛つ…」

起き上がろうとすると、笑い声が聞こえる。幼い少年のような、声がした。

「こけてやがんの。こいつ、だっせぇ」

ちょっとイラっとした。

「おい、俺のことを笑ったガキ、どこにいやがる!?」

「そんなこともわかんねぇのかよ。めのまえにいるだろうが」

「何ぃ!?」

パソコンの画面を見ると悪魔みたいな格好をした子供が映ってた。しかも、画面内を自由にごき回っている。

「はぁっ!? どういうことだよこれ!? おかしいだろ! いろいろと!」

「だめだめなにいちゃんだなぁ。このていどでおどろいてちゃぁ」

「だって、おかしいものはおかしいだろ! 何でマイクもカメラもセットしないのになんで会話できるし認知できる!?」

「うっさいなぁ。えーと、おれはいわゆるAI。人工知能ってやつだよ」

答えになってねぇ。

「確かにAIってのはすごいと思うが、お前が見えたり聞こえたりするのは説明できてないぞ」

「そうゆうのはわかんないよ。仮に説明できてもおまえなんかじゃ理解できないよ」

またしてもイラっとさせられた

「そうかい。で、目的は何だ?」

「おぉ、そういえばわすれてた。このページの案内だよ」

「ページの案内ってなんでお前が?」

「そんなの、それがおれの役目だからにきまってる」

「役目? 悪魔の格好したAIが?」

「おう、神にいわれて」

「神って、おい、誰だよ? お前を作ったやつか?」

「そうだ。 ちなみににいちゃんにアドレスを渡した奴やつでもあるよ」

「あいつが神? 笑えねぇ冗談だ」

「じっさいに神かどうかは知らないけど、間違いなく世界一の頭脳の持ち主だよ」

「実際、こんなこと出来るてるんだからすげぇとは思うよ。 で、ページの案内してくれるんだろ?」

「いわれなくてもわかってるよ」

そう言って画面に何かを表示させた

この悪魔小僧の言うには、神と呼ばれてる奴は外道屋というう会社を興しており、何でも屋いわゆる万事屋をしているようである。特に盗みや復讐などといった悪事に手を貸すらしい。しかし、請け負うには条件がある。一つは言うまでもなく金である。もう一つは決して人は殺さないこと。もちろん外道屋が殺しに手を出すのもNGである。さらにもう一つは必ず外道屋の名前を使うことである。そして、奴がこのようなことをしてきた理由は、…俺を雇用することだった。

「俺を雇用してくれるってのか?」

「あぁ、そういうことらしいよ」

「確かに進路が決まってない俺には嬉しいことだが非合法だろ?」

「知らないよ。 神のやつに教えてこいって言われただけなんだから」

「わかった。 それじゃあ、この住所に明日行ってやる」

「じゃあ、にいちゃん画面に映ってるQRコード読み取って」

「わかった」

スマホでQRコードを読み取る、するとあの悪魔小僧がパソコンの画面からスマホの画面に移ってやがる。

「なんじゃこりゃ」

「なんじゃこりゃとはひどいなにいちゃん。 明日、案内してやろうってのに」

「あ、あぁ、それはありがとう」

それにしても、驚きまくりだぜ。にしても思ったが

「なんで、お前は俺のことを兄ちゃんって呼ぶんだ?」

「うーん……気分…。 何かおまえともいったけどなんかあわなかったから、そうよぶことにしたらいがいとあってた」

弟や妹がいないからこういうのは少し嬉しい…かな。最初は生意気でふざけたガキだと思ったがなかなか可愛げのある子どもだな。

「そうか。そういえば、お前の名前はなんていうんだ?」

「名前はないよ。 神や俺と同じAIは悪魔君とか悪魔ちゃんとか呼ぶけど…」

な、なんてそのままなネーミングなんだ…

「嫌じゃないのか?」

「べつにいやじゃないよ。 でも、ちゃんとした名前が欲しいかなとは思う」

「それだったらお前の言う神のところに行って、名前考えようぜ」

「にいちゃん…たまにはいいこというな」

「たまにはって、まだあって間もねぇだろうが!」

やはりちょっとムカつくガキだ。

翌日、俺は今までにない気分を味わっていた。今までにないウキウキとした感じだ。

だが、今現在一つ困ったことがある。 コイツ、電源切っても問答無用で喋りやがる…!

「なぁ、にいちゃんどこにいくんだ?」

「学校だよ。 というか黙ってろ。 変に思われるだろうが」

「いいから黙ってろ。 めんどくさいことになるのは嫌なんだ」

「ちぇっ、わかったよ」

「よし、いい子だ」

ようやく学校に辿り着き教室に入って、とりあえずはこれで危機を脱出できるかな? 

と思っていたら

「なぁ、お前昨日と雰囲気がかなり変わってないか?」

と名も覚えていないクラスメイトに話しかけられた。

内心ギクッとしたが出来うる限り平静を装い

「そ、そんなことねぇよ」

「そうか?」

とそのまま立ち去った。

これで一安心かと思いきや、ホームルームで担任がひとりの男を連れて入ってきた。

「……!!」

思わず叫んでしまいそうになる。

そいつは見覚えあるというか、ありすぎて困る。

なんで、なんで……外道屋の奴がきてんだよぉ…!

「初めまして。 神宮路光士といいます。 親の都合で急遽この街に越してきました。 皆さん、よろしくお願いします」

「じゃぁ席は、窓際の一番奥でいいな」

「はい」

ってそこ俺の後ろじゃねぇか! つーか、こいつ同い年だったのかよ。

「初めまして」

初めまして? 一回あってるだろうが。

だが、前にあった時とは二つ違うところがある。

一つは、あのよくわからない異常な感じがしないこと。もう一つは眼の色が黒だということだ。あの時はただカラーコンタクトでもしていたのかもしれないが、どっちにしろ変だ。

「お前、俺と一度あったことあるだろう?」

「いいえ、僕があなたと会うのは初めてですよ」

僕、『が』? なぜそんな風に言う? なんて思ってたら、クラスメイトが奴を囲った。

まぁ、ありがちすぎる展開だ。

そんな調子が放課後まで続き、まだ聞きたいことがあるんだけどな…、なんて思いつつ、何故ずっと奴の周りに居るんだ? とも思った。近くにいる俺としてはなかなかに気分が悪い。

数分後ようやく、奴と話せそうな状況になった。

「ちょっと話したいことがあるんだが、いいか?」

「いいですよ。 なんのことだか、だいたいわかっているつもりですから」

「じゃあ聞くが、お前は今日俺に会う前から俺のことを知っていたのか?」

「はい。 そうですよ」

「やけに軽いな…」

「えぇ、別に隠すことでもありませんからね」

「で? お前とあいつの関係はなんなんだ?」

「あいつというのはおそらく僕と全く同じ見た目をした金の眼の人のことでしょう?」

「あぁ、そうだ」

「あれ、僕です」

「はぁ? お前さっきと言ってることがおかしいぞ」

「正確に言えば、中身が違うとでもいうのでしょうか」

「中身が違う? 二重人格とかか?」

「違いますけど、まぁ似たようなものです」

「で、お前はそいつが何をしているのか知っていると?」

「知っているもなにも全面的に協力させてもらってますよ」

「それで?転校してきたのには理由があるんだろう?」

「ご察しの通りですよ」

「俺の様子を見に来た…と?」

「その通りです。 まぁ、悪魔くんを連れてきている時点で付いて来て頂けると思っていますけどね」

「ちょっと待て…付いて来てくれるって? っていうかなんであいつがいること知ってんだ!?」

すると光士はスマホを取り出し、何かをしている

「何してんだ?」

「メールです」

ピロリン

あれ? 着信が…

「ハロー!」

あの悪魔小僧が出てきやがった。

「なんで出てきてんだよ!?」

「えっ? だって光士の奴がもうういいって…」

俺は、はっ! とする

「お前…何で俺のメアド知ってんだ…?」

「何でって、それはもちろん悪魔くんからですよ」

悪魔小僧がやったのか!

「お~ま~え~な~…!」

「別にいいだろにいちゃん。メールに履歴何も入ってなかったしさ」

「おまっ! 何言って!?それに、それはなんの関係もないだろうが!」

「へぇ~。 それはそれは。 まぁ、ドンマイです」

「変な憐れみはやめろ!」

「落ち着いてください。 今重要なのはあなたが来てくれるかどうかです」

話をそらされた気がするが、気にしないでおく。気にしない方が自分のためな気がする。

「そうかい…。 いいよ。暇だし」

「さすが」

「それは馬鹿にしてるのか?」

「いいえ。 全くその様なことはありませんよ」

「なぁ光士~、その話いつまで続くんだ~?」

「もう終わりますよ、悪魔くん。 それでは案内頼めますか?」

「もちろん」

悪魔小僧にGPSで案内してもらいながら歩いているとふと一つの疑問がでた。

「なぁ、お前は外道屋までの場所を知らないのか?」

「大体の位置はわかるのですが、入口が毎回変わるので一発で付くのが難しいんです」

「…? どうゆうことだ?」

「行けばわかります」

そうこうしてるうちに、雑居ビルに着いた。書いてあった住所と違うような…。

「ここがそうなのか?」

「いえ、違います」

「じゃあ、なんでここで止まるんだよ」

「すぐにわかります。 悪魔くん」

「わかってるよ」

悪魔小僧が画面から消えたと思ったら、目の前が真っ暗に、というかこの感覚は落ちてるッ!なんて考えてる間に地面に落ちたようだ。下が柔らかい素材で出来ているのか痛みはなかった。というか…

「何でこうなるって言わねぇんだよ! ビックリしただろうが!」

「え? ダメでした?」

「いや、普通に考えてダメだろ」

「まぁまぁ、気にしないでください。 ほら前を見てください、目的地ですよ」

「え?」

目の前にはそんなに広くないが小奇麗なオフィスにデスクがあり、その上にはデスクトップパソコンが置いてあった。…これだけ?

「これだけとは失礼じゃないか? 君」

「だってあんな大掛かりで…って、あれ?」

俺さっき口に出してない。っていうか今喋ったの誰だ?

「そう不思議がらないでよ。 君とは二度目の対面なんだから」

その声は前のほうから聞こえた。前にはパソコンしかないのに。

そう思ってたら前の背を向けていたパソコンの画面がこっちを向いた。

その画面の中には女の人が映っていた。動画とかではなく、悪魔小僧と同じように動いていた。

「二度目の対面ってあんた、女っていうかAIだったのか…!?」

ついタメ口になってしまった。一応、上司になる人かもしれないし敬語使っとかないとな。

「違うよ。私は元神だよ」

「もとかみ…?元上さん?」

「名前じゃないよ。 正確には元悪の神だけどね」

「元悪の神って…なんですかそれ?」

「そのまんまの意味だよ」

「いや、わからないですよ」

「まぁまぁ、気にしな気にしない」

この人の相手をするのは面倒くさそうだ。

早々に話を切り替えて、最も気になることだけを聞くようにしよう。

「じゃあ気にしません。 だけど俺をここに呼んだ理由はなんですか。 まだ聞いていないんですが?」

「あれ? 言ってない? 単刀直入に言うとね…あなたを外道屋にスカウトしようと思って」

「雇用してくれるってのは聞きましたが…スカウト……何故…?」

「うーん……直感?」

なんかぶりっ子のような仕草をしている。

「直感…ねぇ。 俺もアンタの雰囲気に惹かれましたけど…」

「あら、それはうれ……………しくない」

うん?

「ねぇ、あなたって…ホモ?」

はっ??

「なっ、なわけあるかぁ!!」

「えー!? だって光士君の雰囲気を見て惹かれたんでしょー!?」

「違うっ! 上手く口では言えんが…それに惹かれたってのはそういう意味じゃないし、ついでにその雰囲気を感じたのは、お前があいつの中にいる時だ!」

彼女は呆気にとられたような顔をしていた。

「……いやぁ、冗談なのに…そんな熱弁しちゃって…可愛いわね」

「か、可愛いって…」

なんかスッゲー負けた気分だ

「はぁー」

「ため息なんてつかないでよ。 ちょっとからかっただけじゃない」

「もういいですよ。 気にしてません」

何か、最初会った時とイメージが違うなぁ。そんなことを考えていたら、彼女は上を向いて何かを考え事をしているようだ。

「そういえば、君の名前聞いてなかったよね?」

「ここまで振り回しておいて、未だに俺の名前知らないんですか?」

「別にいいじゃない。 ほら、名前名前」

「白城勇人です」

「勇人君かぁ。 いい名前だね」

「俺は名乗りましたけど、まだあなたの名前を聞いていませんよ」

「私? 私はねぇ、名前が無いの」

名前が…無い?

