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プロローグ
前回書いた作品と同じようにこれも完結させるのが目標なので大して面白くないかもしれません。それでも読んでいただけると幸いです。前回とは全くテイストも変えていますので、どうか楽しんでください。
退屈だ…。
別に何かが嫌いなわけでも、不満があるわけでもない。ただ、退屈なのだ。
不安も絶望もないが夢も希望もない。何もない世界。少なくとも俺が今そう思っている。
事件が起こって欲しいわけじゃない。平和が嫌いなわけじゃない。
世界に色彩がない。俺には見えない。喜びも怒りも哀しみも楽しみもない。
あるのはただ変化の起きない世界に退屈を感じてる俺とそれ以外の存在
時間がただ去っていくだけにしか感じられないこの世界に存在して何の意味があるのだろう?
そう考えても、別に自殺を考えたりはしないし、この世界を変えようと思っているわけでもない。それでも、世界の色彩を望んでいるのだ。俺だけにしか見えない色を。
何もせずに何かを得ることができるなんて少しも思ってはいないが何をすれば自分自身が満足できるのかはわからない。そして、自分に出来ることなんて暇を潰すことぐらいしかなかったのだ。だが、ある奴との出会いが俺の映る世界に色彩を与えた




