表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/8

Tachyon:4 それはアリ!?

 上を見て、目が点になっているアビスとレオン。いったい上に何があるんだろう。僕は上を見上げてみた。でも、上にあったのが大きい球体。あれはいったい何。

「おいおい。あれ、ありかよ。」

「そもそも、ここへ連れてきたのはどこの誰よ。」

「いやいや。僕はそう言ってない。少なくとも僕はそう言ってない。」

「は・・・早く逃げなきゃ。この場所だけじゃない。もっとほかの場所もヤバくなるじゃん。このときから1年ぐらい逃げなきゃ。」

逃げる。もっとこの場所にはいたいぞ。

「レオン。逃げるってどうして。」

「ノノ。見えないの。早く逃げないとヤバいの。空に見えるでしょ。あの黒い影。」

レオンは指差した。僕にだってあの大きな黒い影は見える。いったいあの黒い影が何なのだろうか。せめてそこが分かればいいんだけど。それにあの黒い影。そこまで大きさが変わっているようにも見えない。あの黒い影は突然現れた・・・。えっ。突然現れた・・・。

「はっ・・・早く逃げるよ。」

アビスがそう声を掛けた。そういうと上空の黒い影は消えて、あたりは前とは違う光景が広がっていた。

「ふぅ・・・。」

レオンとアビスは一息ついた。アビスは髪の毛がすごいことになってるし、レオンは地面に仰向けに空を見ていた。さっきのだけで疲れたのか・・・。僕の位置からちょうどパンツが見えている。

「はぁ・・・。もう、なんなのよ。」

「それにしても・・・。本当に突然だったなぁ・・・。」

「なぁ、一体なんだったんだ。それに、予の前でその髪型とパンツを見せているのは失礼だぞ。」

「なっ・・・。」

レオンは恥ずかしそうに顔を赤くして、スカートを手で押さえた。

「アビス。今何想像してた。」

「いえ。何も。」

「姉さん。予の質問がまだだ。パンツを見られたぐらいで恥ずかしがること。」

「ノノは男の子だから恥ずかしくないだけよ。女の子は違うんだからね。」

「・・・。」

とりあえず、さっきから僕の質問には誰も答えてくれない。

「さっきのですね。さっきのは隕石です。」

「隕石。隕石とはなんだ。」

「隕石っていうのは時空城から見える流れ星のことです。正式には隕石というのは地球に落下したものがそう呼ばれるだけです。最近だったら、ロシアに隕石が落ちたでしょう。あれですよ。」

とアビスが説明してくれた。でも、さっきからアビスはタメ口になった。失礼だぞ。

「でも、隕石ってあんなに巨大化。ロシアに落ちた隕石だってあんなに大きくないぞ。」

「それはそうでしょう。今はあの時代から46億年ぐらいも前です。このときに太陽系は形成されたと言われています。このときには地球に似ている岩石系の惑星になりきることのできなかった小惑星がたくさんあります。その小惑星の中でも、巨大なものこそ、さっき見たあの隕石なのですよ。隕石の大きさはこの時期では直径400キロが最大クラス。ノーマルサイズでも直径200キロはありますからね。もちろん。その大きさが時速何万キロというスピードで大気圏に突入してくるわけですから、大気なんて何の役にも立ちませんよ。」

アビスは今結構難しい話をしたと思う。僕の知識はもちろんここまでないが、なぜが理解できる。

「その話ののは理解してるの。」

レオンが不思議そうに聞いた。

「理解してるそうですよ。」

アビスが笑ってそれに答えた。

「アビス。あんたも昔から、こういうことが好きよねぇ。考古学者だったっけ。」

「の卵っていうところかなぁ・・・。でも、考古学だけにとらわれないですよ。結構科学の知識はある方だって思ってるから。」

と言った。

 まわりは煮えたいる溶岩みたいなのがある。一寸先も見えなかった景色はウソのように晴れている。空にはちょっと前に見た土星とおんなじように円ができていた。あの円はいったい何に成るのだろうか・・・。そこが気になる。

うん、やっぱり知らないほうがよかったね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