「というか、忘れちゃった。 てへっ」

「それはマジで言ってるんですか?」

「マジよ」

「呼ぶ時とかどうするんですか?」

「うーん…光士くんは私の事社長って呼ぶけど、悪魔くんたちは神とかご主人様とか呼ぶね」

「そ、そうですか…。そういえば名前で思い出したんですけどあの悪魔小僧に、ちゃんとした名前つけてやってくれませんか。 さすがに悪魔くんはひどいネーミングな気がしますよ…」

「別につけたかったらつけていいよ。 ただ私は考えない」

「…? どうしてです?」

「あの子達は私の子供のようなものだけど、名前というのは区別を付けるための記号であるのと同時に期待や願いを込めてつけるものだから。 私はあの子達に期待や願いがあるわけじゃない。 まぁ、頼りにはしているけど。 私は生みの親であってもあの子達い名前をつける資格はない。 もし欲しいのならあの子達で考えてもらいたいの」

「別に名付ける資格がないなんてことはないと思いますけど」

「そういうけど、私はあの子達を見たまんま呼んでるだけだし、気にすることじゃないのよ」

「少なくともあいつは、嫌じゃないけど気にはしてるみたいでしたよ」

「ならあなたが考えてあげればいいわ」

「そんなこと急に言われても思いつきませんよ」

「それなら時間をかけてゆっくり決めるといいわ」

「はぁ…」

「ほらほら、またため息つかない。それと、名前考えるんだったら、天使ちゃんの方も考えといて」

「えっ?」

確かにほかにAIがいるとは聞いたけど

「なんで会ってもない奴のことを考えなきゃならないんですか?」

「ついでよ、つ・い・で! それにこれから同僚になるんだからそれぐらいどうってことないっしょ?」

AIとはいえ、一個の知能ですよ!? 適当過ぎやしませんか!? 

もういい! 切り替えていこう。

「もう一つ質問、いいですか?」

「はい!、何?」

「なんで、光士の奴には考えさせないんですか?」

「彼は考えようとしてくれない………っていうのもあるけど…気分?」

せめて前者の理由だけにしてほしかったッ!

「そんな顔しないでよ。 まぁ、機会があれば直ぐにでも会うことになるわ」

疲れて一息つこうと周りを見ると光士の姿がなかった。

「あれ? あいつ空気になってんなーと思ったらいなかった」

「あぁ、それはあなたと二人っきりで話したかったからお願いしたの。 悪魔くんも口出ししてこなかったでしょ?」

「確かに」

「質問は以上かな?」

他にも気になることはあるが…

「はい。大丈夫です」

「それじゃあ、ガンガン働いてねぇ」

「はい! 頑張ります」

「うん! いい返事だ。 あっ! 二つ言い忘れたんだけど、連絡は必ず悪魔くんか光士君を通してするっていうのと、勇人君が学生の間は研修生ってことで」

「研修生…ですか?」

「うん。 特に違いがあるわけじゃないけど、命の危険性が少ない!?みたいな?」

みたいな?って

「配慮してくれてありがとうございます。 確認しますけどもうそれで全部ですよね?」

「うーん…これで全部だよ…………たぶん」

「今、たぶんって言いましたよね?」

「言ってないよ! ただの幻聴だよ!」

「はいはい、わかりました」

この人も面白いな。ホント、神だとか意味の分からないこと言うけどそこがいいのかもしれない。

「それじゃね~。 明日、楽しみにしててね」

「はい。 さようなら」

楽しみってなんだろ?そう思っていたらパソコンの画面が消えた

「あっ」

……出口…………どこだ…?


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